＜大リーグ＞Ａ・ロッド薬物疑惑、週内にも処分発表か
毎日新聞 8月1日(木)19時16分配信
【ニューヨーク小坂大】米大リーグ最高年俸のスター選手、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手（３８）が禁止薬物を使用したとして、米大リーグ機構（ＭＬＢ）から重い処分を科される可能性が濃厚となった。ＡＰ通信などが７月３１日に一斉に報じた。処分は週内にも発表されるとし、ロドリゲスの処分は最悪の場合「永久追放」とみられている。他にも１０人前後の選手の処分が発表される見通しで、米球界を揺るがす大スキャンダルへと発展しそうだ。
ロドリゲス以外で処分が取りざたされる有力選手は、レンジャーズのネルソン・クルーズ外野手（３３）、タイガースのジョニー・ペラルタ内野手（３１）、パドレスのエバース・カブレラ内野手（２６）ら。３人はともに今年のオールスター戦に選ばれている。
発端は今年１月の「マイアミ・ニュー・タイムズ」紙の記事。米フロリダ州マイアミ近郊のクリニック（すでに閉鎖）から、大リーグ選手らが検出が難しいとされるヒト成長ホルモン（ＨＧＨ）を含めた、競技力向上のための禁止薬物の提供を受けていたと報じた。
ＭＬＢは、手書きの顧客リストを残していたクリニックの代表からも証言を得て調査。いずれの選手も禁止薬物が体内から検出されてはいないが、ＭＬＢは証言などから処分に踏み切る模様だ。
クリニックの顧客として名前が挙がっていた２０１１年ナ・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）のライアン・ブラウン外野手（２９）＝ブルワーズ＝は、ＭＬＢから６５試合の出場停止処分を科せられ、受け入れている。ブラウンはＭＬＢの調査に協力したため、先行して処分が発表されたという。
「Ａ・ロッド」の愛称があるロドリゲスは大リーグ歴代５位の６４７本塁打を放っている強打者で、今季年俸は２９００万ドル（約２９億円）。今季は故障のため開幕から欠場している。ロドリゲスは０９年２月にレンジャーズに在籍した０１～０３年に禁止薬物の使用を告白したが、その後は一貫して薬物疑惑を否定してきた。
審判学校に164人応募＝女子含む17～64歳―プロ野球
時事通信 8月1日(木)17時40分配信
日本野球機構（NPB）は1日、新設した「NPBアンパイア・スクール」に、164人の応募があったと発表した。応募者は17歳から64歳で、女子も数人含まれている。今後、新規のNPB審判は同スクール修了者に限られる。
NPBの井野修審判長は「応募が殺到し、うれしいと同時に驚いている。宿舎などの関係で、残念ながら50人から60人に書類審査で絞り込まざるを得ない」と述べた。
スクールは12月18日から6日間、ロッテ浦和球場で実技や学科講習などが行われ、修了者の中から選ばれた者が、来春の12球団キャンプに参加。適性が認められれば、研修審判員として採用される。
本田のミラン移籍交渉中断＝CSKA幹部
時事通信 8月1日(木)8時58分配信
【モスクワ時事】サッカーのロシア・プレミアリーグ、CSKAモスクワのババエフ・ゼネラルマネジャー（GM）は31日、日本代表MF本田圭佑の今夏の移籍をめぐるACミラン（イタリア）との交渉は「現時点で中断している」と述べた。ロシア紙スポーツ・エクスプレス（電子版）が伝えた。
CSKAは今年末に契約が満了する本田に500万ユーロ（約6億5000万円）とされる移籍金を設定し、ミランと交渉しているが、折り合いがついていない。ババエフGMは「何も変化はない。合意の可能性があるとは思わない」と述べ、近く交渉が再開されるとの一部報道を否定した。
広島が首位守る…石原ハット、２位大宮突き放す
読売新聞 7月31日(水)22時19分配信
Ｊ１（３１日）――東アジア杯などによる中断が明け、後半戦が始まった。
前節首位に立った広島は、石原のハットトリック（３得点）で２位大宮との直接対決を制し、５連勝で首位を堅持。大宮は３連敗。３位横浜Ｍは、終了間際の失点で柏と引き分けた。新潟は、東アジア杯で活躍した日本代表ＦＷ柿谷らのＣ大阪を破り、今季初の連勝。仙台に競り負けた甲府は、連敗が８に伸びた。
ホワイトソックスの右腕ピービがRソックスへ＝米大リーグ
時事通信 7月31日(水)17時5分配信
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、レッドソックスは30日、3球団7選手が絡むトレードで、ホワイトソックスの右腕ジェーク・ピービ投手（32）を獲得したと発表した。
ピービはパドレス時代の2007年に19勝6敗、防御率2．54の成績を残しナ・リーグのサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）を受賞。今季は13試合に先発し、8勝4敗、防御率は4．28。
