Quoting Quotes


英語での言葉たちとその訳といろいろ

言葉の勉強もかねてね

考えました Chomsky チョムスキー

2007-11-19 07:00:18 | Weblog

何度かブログとか日記とかやってみたけど、いつもだんめ。考えました。箱が要ります。箱が。枠組みが。今日思いつきました。英語での有名無名の人々の言葉と、その訳と、それにまつわりついてなんやかやと書いてみます。 ほいでは何から行こうかな。 行きます!

Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)から。

 

"It is the fundamental duty of the citizen to resist and to restrain the violence of the state. Those who choose to disregard this responsibility can justly be accused of complicity in war crimes, which is itself designated as ‘a crime under international law’ in the principles of the Charter of Nuremberg."

 

「国家の暴力に対して抵抗し、国家の暴力を抑制することは、市民にとっての基本的な義務なのです。この責任(義務)を遂行しないという選択をとる者は、戦争犯罪においてまさに共謀罪を問われるべきでしょうし、それ(無関心な行為)自体がニュルンベルグ憲章において『国際法における犯罪』であると認定されたのです。」

 

 

 

 僕は大学時代にチョムスキーの生成文法を専攻しました。その内容のほとんどは忘れてしまいましたが、言語分析の過程における論理思考の方法において、今でも僕はチョムスキーの方法に負っている部分が大きくあります。教育というものの意義が、「若いうちにさまざまな種類の思考の方法や様式を経験させる」ということにあるのなら、まさに間接的にですが、彼に教育を受けたと思っています。僕はチョムスキーの政治的な文章をほとんど読んでいませんが、彼の政治的な主張や過激に見える言動にも、それが彼のどこからでてきているのかということについては、万全に近い信頼を持っています。

ちょっとがんばって思い出しながら生成文法がどのような思考法に基づく言語学だったかちょっとだけ書いてみます。 専門家の方々、間違ってたらごめんなさいですが。

 

まず言語学ですから、言語を観察分析していくわけですが、いくつかの仮定を立てます。その仮定に反証する実例が存在すれば、その仮定は誤りであるということは言える。たとえば、「象は皆鼻が長い」という仮定を立てて、象を観察します。もし鼻が長くない象が一頭でも見つかれば、「象は皆鼻が長い」という仮定は正しくないということになる。それがすなわち「象は鼻が短い」ということにはなりませんが、「象はほとんど皆鼻が長い」ですとか、「象のうちのアフリカにいるものは鼻が長い」などと、仮定を緩く降ろしていくことができます。

 

そこでチョムスキーは人間の言語について、どのような大仮定を立てたのか?

 

 *人間の言葉は、英語であろうと日本語であろうと中国語であろうとスワヒリ語であろうと、ウラル=アルタイ語族でも、インド=ヨーロッパ語族でも、セム=ハム語族でも、人間の言葉である限り、表層に現れてくる各言語の文法の下に、すなわち深層に人類共通の文法を持っている

 

 *そしてその深層に且つユニバーサルにある人類共通の文法は、人間の遺伝子に組み込まれている。それは、人間であれば背が伸び、髪が伸び、歯が伸びる遺伝子を持ち、出生から成長期にかけて、それらの遺伝子の因子が発現して、背が伸びたりしていく、ということと同じように、言語の遺伝子の因子が、出生から成長期にかけて、発現することで、各個人である人間は言語を獲得していく

 

 かなり自己流の解釈ですが、まず大二本の仮定は、というようなことだったと思います。

 

 そして、この大仮定を証明していくために、小仮定をたくさん立て、反証する事例を検証していくのです、、、