異国の街角

エトランゼのつぶやき日記

ポーランド・チェコの旅 そのⅢ

2005-06-28 18:38:53 | Weblog
ポーランドの古都クラコフからで約1時間半、ナチスによって建てられた強制収容所のあるオシフィエンチム(独語でアウシュビッツ)へ。外は昨日とは打って変わって涼しい気候です。日本人でたった一人の中谷剛氏の説明を受けられ幸運でした。緑に囲まれた赤レンガの建物、外観は大学のキャンパスみたいですが、中には毒ガス室、靴、眼鏡、髪の毛が山のように展示されていました。約150万人の命が無造作に奪われた地に来て、人間の愚かさを感じました。





収容所をめぐらす鉄条網には380Vの高圧電流が流れていたそうです。錆びた鉄路に小雨が降っていました。



ガイド中谷剛氏 ポーランド在住8年になるそうです。とてもストイックな方でした。

さくらんぼ東根へ行きました。

2005-06-22 10:01:05 | Weblog
6月18日~19日私の属している俳句結社の主宰の句碑開きがありましたので、行って来ました。新幹線の駅名に「さくらんぼ・・・」と言うのはとても奇異に感じました。 でもそれだけ「さくらんぼ」に町をあげて取り組んでいるからなのでしょう。5年前から東根俳句会のメンバーが句碑の建立を望んでいてやっと実現しました。                  東根は出羽の楽園さくらんぼ  盤水 
さくらんぼ耀ふ中に句碑生るる 



東根小学校の校庭に樹齢1500年以上と推定される、高さ約28M根廻り約24M大欅がありました。
雲の峰育て太古の大欅



ビニールを掛け地面には銀色のシートを敷きより赤くより甘く丹精込めて育てたさくらんぼが丁度
摘み取りの最盛期でした。通りがかりの畑にお邪魔してその様子をみせていただきました。そして摘み取ったばかりの高価なさくらんぼを振舞ってくださいました。



さくらんぼ宝石のごと摘む男

出羽人のやさしさの味さくらんぼ


真夏日の山形でしたが楽しく心に残る旅でした。






ポーランド・チェコの旅 そのⅡ

2005-06-16 10:33:57 | Weblog
昨日までは33度の気温でワルシャワっ子も驚いてました。5月30日列車でクラコフまで2時間、修学旅行の小学生と同じ列車でお母さんとの別れで大騒ぎの一幕がありました。列車はコンパートメントで英国人、ポーランド人と私たちの8名で、英語でお喋りして盛り上がりました。
ポーランドの小学生



クラコフに着きでヴィエリチカの塩岩坑へ。1250年~1950年まで稼動していて今世界遺産となっいます。300Mまでエレベーターで下り更に坑道を歩きました。壁に指をつけてなめたら確かに塩味でした。 広い礼拝堂があり、シャンデリアも塩の結晶で作られています。塩製のテニスコート、レストラン等ありましたが、ここは暗くてお見せできる写真が撮れませんでした。

クラコフ市内の聖マリア教会 モンゴル族の襲来を告げる喇叭手がモンゴール兵の放った矢によって亡くなりました。その死を悼み今でも一時間ごとに塔の上から喇叭が響きます。私たちは夕方6時のを聞きました。次回は夕闇に包まれ喧騒の消えた広場で胸にしみ透るような喇叭の音を聞きたいものです。







ポーランド・チェコの旅 そのⅠ

2005-06-14 18:06:41 | Weblog
5月28日~6月6日まで旅をしました。成田から約17時間のフライトでした。ワルシャワでは緑に包まれたショパンの生家を訪ね、公園の野外コンサート、夜は王宮でのプライベートコンサートと優雅なひと日を過ごしました。

ワジェンキ公園 白い所でピアノを弾いています




王宮と演奏中の写真









「ラヴェンダーの咲く庭で」

2005-06-11 23:39:26 | Weblog
昨日、「ラヴェンダーの咲く庭で」を観てきました。日本中で渋谷のル・シネマのみの上映、そして前評判が色いろとあった映画なので(漂着したピアニスト、エリザベス女王号泣など)毎日12時頃にはチケットが売り切れるとの事です。私は9時半頃から並んだので一回目(10時半から)の8番目でした。1936年、イギリス・コーンウォールの小さな村に住む老姉妹と、暴風雨の翌朝海辺に漂着したポーランドの青年をめぐってのお話。私は先日ポーランドから帰って来たばかりなので、その青年にポーランド人特有の雰囲気をひしひしと感じました。ポーランド人は、皆少しシャイで温かな心根の方が多いように思います。観終わってじんわりとくる映画でした。