the Heart of Horizon -地平の中心-Photo

変わらない日常と、変わりゆく世界。人は、世界に思いを馳せるとき物語となる

20150719富岡製糸場

2015-07-21 23:16:35 | 日記
20150719富岡製糸場

(ウチから)ふらっと行ける世界遺産

 毎年、日本の世界遺産が増えていっているような気がしますが、国内を再発見する上ではいいきっかけになるかと思います。世界遺産、というのは少々大げさな気もしますが、世界遺産如何にかかわらず、各地には光るものが多くあるかと思います。
 富岡製糸場は去年(2014年6月)、世界遺産登録されましたが、自宅からは比較的近い場所にあるためこれまで通過することはあっても、訪れることはありませんでした。ある種の大衆心理でしょうか、世界遺産になった途端、急に行きたくなってしまうのですが、1年経ってようやく見に行くことができました。

 富岡製糸場の門前通りは『城町通り』と呼ばれているのですが、これは製糸場付近の地名がかつて『城』と呼ばれていたことに由来するそうです。この通りには有料駐車場の他に多くのお店が居を構えているのですが、『おきりこみ(煮ぼうとうの一種)』や甘いスイーツ、カフェなどのお店が多く並んでいました。
 煮ぼうとうは埼玉県深谷市の知る人ぞ知る郷土料理でもあり、富岡製糸場の設立・建設に携わった渋沢栄一や深谷のレンガ職人など、深谷と富岡製糸場は色々と縁があったりするようです。

 製糸場から600メートルほど離れた上州富岡駅の近くには駅利用者・製糸場見学者向けの無料の駐車場があります。富岡駅では、工女を模した袴姿の女性が観光案内をしていました。どういうルートを巡るのかは分かりませんが、観光人力車で周遊することもできるようです。

 富岡製糸場ではベテランスタッフによる有料ガイドがあるのですが、この日行った時には地元高校生が無料の説明会を開いていました。フィールドワークの一環で、常時行っているものではないかもしれませんが、もし富岡製糸場を訪れた際に同様の説明会があれば、ぜひ一度足を止めて耳を傾けてみてください。