老後の未来の灯火

在宅介護サービスの現実を掘り下げる

在宅介護サービスの仕事に適正がある人の特徴

2022-10-06 13:48:31 | 訪問

在宅介護サービスとは、訪問介護士が利用者の自宅へ出向き、食事や入浴などの身体介助や、掃除や洗濯といった生活援助を行うサービスのことを指します。
当記事では、在宅介護サービスに興味がある人に向けて、適正が高い人の特徴を上げてみました。

1つ目は、利用者一人ひとりと向き合えることです。
マンツーマンで仕事であるため、機械的に解除や援助を行うのではなく、利用者の気持ちを理解しながら動くことがとても大切です。

2つ目として挙げられるのは、小さな変化にも気付けることです。
介護士は、利用者の暮らしを支える役割を担っており、常に一番近くにいる存在だと言えます。
具合は良いのか、食事は摂れているか、ストレスを感じていないかなど、些細な変化に気づいて対応していくことが重要となります。

3つ目は、人間関係スキルです。
在宅介護では、利用者やそのご家族、他のスタッフとの連携が欠かせません。
また、おしゃべりの時間を楽しみにしている利用者もいます。そのため、聞き上手で話し上手な人が向いていると言えるでしょう。

4つ目としては、臨機応変に対応できることが挙げられます。
訪問介護は、ほとんど一人だけで対応しており、効率よく進めていく必要があります。
しかし、介護はコミュニケーションでもあらうため、その日の利用者状況や気持ちに合わせて、柔軟に対応できる力が求められるのです。

5つ目は、責任感と判断力があることです。
自宅でマンツーマンにて行う仕事なので、施設のように仲間に相談することができません。
そのため、常に責任感を持って行動し、冷静に判断する力が必要となります。

その他、在宅介護サービスは1日に1件ではなく数件回るのが一般的です。
そんな中、利用者に疲れた顔を見せて、気を遣わせたり暗い気持ちにさせないことが大事です。
普段から体力と栄養を付けておき、元気でいることがなにより大切です。


在宅ケアサービスの新しいカタチ

2022-09-21 13:48:31 | 在宅ケア

少子高齢化が進む日本では、2025年には団塊の世代と呼ばれるおよそ800万人の人々が75歳以上になることが予想されています。
これは2025年問題と呼ばれ、若者にとっても高齢者にとっても課題になっています。

そんな中で、見えてきたのが高齢者世帯の実態です。
子どもとなんらかの事情で同居ができない一人暮らしの高齢者、高齢者夫婦で住み、高齢者が家内の介護をしている老老介護状態の家庭など、日々負担の大きい日常生活に苦しめられている人が多く存在しています。

こうした人々を助けてくれるのが、訪問介護を中心とした在宅介護サービスです。
しかし、在宅介護サービスの多くが、ケアプランに沿ったサービス提供をするスタイルであったため、日々の変化を見逃してしまったり、急な対応に遅れてしまうことで療養が難しくなるようなケースもありました。

そこで、2012年に誕生したのが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスです。
これは、365日24時間体制で、定期的もしくは必要に応じた際に在宅ケアを受けることができるというものです。
訪問介護・看護が一体化しており、利用者に医療から介護までの柔軟なケアを届けることが可能になっています。

いつでも必要な時に利用できる定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、日常に不安を抱える高齢者にとって大変心強いサービスです。
今後もますますニーズが増えていくことでしょう。

一方で、介護士として働いている方は、ぜひ定期巡回・随時対応型訪問介護看護の仕事を検討してみると良いでしょう。
近年では在宅ケアを望む高齢者が多いため、今後さらに需要が高まっていくことが予想されます。
将来性あるスキルを身につけるなら、まさに狙い目の分野と言って良いでしょう。