五次元世界へ誘う魂の道案内 ブログ

睡眠と大脳の神秘なメカニズム 2/3 夢は心の警報、夢を活用せよ、良い夢の眠り

睡眠と大脳の神秘なメカニズム 2/3 夢は心の警報、夢を活用せよ、良い夢の眠り
夢見の活用シリーズ
当旧HP2001/5/16---2021/10/29 ブログへ掲載

夢は心の警報(「自分を活かし自分を超えるα波操縦術」より抜粋)

 フロイト博士を代表として夢の情景・内容によって、その人の意識や精神状態を判断しようというのが「夢判断」です。
 本当に夢判断は当たるのか、という疑問があることと思いますが、夢は心(精神)や身体から発せられている、一つの警報・知らせでもあると云われています。
 例えば、ある拒食症の女性が見た夢の内容には、食べ物を夢の中で見ても、その食器の中には沢山の虫も入っていて食べることは出来なかった、という話しがあります。
 この夢はその女性の精神状態を如実に現わしている話しだと思います。
 また、その人たちは痩せ過ぎて空に浮き上がる夢や、風に飛ばされるような夢をよく見たとも語っているそうです。
 一方、味噌汁の中を泳ぐ夢や、空から食べ物が降ってくる夢を見る人もいると云われます。
 この辺りから考えられることは、その人の願望が夢の中に入っているというケースが多いように思えます。
 例えば、一度も女性とデートをしたことがない若い男性は、憧れの女性とデートをしている夢をよく見ると言っていました。
 つまり、自分の満たされない願望を夢の中で解消しているということになります。それによって自己の欲求不満を解消しているという訳です。
 夢は「その人の願望や恐れの現れだ」といったのはフロイト博士でした。
 しかし、その願望や恐れもそのままのイメージで出てくるのではなく、姿や形を変えて出るといいます。その変えた形を体系的にしたのがフロイト博士の夢判断です。

 例えば、空を飛ぶ夢というのは今ある自分の状況・境遇から抜け出して、新しい自分の姿を作りたいという欲求の現れだという具合です。
 また、夢を見るから精神を安定にさせることが出来るのだという話しも聞きます。
 つまり、日常生活の中では仕事や家庭では何かと人間関係に於いて、知らない内に気を揉みどうしてもストレスが溜まり、欲求不満になるケースが多いでしよう。
 ストレスをその侭にしていると精神的な不安定が続いて、ノイローゼになってしまうかも知れません。そのような心の中に膨らんでいる葛藤を夢で解消しているという説です。
 そして、精神科医など専門家の夢判断による診断で、今まで気付かず分からなかった本当の自分の姿・状況を発見することも出来るのです。
 つまり、夢の内容には自分でも知らない事や、忘れていた昔の出来事や、アレルギーとか劣等感やトラウマの原因等をイメージのサインとして、送っているケースがあるからです。
 夢の日記をつけるのも人生に於いて何か役に立つかも知れません。
 睡眠を上手に活用しながら本当の自分に気付いたり、個性や能力開発ができたりと睡眠は重要な存在になります。
 人間、一生の内に3分の1は眠っています。
その3分の1の時間を有効に使うには、夢見を効果的に活用することが重要だという結論になるでしょう。才能・脳力をアップさせる意味でも夢を蔑ろにしてはいけません。

夢を積極的に活用せよ(霊脳研究1990年4月号より抜粋)

 大脳を効果的なアルファ(α)波の状態にして潜在意識を活用すると、ストレスの解消に役立つだけでなく、発想やヒラメキを始め、いつも抱えている問題を解決するヒントを与えてくれるような高次と疎通する能力を飛躍的に高めたり、洞察力や分析力や判断力を高めたり、意志力を強いものにしてくれたりする秘めたるパワーがあります。
 特に今まで述べたように、睡眠中や寝入りばなに出現するアルファ波の状態の時には、このパワーは極めて発揮され易くなり、夢となって現れ回答を出してくれることがあります。
 夢が日常の様々な事物を解決する方法を見い出すことを「夢の建設的な力」と、精神分析学者のユング博士は呼んでいるくらいです。
 と云って、夢を見ることで全てが解決できる訳ではありません。
 大切なことは重大な問題に対して「夢にヒントが出ればなあ……」と、逃げたい行動のように漫然と考えているだけでは何も得られません。
 表面の意識的な気持ちも当然ですが、潜在意識の回路にまでスイッチを切り換えて、この問題を解決したいと、チャレンジする行動のように強く念じて、無意識下の中にまで働きかけることが重要なのです。
 頭の思考力というスイッチを切り換えるには、マイナスな気持ちをプラスに変える必要があります。緊張しているのなら身体をリラックスすることです。
 その他にも色々な方法があり自分にあった方法を見つけて、この中でイメージの持つ力を使うと効果が大きいものです。

