今日は小学生の生徒さんが、入れ替わりレッスンにくる日です。
最後のレッスンは、
まだ始めて3ヶ月の女の子。
見てください!
これ、彼女の手作りなんですよ~!
前回のレッスンで、フルートの仕組みについて話をしました。
フルートって、どのようにして音がでるのか?、というお話。
小学生なのでなるべく簡単に説明し、最後に、
「長い筒状のもので、片方を塞いで、歌口と指穴をちょうどよくあけたら、どんなものでも音がでるよ!」と話をしました。
「ほんとに作ったよ!」
と言って持ってきてくれました。
しかし、音は出ないよ!
と言われてみると、
歌口がかな~り大きくて、指穴もバラバラです。
これではちょっと音をだすのは難しそうです。
レッスンでは説明しなかったから~(説明してたらレッスン終わっちゃう)
でも、それでは終われません!先生の意地です。
先生の説明とちがうじゃん!て言われたくない一心で、レッスン中に30分も改良に熱中してしまいました。
教室で常備している「アルミテープ」で歌口を補強し、抵抗を受けるように改良したところ、テープ巻き付け具合の関係で、普通のフルートと左右は逆になってしまいましたが。。。
音、出ましたよー!!
あ、ちゃんと1曲レッスンもしました♪
二人で達成感を味わいました\(^-^)/
小学生の好奇心てすごいです。
追記です♪♪♪♪♪
このフルートを手作りしてしまった小学生の女の子は、その後一年ほどで音大を目指して本格的に練習を開始しました。
まじめな性格とは言えないタイプの子だったので、本気でフルートをやりたい!と聞いても、初めは冗談かと思っていました。
が、こちらが出した難しい課題を驚くほど速くクリアしてくるので、早めに将来に繋いでいただける先生の所で本格的なレッスンに切り替えてもらいました。
この手作りフルートの出来事があった時には、面白い子だなーとか、工作が好きなのかな?くらいにしか思わなかったけど、
今から思えば、いつも本気でフルートについて考えていたのかもしれません。
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