建設社長の独り言

岸田首相の新しい資本主義は間違っている!

人間社会において一番大事なのは将来の保証が担保されてるかどうかである。
今の日本社会において岸田首相の言う新しい資本主義は、果たして我々日本人がもろ手を挙げて歓迎できるかと言えばそれはNOである。
岸田首相の言っている「新しい資本主義」は日本人に「貯蓄」から「投資」へ転換せよと言ってるのである。今の日本のコロナ禍で疲弊した経済の活性化を目指したいと思っての事だろうが、何故我々日本人が少しの貯えでも貯蓄に回そうとしてるのか? それを日本の行政のトップが理解できてないか勘違いしてると私的には思っている。
私的で恐縮だが、戦後生まれの私は先月で後期高齢者の仲間入りとなったが、正直言って二社の会社の経営者だが将来の蓄えは十分あるとは思っていない。もっと充実した生涯を送るには未だそれに見合う貯蓄にはなって居ないし、少々不安でもあるのである。そう言う状況の中で「貯蓄」から「投資」へ等夢のまた夢である。
8日朝のNHKニュースで恒例の30人インタビューで興味深いデータがあった。今岸田首相の目指している「新しい資本主義」の「貯蓄」から「投資」への提唱をどう思うか聞いた結果のデータだ。一番人出の多い東京の新宿で30人に聞いた結果だった。それによれば半分以上の人間が、将来予想を安定保証よりリスクの方が勝っていると言うデータだった。今や戦後驚異的に復興し、経済大国となった今の日本の住民の半数以上が将来を不安だと思っている証拠でもある。将来自ら掛けた年金さえ十分にもらえるか解からないと回答してるのである。こう言う状況での人間の気持ちがそこまで行っていないのに「貯蓄」から「投資」への提唱をする岸田首相、今後の政策の優先順位を変えるべきではと思う。「新しい資本主義」の考え方を今一度見直すべきであり、住民の意識を変える政策に転換すべきと逆に進言したい。
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