 特に昼間の多忙な僅かの時間を活用して自在にアルファ波の状態に入れるようにするには、普段より充実した気持ちの良かった状況とか、心の残っている楽しいや嬉しい情景を想起しイメージする、メンタル・トレーニングをしておくといいでしょう。
 そうすると、頭の中を最適なアルファ波の状態に切り換えることが、容易に出来るようになります。
 このように心的なイメージの中での想像体験と現実との体験は、大脳から無意識の世界へ作用(インプット)する力は、ほとんど同じ意識レベル(同一視)で行われることが明らかになっています。
 端的に言うと、イメージの活用法は起きている間に「何時でも楽しく良い夢を意志の力で見れる」ということです。
 このように昼間の内にメンタル・トレーニングを積んで上手に気分転換をしていれば、当然のこと睡眠中の夢で効果的なアルファ波状態に於ける、潜在意識の活動を手助けすることになり、想像力・発想力は豊かになるでしょう。
 一般に、夢から得られるヒントは往々にして、象徴的や抽象的なイメージのメッセージが多くて、自分に役立つ情報のヒントに気が付いて変換しなければなりません。
 日中に夢の印象を思い浮かべていると、夢の中に隠されていたヒントや切っ掛けにふと気付き、それを理論的に組み立てて意味ある内容に変換すると、日頃に取り組んでいる問題の解決策や発展させる良いアイデアに結び付くものです。

 夢は右脳で見ると考えられ、あまり論理性がなく断片的で象徴的や抽象的なこともあり、意味はよく解らないことも多いものです。
 でも、夢からのメッセージを左脳に移し夢の印象を思い浮かべて、何かヒントや印は隠されていないかを考えながら働かせて、理論的な思考により洞察力と分析で解読して、理論的に組み立てて変換すると、立派な意味ある言葉として成り立つものです。
 湯川秀樹博士は、寝入りばなのふとしたヒラメキのアイデァが、ノーベル賞を受けられた研究の基本になったと言われています。
 実は私も1970年代前半に市販の同期オシロスコープを改造して、トリガ・オシロスコープを製作している時に、真空管式からトランジスター式に改造でしたから、電源回路には苦労して-45Vが必要でしたが、スペースは限られてヒーター用の6.3Vよりコッククロフト・ウォルトン回路で、昇圧するにしても限られた知識では無理があり、思案していると夢を見てそれは「風景が現れて突然にひっくり返った」のです。
 それで通常の見慣れているコッククロフト・ウォルトン回路の上下をひっくり返して、よく見ると理論的に可能であることが分かり何とかスペース的に収まりました。
 その後、このコッククロフト・ウォルトン回路の「奇数倍の多倍圧回路の考察」として、トランジスタ技術1976.2で岡村迪夫氏(OPアンプ回路の設計などの著者)の紹介と指摘がありました。

トランジスタ技術 1980.5より


いい夢を見る眠り

 自律神経系は交感神経と副交感神経の2種類に分けられます。
 交感神経が活動している時は私たちの身体が活発に動いている時です。反面、副交感神経は身体を休ませる時に働きます。
 つまり、昼間の行動している時に身体は交感神経の支配下に置かれます。夜に休息をする時には副交感神経が支配していることになります。
 心身共に正常ならば交感神経と副交感神経のバランスが保たれています。
 ところがストレスや不安や悩み事や心配や恐れなどがあると、知らない内に交感神経を興奮させますから、寝ようとしてもなかなか副交感神経の方が優位にならないで、不眠になる訳です。
 自分の意志や心の働きを穏やかにして脳からアルファ波を出すようにすると、副交感神経が優位になりますから、心が落ち着いて全身にくつろぎや安らぎなどが拡がり、ゆっくりと入眠することが出来るという実験報告もあります。
 今では、睡眠の発生メカニズムも解明されており、中脳にある覚醒中枢という処には睡眠を引き起こすという物質も見つかっています。
 レム睡眠の時に目覚めると気分は爽快になりますが、反対にノンレム睡眠で起こされると意識は暫くもうろうとします。
 本来、本当の意味で不眠症の方というのはそれ程いないと言われています。
 また眠れないからと言っても命に別状がある訳ではありません。
 しかし、精神的な悩みなどが原因で速やかに眠ることが出来ない侭でいることは、睡眠不足になって昼間に集中力が散漫になり円滑な活動が阻害されたり、不眠症への恐怖と同時に精神的な健康を害することに繋がりますから、その方が危険が大きいと言われます。
 眠りのレム睡眠でいい夢を見るためにも不眠症は治療しておくべきでしょう。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「不思議な夢の話し」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事