社長VS社員 → マルクスが解決しようとしていた対立
マルクスは、共産主義がない時代の産業革命が起きたときに
「労働者が1日18時間も過酷な労働を強いられている・・・」
「奴隷のように、こきつかわされている・・」
それを嘆いて、共産主義国家の分配という仕組みの理念を作り出した。
社長さんは、土地や建物を所有している。
だから、それを社員も、土地や建物を一緒に所有しよう。
みんなで共同に使おう。
だから、社長さんは、社員をこき使うことはできないよね、という理論。
そんな出発の想いがあったんだ、マルクスは。
けど、結局は、土地や建物を一緒に所有しよう、ということだけど、
それを管理する人がいる。
その管理する人が、自分の私利私欲だけを考える人だったら?
もちろん、財産を自分のポケットに忍ばせてしまう。
それがエスカレートして、結局は、土地、私財などを管理する人が
権力者になってしまい、
それが、共有、一緒に所有しようという、
平等という理念が崩れ去った原因だった。
というのを分かりやすく説明してくれている。
高校倫理62 マルクス主義 わかりやすく