死

自分が死ぬ覚悟は出来ても
他の人が死ぬのを想像するととても怖くて

自分が死ぬことは自分の存在がなくなること
他の人が死ぬことは やはり自分の存在が欠けること
その人と一緒に私の一部が葬り去られてしまう

他の人が死んで心に穴が開くというのは
本当にその部分に穴が開いてしまうのかもしれない
その人の存在が大きければ大きいほど大きい穴が

想いを話して

たぶん、こうなんだろう...
きっと、こうなんだろう...

いつも少ない言葉から想像して
あとで、本当にそうなのか不安になる

全て分かればいいのに
ちゃんと傍にいられるのに

相手を想い 言葉に悩む
それが あなたのいいところなのだけど

好き勝手に

あんなしがらみも
こんなしがらみも
すべて捨ててしまえれば
どんなにいいだろう

でも、その自由が怖くて
孤独が怖くて
また、しがらみの中に
しばられてしまう

自分に正直に

自分に正直でいてほしい
自分もあなたも

他の人のことを思いやり
そればかりを考えて
私は自分を見失うから

自分の言葉と相手の言葉と。。。

他の人が書いた文章のアドバイスを求められて
それが外国人だと 相手の背景がわからず　　少し戸惑う
日本人だと その人らしさを理解するのに　　とても戸惑う

正しい日本語って 適切な日本語って
どこに書いてあるのだろう
どこまでそれを知っているのだろう

想いがこもってる文章であればあるほど
自分の中の言葉が迷い始める

光より影に

光の中 光をあびて光り続けるより
影の中 小さくとも自分の力で光っていたい

光をあびているのは もう疲れた
自分で何もコントロールできず
光りたくなくても 光ることから逃れられない

暗い世界は よく見えなくて とてもこわい
でも そこに留まれば それは日常に
いつか 目もなれ 闇の美しさに気づく

覚えられない幸せ

おぼえらることが、どれくらい幸せなのだろう
私は驚かれるほど 物事を覚えるのが苦手
でも それで困ることはそんなにない
頭で覚えられなければ メモすればいい
調べれば 他の人に聞けば

私は 覚えるのが苦手
だから きっとぼーっとするのが得意だと思う

何も考えずぼーっとできるのは
きっと いろんなことが頭をはなれないより
ずっと 幸せな気がするのです

自分の心は…言葉は…

ゆっくりと言葉を紡ぎ出すあなた
何を考えているか楽しみで
消して長くない答えを耳に残し
ゆっくりと頭に廻らせてみる

私の口にする言葉は、私の心より
相手の心に合わせようとしているようで
その場を楽しむだけの言葉のようで
軽く、虚しく感じた

なくしモノ

目の前からふといなくなってた
なくなるなんて全然想像もしてなくて
ただボーっと記憶をたどる
探すためにではなく
そうしているとなくす前の気分に浸れるから

探してももう手に戻らないものが
私の周りにはたくさんある

祈り

祈っても、祈りは届かなかった
だから、いつからか祈ることをやめた

しかし、いつの間にか自然に祈っている自分がいた
何に祈っているわけでもない
ただ、そうなるように願っているだけ

自分ではどうすることも出来ないことに出会うと
ただ、祈ることしか出来ない
あれこれ想像して不安の種を増やすよりは
ただ祈り、良い方向へ行くことを願うことで
心が落ち着つかせることを覚えた

知っておきたい

いつも本当のことを言って
それを聞いてたとえ傷ついたとしても
あとで知らなかったことで傷つく方が嫌
知らなかったあなたの存在を知るのは嫌
すべてを知るなんて無理だと思うけど
あなたが伝えられることはすべて伝えて
言わなくても分かってもらえるなんて思わないで
あなたが口にしないと ただの想像でしかないから

言葉の刃(やいば)

あなたが無用意に放つ言葉の刃に
私がどれだけ傷ついているか知っていますか
謝っても心の傷は癒されないのを知っていますか

刃を放った同じ口から出る言葉に不安を覚え
何も言って欲しくない

これ以上傷つきたくないから

ずっと共にいること

将来の夢はお嫁さんなんて
私は言ったことはないけれど
結婚はおめでたくて幸せなことらしい

ずっと一緒にいたいと思ったことはあるけれど
その思いがずっと続いたことはどれくらいあるだろうか
傍にいてくれる安心感と煩わしさ
嬉しさと寂しさ　喜びと悲しみ
それを全部受け入れてずっと一緒にいたい
そう思える人とどうやって出会えるのだろうか
どうやったらそう思って一緒にいられるのだろうか

ずっと手を繋いでいたら　片手が使えない
向かい合っていたら　周りが見えない
飽きっぽく　自由に動きたい私には息が詰まってしまう

長い間一緒にいるのなら
背中合わせに相手を感じて
お互いの目から見える違う景色を語り合って
上手に「違い」を感じながら楽しみながら
生きなければならないのかもしれない

近距離恋愛

恋をしたら その人の近くにいたい
一目見られるだけで 心が喜ぶ
でも 同じくらい心も悩む

離れてみても まだ近く感じる
より近く穏やかに幸せを感じる気すらする

そばにいなくても
あなたに愛されたことを心が覚えてる

優しい人

優しい人だと言われた
何故だか分からない
でも、単なるお世辞かもしれないから
理由は聞かないでおいた
お世辞は嫌いだから
お世辞を言われても嬉しくない
心のない言葉に返す言葉を考えるのは面倒
心ない言葉は口にしたくない

優しい人とはどんな人なのだろう
人には使うことがあるけど
自分に使われるとよく分からなくなる
優しくあろうとは思ってないから
優しいという言葉が重く感じた