堀 淳一の日記 「パントマイムと秋の空」

パントマイム、子育て、あんなこと、こんなこと・・・

山の神

2011-08-17 00:00:48 | 気になること
オオカミを日本に復活させようという運動があるみたいですね。
文面をチラリと見ただけなので定かではありませんが、「日本にオオカミを導入して再び…」ナンチャラカンチャラと書いてあったようです。

いつ何処でそんなものを見たのかというと、お盆休みを利用して一泊した御岳山の宿坊で。
食堂になっている大広間には大きな神棚があり、朝食前に御祓いが行われるんですが、そこに署名用紙が置かれてありました。
それが「オオカミ復活運動」の署名であり、滝行に行った人達らしき名が記されていました。

御岳山でお守りを買うと、おそらくそこにはオオカミの絵が描かれています。
その昔、この地で日本武尊がオオカミに助けられたという言い伝えから、土地の守護神として祀られるようになったそうです。

その頃はたくさん走り回ってたんでしょうね、オオカミ。
僕は少年時代から「シートン動物記」が大好きで毎日のように読んでたんですが、オオカミを題材にした話が一番多いんです。
読みながら、「日本にもオオカミが居たらいいのになぁ」といつも思っていました。

オオカミ、生で見たことありますか?
あれはデカイ!そしてコワイ!!
ただのワンちゃんとは迫力が違います。間違いなく猛獣です。
見たといってももちろん動物園ですから、野性だったらどんなに凄いんだろうと。

そんな「コワイ」存在が日本の自然には少ない気がします。
見ただけでブルブル震えてしまうような、足が竦んで動けなくなってしまうような、そして怖れつつも敬い、なぜか憧れてしまう神のような「コワイ」存在がどれだけあるかというと・・・

◎ヒグマ   :デカイし、ほぼ肉食。風格も文句なし。間違いなくコワイ。
○ツキノワグマ :なんとなく「森のクマさん」的でやや恐怖感に欠ける。
○ハブ・マムシ :どっちかっていうとコワイよりも不気味。陰に隠れてコソコソしてて風格が無い。
△スズメバチ :足が竦むというよりは、ゾワゾワっと身の毛がよだつ感じ。少なくとも憧れは無い。
×イノシシ  :猪突猛進で鋭い牙を持ち危険だが、デンジャラス止まりでリスペクトまでいかない。
?鬼・天狗  :もし本当に居るなら合格!!

という訳で、超個人的な意見ですが、実在する合格者はヒグマだけです。
本州以南にも、オオカミという有資格者が復活してくれれば僕も嬉しいです。

・・・もちろん、怖いけどね

想い

2011-08-06 22:16:07 | スポーツ
人は生まれるときは一年近い月日をかけてゆっくりと誕生するのに、亡くなるときは突然です。
彼が旅立ってから2日経ってもまだ、現実を受け入れることができません。

もっともっと、ボールを蹴り続けていたかったでしょう。
だからこそ、長年愛したチームから解雇されても引退はしなかった。
元日本代表の名DF、辞めても仕事には困らなかったはずなのに現役にこだわった。
大好きなサッカーを続けたかったから。

「マジでサッカーが好きだから、もっとやりたい」
マリノス最後の試合後にサポーターに向けて叫んだ、絞り出すような声とその時の表情が忘れられない。
純粋で真っ直ぐな想いは、どんな屈辱を受けても薄れない強いものであることを教えてくれた。

松田直樹

背番号3からのメッセージを、永遠に忘れない。