†意識の記録† 理解のブログ

私の私の視点による私の経験の記録。私の視点で見る限り誤りのない認識で記事を書いている。一切の苦情は受け付けない。

アンプ新調

2018-03-27 18:28:32 | Audio
皆様、こんばんは。


今日はオーディオの話題です。

先週、新しいカメラを買いました。
 SIGMA DP3 Merrill
知っている人なら分かる、癖の強いカメラです。

新品はとんでもなく高い(60万円以上)ので、マップカメラの中古です。
程度も悪くなく、5万4千円。
フードが着いていないので、アマゾンで注文。
届いてみたら、ベルトも無いので、とりあえず他機種のものを流用。ちゃんとしたものを今度買いましょうね。

で、今週末、西の方へ桜を撮りに行く予定なのです。
この前、梅を撮りに行きましたら、35mmのレンズ(DP2 Merrill)では広角過ぎて、もうちょっと寄りたい場面が多かった。
スナップとか、私の大好きな狛犬とかを撮るのには全く困らないのですが、やはり花を撮るとなると、もう少し望遠側ですね。
という事で、50mmのレンズが着いている DP3 を購入したわけです。

試し撮りしてみましたら、解像等は、文句なし。
高感度に弱いとか、AFが遅くて煩くて合いもしないとか、問題は多々ありますけれども、MFで追い込んだ時の画は素晴らしい。
最近は、1枚1枚を大事に撮るという、昔は当たり前にやっていた事をしなくなっていますから、こういうのはよい苦労なのです。


それでまあ、週末が楽しみだなあ、と思っておりましたら、仕事から帰ると、スピーカから異音がする。
ブーンという音で、筐体内のトランスの唸りと同じ音でした。
何かやばそうな雰囲気を感じていたら、パシュッと閃光が走り、ヒューズが飛びました。10Aのヒューズが溶断。

流石に、40年選手(1979年製造)のAU-D907も、寿命のようです。
一度修理に出しているのですが、厳しいようで。
10Aヒューズが溶断するような故障モードは、十中八九、終段トランジスタのショートです。

AU-D907は、TO-3パッケージ時代に、CANトランジスタを使ってる機種で、ともかく部品が手に入らない。
しかも、終段トランジスタがショートする直前、ブーンという音がしていたことを思えば、初段も怪しい。
初段は、かの有名なソニーのDual FET で、これも手に入らない。(2SK2145選別ぐらいしか手が無い。)
因みにいうと、終段のドライバ段の石も手に入らないし、ヒューズ抵抗や、スチコンも手に入りません。

修理を依頼すると、最低5万円から。10万円掛かってもおかしくありません。
発売当時14万円台だった事を考えると、とんでもなく高価な修理代に見えます。
(実際にはインフレがある為、現在の価格帯で言えば、30万円前後の代物です。)

修理しても、数年持たないだろう事を考えると、諦める時期かも知れない。
5年毎に5万円ずつ掛かるなら、10年以上使えるアンプを10万円で買った方がいいです。


そして、新しいアンプを検討しました。
過去、数多試聴して来ましたから、候補は絞れています。

どちらも現行機ではありませんが、
 LUXMAN L-505uX
 ACCUPHASE E-260
の、どちらかにしようと思いました。

どちらも文句の付けようが無い。素晴らしい機種です。
音の傾向は、E-260 が分析的で、L-505uX はその逆です。

回路的な話をすれば、E-260 は計装アンプ構成。ボリューム部分で、信号を離合する独特な方式です。
L-505uX は、安物オペアンプのプリ部に、スルーレートの高いパワー部をくっつけた単純な形。ボリュームは経費削減極まれりで、IC化されています。

正直、回路的難易度で言えば E-260 です。
ただ、個人的には、E-260 のボリュームが気になる。
抵抗ラダーを嫌って、電流を合算する方式にしたのはよいとしても、たかがボリュームで、V/I-I/V を通るのは、心理的な抵抗があります。


対して、抵抗ラダータイプの電子ボリュームIC は、自作で試作した事があります。
悪くないと言うか、とってもいい。数十円のICでここまで出来るのかと思いました。
いつも800円もするミニデテントを使っていますが、音質の差は殆ど無いですね。

ラックスマンも、そのことに気付いてしまったのでしょう。
だから、LECUAとか良く分からんバッヂを着けた、MUSES72320 を選んだのでしょう。
(LECUA というバッヂが着いていますが、中身は MUSES72320 です。)
秋月電子のばら売りを買うと、1素子2500円もしますが、メーカなら半額以下、というか、千円もしないで仕入れている筈です。

ラックスマンは、アルプスのRK50という摺動抵抗型ボリュームを使っていました。
これは、個人で買うと何万円もします。いくらラックスマンでも、1万円以下で仕入れられたとは思えません。
これを、千円の LECUA にしたら、そりゃあ儲かりますよね。


なので、裏の事情を考えると、全く心地よくないというか、むしろ心証が悪いのですけれども、
電子ボリュームの良さは、自作して分かっているので、そこはオーディオの基本に立ち返るわけです。
音がよければいいのだ、と。

そういう意味では、E-260 でも全く問題がない。
実機試聴で、素晴らしいアンプなのは分かっていますからね。


となると、後は、“縁”の問題です。
縁があった方を買う。

それは唐突に、展示品処分という形で訪れました。
つまり中古品ですが、新品購入同様の保証がついているという事です。

LUXMAN L-505uX
17万6800円也

保証なしの中古品と比較して2万円ほど高いですが、新品L-505uXIIと比較すれば、5万円以上安いです。
音は大差無いので、これは縁があったということでしょう。

直ぐに購入手続きを取り、お昼休みにコンビニダッシュして、振込みしました。

佐川さんには、この前、輸送事故をやらかされているので、少し心配。
高価なスピーカーを、私の目の前で落下させてくれました。
現行品なので、同じ品を用意出来ましたが、ビンテージ品だったらどうするつもりなのだろう?
お金の問題じゃあないよ、そうなるとね。


とりあえず、しばらく聴いてみて、感想なりなんなり書きます。




以上。
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