約20年ぶりでプロジェクトXを見た!
建築の技術者として、大学卒業以来久しぶりに血沸き踊る番組を見た感じだ。
約半世紀を超える55年前の昭和44(1969)年東京で建築学を学んでいた私は大学3年生だった。その時奇しくも『超高層のあけぼの』と言う東映配給の映画があった。今で言う霞が関ビル(地上36階、地下3階、地上高147mの超高層ビル)だった。我々建築学科の生徒はその映画を見るのは必修だった。当時の東京では建築基準法の規制のため30mを超える建築物は建築不可能だったが、時代の要請で法が緩和され超高層建築物が建築できるようになった。その第1号が霞が関ビルであった。スーパーゼネコンの鹿島建設の施工だった。建築学を専攻してた我々学生には正に最高の教材だったし、こんなに興奮した事も無かったが、半世紀後の現在建物ではないが電波塔の工作物として正に600mを超える高さの物として世界でも例のない物を現実に見れるのは本当に幸せ以外の何物でも無い。
戦後の敗戦国として現在目まぐるしく復興し、今や世界の経済大国となった我日本の一員として今遭遇出来た合わせて、この偶然に感謝したい。