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pripocoの休日

望景亭(旧濱本家住宅)

1月29日(土
随分前のことですが、姫路文学館内にある「望景亭」に行ってきました。

ここ姫路文学館は有名な建築家、安藤忠雄さんの建築です。

望景亭は姫路文学館内の一番てっぺんにあります。
もともと江戸時代からの大地主で姫路を代表する実業家の濱本家の別邸としてここに建てられており、

姫路文学館の建築のため、全て無くなるところを、安藤忠雄さんの提案もあり、取り壊しにならず、1/3程度に縮小され、ここに残されたそうです。

残っているだけでもすごく広くて大きいですこの建物の中は見学無料。(↑北館の張り出した展望台からの景色)

安藤忠雄さんの水景庭園を上り詰めたところに望景亭があります。大正時代に建てられた近代和風建築だそうです。

コレで1/3の大きさだから、当時はどんなもんやったんでしょうね

唐破風の大きな玄関を入ります。私達以外にお客さんはいません催し物がなければいつでも見学可能となってます。

大きな土間があり、中はシ〜ンとしてます。防犯カメラがあるだけで施設の人もいません警備員のおじさんが定期的に文学館の施設内を定期的に巡回されてます。

玄関から入ったすぐのところには、広い洋間があります。

奥に進んでいくと

回廊が迷路のようです

左が茶室となってます。

広い茶室です。和な空間、そして畳ですごく落ち着きます

先の洋室から見えた庭と同じですが見えるものが全く違います
この全面硝子戸のおかげで、めちゃめちゃお庭が見えていつまでもボーッと出来ます。

この木が素晴らしい

上手に撮れませんが見事な枝っぷりです(何の木か聞かないで

畳の間と硝子戸の間に土間があります。この硝子戸を開けて外に出れるようです。


襖の引き手もオシャレです
(あっ、くつろぎ過ぎの寝転んだ手が写ってしまいました

この床の間も、近づくと

細い木が組んであって、なんだか一つ一つがすごく丁寧です
で、驚いたのが

↑茶室を出て後ろ側にある廊下なんですが、先程の床の間からの明かり取りになってるんですいやぁお見事
(あっ、上から言ってる感じですが滅相もない、感動してるんです

茶室を出て、隣の建物と廊下で繋がってます。

廊下の途中に板戸があり、きれいな絵が描かれてます。

いやぁ、もうなんだかよく分からないけど、私の生活には全く関わりのないところにやってきてるという感じと、なのに落ち着けるという…

隣の建物に入ると、グルリと廊下で硝子戸で区切ってあって、外の庭がよく見えます。(↑北側にある裏庭)

こちら側からは先程の茶室が見えますこの硝子も歪みがあってレトロないい感じ

この木の凄さが伝わりませんねぇ
先程いた茶室が見えてます
下には池があって鯉が泳いでいます

こちらの建物の中は、

二間続きの広い和室です
なんと贅沢なんでしょう。
廊下を歩いて南側に来ると、和室と縁側の間に畳の通路が…

うわぁ~~立派な和室です

奥の書院も作りが細かく高級感あふれてます

こんなところにもまた。陶器です…

外の庭に出ました。洋間のある建物の前です。

石垣に自然の大きな石が積み上げてあって、凸凹としててカッコいいです。
その上は生け垣に。あえて凸凹してるんですね。存在感があるのにこの空間に馴染んでます。こんなの初めて見ました。お金持ちのお庭の石垣の石の大きさより小さいですけど、それとはなんか違ってて、重厚感たっぷりで趣があります

現代はこんな感じで味気がありませんあっこれは違いすぎますね

一箇所一箇所、丁寧で、細部まで施されて、日本建築って奥が深くて素晴らしいですね

休憩所ここに腰掛けて庭を眺めても時間が経つのを忘れます。

うわぁしか出てきません

腰掛けた風景は、こんな感じで素敵な枝っぷりの木と奥に茶室が見えます

これは和室のあった建物です。石の上に建ってる高床式
またこの石もすごいし…

建物との隙間を覗くと、なんで石の上に立ってるのか分かりません

奥に進むと、広場になってました。お花見が出来そうです。ドッヂボールも出来そうです

右手の煉瓦塀の切れ間から出てきたのですが、ここから見ても大きなお屋敷です。

瓦屋根も素敵です

贅の限りではないかもしれませんが、迎賓館ってこんなところじゃないのかなぁと思わせる建物と庭園でした

あっ実際に皇族の方が住まわれたこともあるそうです。

好古園(姫路城の隣りにある庭園)も素晴らしいですが、この望景亭は知る人ぞ知るの姫路の隠れ家的存在だと思います。

それが無料です。おまけに姫路文学館の駐車場も無料ですので穴場です





















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