危惧していること

2016-08-03 23:00:00 | 日々思うこと
ここ数週間 心重たいニュースが続いている
参院選での自民の圧勝 
新都知事の当選経緯
相模原での悲惨な事件

嫌な未来しか思いつかない

参議院での与党多数は全体主義への礎
新都知事は権力に目の眩んだ醜い姿
これだって全体主義への道程だ

今 私が何より気がかりなのが
措置入院の改正の流れだ
あの事件によって早急に
いや 決まっていたかのように進められている
こんな流れを見ると 
あの事件はヤラセであるというのもうなずけてしまう

精神疾患罹患の方々の処遇は人権侵害の歴史そのものだ
いかに彼らの人権が無視され虐げられてきたか
社会の役に立たないものは閉じ込めておけばいい
そんな浅はかな考えで強制入院の名のもとに
多くの方が閉鎖病棟で一生を過ごした
そのような人権侵害を解消すべく
現行の措置入院は 指定医二人の診断のもと
自治体の長の許可がないと勝手に人を入院させられないこととなった
この規定が緩まりでもしたら 
警察権限で入院要請なんてことになりかねない
それこそ 些細なことを理由に入院させられかねない
そしてそれを政治に悪用されたら……
全体主義がいかにも欲しい制度ができあがってしまうのではないか

本来的に今回の事件の問題は 上記のことではない
措置入院の解除(退院許可)が問題だったのだ
社会的入院(引き取り手のない患者が終身病院で過ごすこと)の増加で
入院を長引かせないための初動対応が重視され
安易な退院チェックシート的なもので退院できてしまうのだ
確かに社会的入院を減らすのは大事なことだ
だが 受け皿としての地域がない限り
今回のような暴走が起こってしまうのだ
退院許可の要件を厳しくすることは
社会的入院を減らすのと同じくらい大事なのだ

だがしかし!なのだ
退院許可を厳しくすることも政治的に悪用されたとしたら
ほんとうに恐ろしいことになっていくのではないか

措置入院の改正が 正当な形で運用されるように
願うことしか 私にはできない


措置入院に関する改正内容は
まだ 確認してないので
注意深く見守っていきたいと思う




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