兎に角、大きいのです。
背丈はそれ程でもないのですが、花と葉っぱがとにかくでかいのです!写真の花は草丈50㎝程度。
その名の通り、主として富士山周辺の山地帯~亜高山帯に分布し、八ヶ岳高原にも咲いているのですよ。
花は下向きに咲き、この花で直径5cm強くらいでしょうか、10㎝くらいにもなる花もあるそうです。花の姿に比して余り刺々しくはありません。
多種ある薊は夏から秋の花、春に咲くのはノアザミ一つだけで、このフジアザミも秋の花。
ところで漬物の「ヤマゴボウ」ってご存知ですよね。実はヤマゴボウという名の植物は外来種のヨウシュヤマゴボウを含めて毒草で食べられないのですよ。それでは漬物は何なの?はい、実は薊の根っ子なのです。栽培種としてはモリアザミが使用されますが、このフジアザミの根っ子も食べられます。勿論葉っぱも食べられますが、この花を見ると、僕はちょっと、、、ね。