永源寺の花まつりの締めくくりは花魁道中です。
永源寺には「萬治高尾太夫」が祭られており、釈尊降誕祭開催時に遠い昔を偲び「花魁道中」が行われます。
江戸吉原を代表する三浦屋の二代目名妓「高尾」をめぐっては、四代将軍徳川家綱の小姓を勤めていた「権三郎(江戸北町奉行 嶋田忠政の五男)と仙台の大名「伊達綱宗」が奪い合ったとか。
権三郎と高尾は坂戸の地に逃れ、1660年(萬治3年)高尾はその生涯を閉じ、権三郎は高尾を一族の菩提寺である永源寺に手厚く葬ったそうです。
1時と3時の2回、花魁道中が行われましたが、1時の回では12過ぎから人が集まり始め、30分前にはコースの両側には見物する人で埋め尽くされました。私もなんとか早めに場所を確保し、待ちました。
花魁役の準備に時間がかかったとかで予定より20分ほど遅れ始まりました。
男衆が現れ木遣りの唄で始まりました。
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先頭は金棒をシャンシャンとならしながら先導する手古舞
右の写真はかわいい稚児たち
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花魁の前を歩くのは禿(かむろ)と呼ばれる花魁の身の回りの雑用をする10歳前後の少女。花魁が使うたばこ盆と座布団を運ぶ。
その前の男の子は提灯持ち。
花魁が手をかけている男は太夫をエスコートする、ほうかんと呼ばれ花魁の秘書役を務める。
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花魁に続くのは振袖新造(ふりそでしんぞう)と呼ばれるおいらん付きの見習いと傘をさした舞子。
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花魁の衣装は30kgもあるそうです。
重いでしょうね。
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再び一行は戻ってきます。
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花魁高尾太夫を演じたのは坂戸親善大使の22歳の会社員とか。
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かさ持ち(男性の役で、大きな傘を背中に抱え、おいらんの後ろに立ち頭の上をかざすように持ちます)
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花魁道中は境内のコースを往復して引き上げて行きます。
こうして一時間ほどで花魁道中は終わりました。
江戸時代の遊女の行列を再現した「花魁(おいらん)道中」を初めて見物しましたが、華やいだ雰囲気を楽しみました。
ところで、花魁道中が始まって間もなく、どすんという音が!
ありがとうございます~^^
今度は是非観に行って下さい。