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聖市で集団強盗が続発 パライゾ区のマンション襲撃

2012-04-09 16:39:24 | Weblog

モルンビーの公演後にも発生

聖市パライゾ区で3日午前、強盗団11人が高級マンション「モンテ・ベルデ」を襲撃し、約4時間にわたって住民らを恐怖に陥れた。今年に入ってからの住宅施設への集団強盗(Arrast縊)は、今回の事件で7件目となった。4日付エスタード、フォーリャ両紙が報じた。

11階建てのマンションに郵便配達人を装った強盗団の一員が押し入ったのは午前7時ごろで、門番を恐喝した後で自動車3台に乗車した残り10人の強盗犯が侵入した。

拳銃などで武装した犯人らはマンション内の車庫に向かい、朝の出勤で自動車を利用する住民に対して、自室に戻って宝石、デジタルカメラ、現金などを持って来るよう強要した。

こ のマンションは各階1部屋の構造で、合計11部屋のうち8部屋の住民が強盗被害に遭った。また、強盗団がマンションの警備システムを調べていたことも判明 しており、組織犯罪捜査課(Deic)のマウロ・ファチニ警部は「防犯カメラの映像が保管されている部屋のコンピューター類がすべて持ち去られた」と説明 している。さらに住民の供述により、犯人らが「俺たちはこのマンションをずっと調査してきたから、どのようにすれば(犯行が)うまくいくか知っているん だ」と話していたことも明らかになっている。

住民のうち、通学途中だった女子大学生がエレベーターを降りた際に強盗団を目撃して叫んだた め暴行を受け、オズワルド・クルス病院に搬送された。そのほか、エンジニアの男性が7000ドルを奪われた上に刃物で耳を切りつけられるなど、暴力行為を 受けた被害者も数多く報告されている。

郵便配達人を装った犯人以外、強盗団は全員が覆面を着用していた。警察では、犯行に使用された自動車のナンバープレートが偽造されたものだった可能性も含めて捜査を進めている。

◆モルンビーでも

聖市内のモルンビー競技場でも3日夜、英国バンド「ピンク・フロイド」の元メンバー、ロジャー・ウォーターズの公演終了後に集団強盗事件が発生している。

強盗犯は少なくとも7人で構成されていたとみられ、ライブに集まった観客約10人を次々に襲撃した。さらに、現場に駆けつけたバイクパトロール部隊(Rocam)の警官に対して発砲し、負傷した警官がクルス・アズール病院に搬送された。
強盗犯らは、モルンビー区に隣接するパライゾーポリス区に向かって逃走したという。

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