イタリア人にとって “夏=海=ブロンズ色の肌” は永久に変わらないのかもしれない。
夏になるとみんな海に行く。 何でそこまでして?と思うくらい、
それこそ老若男女、じっちゃん、ばっちゃんもみ~んな海が大好き。
とはいっても、海で泳いだり遊んだりする人は少なくて、浜辺へ焼きに行くという感じ。
6月2日早朝、フィレンツェのホテルにスーツケースを置いたまま、
2日間だけチンクエテッレの海に行こうとラ・スペツィアに向かう。 電車で約2時間。
この日が祝日だとは知らず、だからホテルが取りにくかったのかと納得。
今年のイタリアは6月にしてすでに真夏の気候で、この日も快晴だった。
少し早めにサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着してチケットを券売機で買おうと
していたら、後ろに並ぶ男性が
「はい次はイエス」「現金?カード?何で支払うの?」と日本人のように黙って列を移動したり、放っておいてはくれない。 親切といや親切、うっとおしいといえばうっとおしい。
でも問題なく買えた。 こんな時、バッグはしっかり前に抱えておこう。
さて、すでに停車している電車に乗り込んだ。
出発間際になってどんどん人が増えて、あっという間に席が埋まる。
次の駅からも人が乗ってくるが、どう見ても海に行く格好をしていて
高校生らしきグループが増えてきた。
こうなると車内はガヤガヤなんてもんじゃなく、すぐ隣のビル工事並にウルサい
5人くらいの女の子のグループは何がそんなに可笑しいのかってくらい爆笑してるし、
車内の隅々まで聞こえますってくらいしゃべりまくっている。
それに負けじと別グループが大声を張り上げる。 う・る・さ・す・ぎ~
あぁ眠いから寝たいのに.... 耳栓をバッグから取り出した。
もちろんそれでもはっきり聞こえるけど、無いよりマシか。
ちょっと、これみんなチンクエテッレ行くの?とちょっと心配になったが、
ラ・スペッツィアの数駅手前で降りていった。
きっと高校生に人気のビーチがあるんだろうな。
この日、無事に海でのんびりできたのはいいが、帰りの電車はさらに強烈だった!
つづく....
これからいくモンテロッソ・アル・マーレの海岸
たくさん海にいったけど、イタリアでこんなに人が多かったのは初めてだった。