☆星の王子へ☆

　１月２０日　１本の電話で知りました

　「弟が　亡くなりました。」　何を言っているのだろう

　つい　この前いつものように　話をしたのに

　いつもと変わらず　くだらない会話をして　笑って　最後に
　「早く遊びにおいで」って

　いつも通りの感覚でいたのは　自分だけだった　何も気がつかなかった
　何も感じ取れなかった。

　亡くなったのは　自殺だった。

　あなたは　最後に何を思った？　何を考えていたのだろう

　一人アメリカへ渡り　ＮＹ～ＬＡへ　語学を取得し　仕事をして　
　一から　築いた道。

　あなた程　自由に生きて　周りを振り回す人を　知らないよ

　出逢ってから８年半　恋人になってから８年３カ月　沢山の愛をもらった

　周りに　何と言われても　あたしにとっては　星の王子だった

　暗闇の中にいた　あたしの手を引いてくれたのは　あなただった　

　あなたと一緒に歩く　太陽の下が　大好きだった
　海辺に　寝ころがり　一緒に見る星が　大好きだった

　あたしの好きなスケボーも本格的に始め　会うたびに上手くなってた　

　沢山の好きな事も　これからは　一緒に出来ない。

　どれだけ想っても　逢いたいと願っても　あなたにはもう逢えない

　これは　認めないといけない　真実。

　もっと　伝えなければいけない言葉があった。　

　「ありがとう。」　
　
　あなたが　沢山の言葉をくれるのに対して　あたしは　言ってあげられなかった。

　昔あなたは　何度か「俺が死んだら泣いてくれる？」って聞いたけど
　
　涙は無限にあることを知った。

　「無理しなくていいんだよ」って　泣く場所を作ってくれる　友達がいた。　

　
　あなたが　歩くのを止めた人生　あたしは　歩き続けていくよ
　あなたが後悔する位　楽しんで　生きていけるよう　努力する

　あなたは本当に　あたしのことを振り回すよ

　あたし先月　自律神経失調症になり　偏頭痛、睡眠不足で貧血になり　生理不順にもなり　
　一体　何重苦？　って　　満足ですか（笑）

　きっと　あなたのことだから　笑ってるだろうね。

　少し気持ちが落ち着いた今　ようやく言える

　今までありがとう。　２９年間の人生、その中で　出逢ってくれてありがとう。
　ゆっくり　休んでください。　心からご冥福をお祈りします。

　連絡をくれたお兄さん　あたしの心配をしてくれてありがとう。
　お母さん　あの子を産んでくれて　ありがとうございます。

　心配、迷惑をかけた人たち　周りにいてくれてる人たち　全てに感謝します。