『秋の静寂に包まれて』
白壁に反射する照明
夜風が心地よい窓辺で
柔らかな女性ヴォーカルに耳を傾ける
君とのやすらぎのひととき
擦りガラスのグラスに
注がれてく無色の液体は
なんだか懐かしい匂いがする
瞳で微笑む乾杯の合図で
一気に飲み干す君の横顔
「そんな強くないくせに…」
心の中でつぶやく
他愛のない会話が
いつまでも
君との間に流れてた
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『shy』
今…なんて言ったの?
よく聞こえなかった
そら耳でなければ
もう一度言って
聞き慣れた言葉なのに
あなただと違う
今…どこを見てたの?
視線をそらさなくてもいい
しっかりその目に焼きつけて
あなたに映る全てのものを
なんでこんな時に笑うの?
今の重みがなくなるでしょ
恥ずかしがらずにちゃんと伝えて
さっき口にしたあなたの気持ち
……ほんとは
何度でも聞きたいの