春謳歌

曉仁の、勸善懲惡に依る、畫龍點睛の爲の、記録詩日記。(=^-^=)

アンソロジー「ミヤコ蝶々」(アンリリースド・ワークス)

2013年09月12日 19時30分23秒 | ポエム
アンソロジー
「ミヤコ蝶々」



・ミヤコ蝶々

 「アンタねぇ、そないゆわれても、この壺だけは負けられまへんわ。うちは慈善事業ちゃいまんねん。"商売"でんねん。そんなね、しょうもない、おべんちゃらゆうたかて、わたい120万じゃぜったい譲りまへんで。それからね、アンタ、そんなけったいな格好してからに」




・雨音と浴室(旧題:雨の音を聞きながら・・)

窓外を爽やかに湿らせている雨の音を聞きながら、
浴槽でつかの間の憩いに浸るとき。
僕のこころは潤いと落ち着きを取戻す。<16/9/13>



・hiziki

TVレポーター「ああ、ひじき、ひじき。心の底から」
ヌメール湿原にて。


・コント1

ある比較的狭い道路上。
全力疾走してきた二人。対面するかたち。
お互い、前方不注意。当然のごとく、激突。正面衝突。
ぶつかった衝撃で二人とも、全身処置不能なほど大けが。
肋骨は折られ、筋肉から切断。真っ赤な内蔵が剥き出し。
頭蓋骨は破砕し、顔面が滅茶苦茶。
首の骨と皮は千切れ、頭が肩から逆さに、やっとぶら下がっている状態。
とても人間のすがたをしていない。髪の毛は雑草のようになっている。
しかし、次の瞬間、二人はなにごともなかったかのように、
平然とすました顔で、また自転車のサドルに跨り・・・・・・。
大腸を腹部からぶらぶらと露出させながら、漕ぎつづけてどこかへ行ってしまった。




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