親ばかという言葉がある。
子供の話しかしない、子供の写真を持ち歩く、
子供の自慢をする・・・・などなど。
若い時は「アホか!」と面倒くさい思いで話をきいたが
歳をとり、「いいじゃぁありませんか!」と
素直に思えるようになった。
(しかし、年賀状に子供の写真を載せてこない人は
正直カッコいいと思っちゃうのも事実だけど)
もしかして、犬と生活するようになって
いつしか自分も、愛犬のアホ話に興じている事を
もう一人の自分が冷静に見ていて、それを肯定したいからなのかも。
そして、アホ犬の話は物言わぬ相手をいい事に、無責任に語れ、
誰も傷ついたり、嫌な思いをせず笑えるからだと思う。
そうして、時々動物虐待のごとく豆絞りを被らせて
胸キュンになり、チュウチュウとしつこくからみつく。
どんなにしつこくしても、決して嫌がらず、それどころか
「もっともっと」と、くっついてくる。
そのうち、せっかく静かにしていた犬が興奮しだし
じぶんから構いだしたくせに「もう、おしまい」と後悔する。
人間って自分勝手だなぁー。