欧州１３選手に代表招集レター 負傷のハーフナーは見送り
スポーツ報知 7月31日(水)7時5分配信
日本サッカー協会は３０日、日本代表のウルグアイ戦（８月１４日・宮城ス）に招集する可能性があるという文書を送った、海外クラブ所属選手１３人を別表の通り発表。左太ももの筋肉を痛め、全治１か月の診断を受けたＦＷハーフナー・マイク（２６）＝フィテッセ＝が外れた以外は常連選手が名を連ねた。代表メンバーは８月上旬に発表される。
松井氏、星稜と“因縁”明徳か箕島との対戦熱望
サンケイスポーツ 7月31日(水)5時0分配信
【ニューヨーク２９日（日本時間３０日）】ヤンキースタジアムでの引退式典を終えた松井秀喜氏（３９）が、６年ぶりに夏の甲子園出場を決めた母校の星稜（石川）と因縁の深い明徳義塾（高知）、箕島（和歌山）との対決を熱望した。同氏は８月８日の全国高校野球選手権開幕当日に甲子園を訪れ、開会式などを見守る予定だ。
ヤンキースタジアムでの引退式典を終えて、一息ついた松井氏にとっての朗報は、母校・星稜が６年ぶりに夏の甲子園出場を決めたことだ。
「林監督と選手におめでとうと伝えたいです。開会式に行くので、彼らの入場行進を目の前で見るのを楽しみにしています。ぜひ、明徳義塾か箕島と対戦してもらいたいですね」
同校の指揮を執る林和成監督（３８）は１学年下の後輩だ。松井氏が５打席連続で敬遠された１９９２年８月１６日の明徳義塾戦には、「２番・遊撃」で出場していた。「敬遠も作戦の一つ。おかげで一度もバットも振らずに話題になった」と松井氏は振り返るが、当時は仲間とともに明徳義塾に対して複雑な心境を抱いていた。対戦があれば「今度こそは」と願っているはずだ。
箕島との因縁は松井氏がまだ５歳だった１９７９年８月１６日。得点しては追いつかれ、延長十八回の末に敗れた伝説の一戦だ。松井氏も「もちろん壮絶な戦いぶりは伝え聞いてきました」という。夏の甲子園での対戦はその後実現していない。今回の箕島は当時監督だった故尾藤公氏の長男、強氏が指揮を執って初めての出場。新たな時代を予感させる。
すべては８月５日の組み合わせ抽選会しだい。果たして、松井氏、さらにはファンが望む“夢対決”は実現するか－。
日本が2次リーグへ＝バレー女子
時事通信 7月30日(火)23時26分配信
バレーボール女子の18歳未満による世界ユース選手権は30日、タイのナコンラチャシマで行われ、1次リーグB組の日本はギリシャを3―1で下し、通算3勝1敗の勝ち点8で同組1位となり、各組4位以上による2次リーグに進出した。
【陸上】ボルトが配慮「桐生に重圧かけないで」
スポーツ報知 7月30日(火)7時5分配信
陸上男子短距離で１００メートル、２００メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト（２６）＝ジャマイカ＝が２８日、ロンドン市内で会見。モスクワ世界陸上（８月１０日開幕）日本代表で、日本人初の男子１００メートルで９秒台突入が期待される桐生祥秀（１７）＝洛南高＝に対し「大きな重圧をかけないでほしい」と配慮を求めた。
ボルトは桐生について詳しくは知らないとした上で「１７歳というのはこの先、長い競技人生が待っている。十分な時間をかけて陸上を楽しむべきだ」とアドバイスをした。桐生は３０日から高校総体（大銀ドーム）に出場。８月上旬にモスクワに入る。
短距離界ではドーピング問題が相次ぎ、タイソン・ゲイ（３０）＝米国＝ら、ライバルが陽性反応を示したことに、ボルトは「衝撃を受けた。何かの間違いだったと思いたい」と心配そうに語った。
上村・全柔連「８月総退陣」、３０日に表明へ
読売新聞 7月30日(火)3時16分配信
公益財団法人・全日本柔道連盟（全柔連）の上村春樹会長（６２）が８月中の辞任と、副会長、専務理事ら計５人の執行部総退陣を３０日の臨時理事会で表明する。
執行部を含む複数の理事が２９日明らかにした。全柔連は内閣府から８月末を期限に理事会、評議員会など組織の立て直しを勧告されており、会長らがすぐに辞めないで退陣を引き延ばせば、対応が間に合わない可能性がある。最悪の場合、全柔連は公益認定が取り消される。
都道府県の代表らで組織する評議員会は、理事会後に臨時会を開いて会長以下理事２３人の解任議案を協議するが、反対多数で否決される見通し。
了徳寺健二・評議員（千葉）らは、新任の外部理事ら６人を除く理事２３人の「即時辞任」を求めており、辞任の先送りには同意しない考えだ。反体制派の評議員は、「内閣府の勧告という重い事態を受け、解任に反対できない評議員も増えている」と話している。
若い選手に夢託したい…中日・山崎が引退会見
読売新聞 7月29日(月)22時28分配信
セ・パ両リーグで本塁打王を獲得したプロ野球現役最年長野手の中日・山崎武司内野手（４４）が２９日、名古屋市内で記者会見し、今季限りでの現役引退を発表した。
