ひなたぼっこ♪

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京都南座「坂東玉三郎舞踊特別公演」

2011-04-03 | 観劇


◆演目とあらすじ

忍夜恋曲者
一、将門(まさかど)
            滝夜叉姫  坂東 玉三郎
          大宅太郎光圀  中村 獅 童

天保7(1836)年に初演した常磐津舞踊で本名題は「忍夜恋曲者」。
朝廷に反旗を翻し、滅んでいった平将門。
その古御所に蝦蟇の妖術を使う妖怪が出没すると聞き、
大宅太郎光圀が征伐にやってきます。
そこへ、島原の傾城如月と名乗る妖艶な美女が現れます。
光圀に実は平将門の遺児滝夜叉姫だと気づかれると、
大蝦蟇を従えて光圀に抵抗します。薄暗い廃墟に、
豪奢な遊女と大蝦蟇。妖しい耽美な世界が展開されます。



二、日本振袖始(にほんふりそではじめ)
       岩長姫実は八岐大蛇  坂東 玉三郎
             稲田姫  尾上 右 近
            素盞鳴尊  中村 獅 童

近松門左衛門の神代物の作品。
 瓊々杵尊の妃に定められた木花咲耶姫の姉である岩長姫は、
内裏から十柄の宝剣を奪い取り逃げ去ります。
 長者の娘稲田姫は見目麗しいため、八岐大蛇への生贄に選ばれ、
出雲の国に連れて来られます。
実は岩長姫の正体はこの八岐大蛇で、
稲田姫と共に供えられた毒酒を飲んで酩酊し、
ついに大蛇の本性を顕すと、駆けつけた素戔嗚尊によって退治されます。
重厚な義太夫舞踊です。

…は、チラシの写し   

立ち姿の綺麗な玉三郎さんと豪快な獅童さん

今回は、どちらも変化物だから ちょっとって感じだけど

玉三郎さんの雰囲気でOKかな 人気は衰えずですね

二部の日本振袖始は、誰が観ても楽しめる舞台だけど

やはり…玉三郎さんの動きが静かだから 迫力はイマイチだったかな

少し寒かったけど、春の京都を堪能してきました