カキタメ

小説や日々の生活で思ったことなどを載せる予定

○○ブーム

2010-05-09 20:05:15 | 東方関係
 ふと、最近今ブームになっているのかなと思う現象があります。
 それは、「妖怪」です。

 日本では少なくとも江戸時代の頃から妖怪ブームが起きており、最近では10数年前がそうでした。90年代の半ばから後半にかけてのブームでは「ゲゲゲの鬼太郎(4期)」を始め、ジャンプの「ぬ~べ~」、高橋留美子の「犬夜叉」、「学校の怪談」などが流行りました。ホラーも含めるなら「リング」シリーズや「本当は恐ろしいグリム童話」も当時の作品です。
 更に遡れば、鬼太郎の3期の頃にはキョンシー映画がありましたし、70年代には口裂け女ブームなどがあり定期的に妖怪ブームは起きています。

 今回の妖怪ブームの走りというと、私の知る限りですが、フジテレビの深夜アニメ「怪 ~ayakashi~」や月9の「西遊記」の放送が始まった2006年だと思います。そこから簡単に年ごとにまとめてみます。(あくまで私の知っている範囲ですが)
 2006年 ・怪 ~ayakashi~ ・西遊記 ・妖怪人間ベム(アニメ)
 2007年 ・ゲゲゲの鬼太郎、第5期放送開始 ・実写ゲゲゲの鬼太郎放映 ・モノノ怪(怪 ~ayakashi~中の化猫の続編) ・映画西遊記放映 ・ひとりかくれんぼが流行し始める
 2008年 ・墓場鬼太郎放送 ・ぬらりひょんの孫連載開始(ジャンプ) ・実写ゲゲゲの鬼太郎2作目放映 ・アニメ劇場版ゲゲゲの鬼太郎放映

 まあ、こうしてみるとブームとはいっても有名どころは西遊記と鬼太郎関係くらいで、後は少々マイナーなアニメだけで大した流れでもないようにも見えます。実際、昨年は特に妖怪関連の大きな話はなく、鬼太郎も終わってしまい、このままひっそりと消えていくのかなと思っていました。
 ところが、今年に入り朝の連ドラで「ゲゲゲの女房」が始まり、「怪物くん」がドラマ化されました。更に「ぬらりひょんの孫」もアニメ化されるということで、再び息を吹き返してきた感じがいたします。
 果たして、これは大きな妖怪ブームの流れと捉えるべきなのか、それとも、単に妖怪作品が単発で続いているだけで、ブームと言えるほどのものではないのか。果たしてどちらなのでしょう?

 と、ここでちょっと視点を別のところに持っていきます。
 今まで今年がブームの山だ、山だ、と言われ続け、結局毎年その規模を拡大しているもの、「東方シリーズ」があります。美(?)少女達だけのシューティングゲームとして、一部のオタクから人気を集めていますが、よくよく考えてみれば、これも妖怪ものです。旧作シリーズも前回の妖怪ブームとほぼ同時期に発表されています。また、実際の人気拡大の原因はニコニコ動画での影響でしょうが、その時期は丁度今回の妖怪ブームの時期と重なります。
 そう考えると、今回の妖怪ブームが本当のものであるとすれば、東方人気というものも、妖怪ブームによって牽引されていると考えられはしないでしょうか? まあ、そもそもその妖怪ブームがあるのかどうかも微妙な点ですが、多かれ少なかれ、人々が妖怪などの怪奇現象に惹かれている面はあるのかなと感じます。



 果たして、今は妖怪ブームであるのか否か? そして、そうであるならば東方人気は妖怪ブームの影響下にあるのかどうか?
 皆さんはどうお考えになりますか?