２６日に二軍降格を通告され、「交流戦後、二軍に行くようなことがあれば、けじめとしてユニホームを脱ぐと決めていた。やり切ったとは言えないが、若い選手に夢を託したい」と引退の理由を話した。
中日、オリックス、楽天の３球団で通算１８３３安打、現役選手では最多の４０３本塁打。山崎は、「これだけ長くやって、２０００本安打に届かず、目標にしていた（巨人軍終身名誉監督の）長嶋さんの４４４本塁打も抜くことができなかったのは、何かが足りない男だなあと思う」と２７年間の現役生活を振り返り、「（チームメートで４７歳の）山本さんより先にやめるのは悔しい」と周囲を笑わせた。
松井「生涯忘れぬ」米観客、拍手喝采…引退式
読売新聞 7月29日(月)11時5分配信
【ニューヨーク＝西村海】プロ野球の読売巨人軍、米大リーグのニューヨーク・ヤンキースなどで活躍し、国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏（３９）の引退セレモニーが２８日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われた。
松井氏はヤンキースとマイナー選手として１日契約（ワンデー・コントラクト）を結んで、ヤンキースの一員として引退セレモニーに臨んだ。大勢のファンやチームメートらに見守られる中で引退を確認する文書にサインした後、始球式では背番号５５のピンストライプのユニホームを身にまとってマウンドに上がり、投球を終えると球場は大きな拍手に包まれた。
松井氏は記者会見で、「ヤンキースというチームは僕にとってはずっとあこがれでした。そのチームに７年間も在籍させてもらって、本当に幸せな日々でした」と振り返り、「恐らく今日の一瞬は生涯忘れることのない一瞬になるだろうし、僕が一番あこがれた場所で選手として終われるということはこれ以上幸せなことはない」と感激していた。
＜世界水泳＞４００メートルリレー 女子７位、男子８位
毎日新聞 7月29日(月)3時33分配信
【バルセロナ（スペイン）芳賀竜也】水泳の世界選手権第９日は２８日、当地で競泳が始まり、男子４００メートル自由形決勝は、予選を全体４位で通過した今年の日本選手権５冠で１８歳の萩野公介（東洋大）が日本新記録の３分４４秒８２で２位に入って銀メダルを獲得した。ロンドン五輪金メダルの孫楊（中国）が３分４１秒５９で制した。
萩野は日本勢の今大会メダル獲得第１号。世界選手権同種目で日本勢が表彰台に立ったのは史上初めて。五輪、世界選手権を通じても１９６０年ローマ五輪の山中毅氏が獲得した銀メダル以来の快挙となった。
男女の４００メートルリレー決勝で日本は、女子（上田、山口、内田、松本）が３分３９秒４５で７位、男子（塩浦、小長谷、藤井、伊藤）が３分１４秒７５で８位だった。男子１００メートル平泳ぎ準決勝は、予選３位タイの北島康介（日本コカ・コーラ）が５９秒９２の全体８位で決勝に進出した。
女子１００メートルバタフライ準決勝は、予選１６位の星奈津美（スウィン大教）が５９秒４２の１６位にとどまり敗退。女子２００メートル個人メドレー準決勝は、予選９位で１６歳の渡部香生子（ＪＳＳ立石）が２分１１秒５０の１１位、予選１２位の寺村美穂（セントラルスポーツ）が２分１４秒０２の１４位でともに決勝を逃した。
＜トワイライト陸上＞４００リレー 日本代表大会記録で制す
毎日新聞 7月28日(日)21時36分配信
陸上の世界選手権（８月１０日開幕、モスクワ）に出場する男子４００メートルリレーの日本は２８日、東京・代々木公園陸上競技場で行われたトワイライト・ゲームスの４００メートルリレーに出場し、３８秒９０の大会記録で制した。今回の代表チームが同種目で実戦に臨むのはこれが初めて。土江寛裕・日本代表男子短距離コーチは「３８秒台の走りを確認できた。ここから磨いていけば」と語り、順調な調整ぶりをうかがわせた。
世界選手権で１走が予想される桐生祥秀（京都・洛南高）は全国高校総体を控えて不在。代わりを藤光謙司（ゼンリン）が務めたが、２走以降は山県亮太（慶大）、高瀬慧（富士通）、飯塚翔太（中大）と本番を想定した走順で臨んだ。
日本が得意とする下からバトンを渡すアンダーハンドパスで選手間の距離を確認するのが主な狙いだったが、飯塚は「もう少しスピード感のあるバトンパスを渡したい」と課題も口にした。エースの山県は「目標は表彰台。それぐらいのメンバーがそろっている」と改めてメダル獲得に意欲を示した。【田原和宏】
ソフトバンクが4連勝＝プロ野球・ソフトバンク―日本ハム
時事通信 7月28日(日)16時35分配信
ソフトバンクが逆転勝ちで4連勝。1点を追う八回、敵失で同点に追い付き、さらに2死一、三塁から山崎の内野安打で勝ち越した。パディーヤが2カ月ぶりの勝利。日本ハムは先発の木佐貫が粘ったが、救援がつかまって6連敗。