姫にペンを持たすと止まらなくなる…
白いページは絵と字のオンパレード(=^^=)
前に占いで「あなたは童話作家に向いてますよ」と言われたことがある、童話…かぁ☆彡
**********
『花物語』
むかし、むかしあるところに白いお城があって、そこには人気者のお姫様がおりました。
人気の秘密は話し上手で聞き上手なところ、皆を城に招いてはご馳走を振る舞い、語り明かすのが好きなお姫様でした。
ある冬の日…
まだウサギたちも凍えている頃、お姫様のところに1人の子供がやって来ました。
「ねぇお姫様、真っ白な雪の中に黄色い花が咲いてたよ」
「こんな時期に…。黄色い花を見つけたのね(*^-^)bそれはフクジュソウよ、幸せを運んでくれる花。フクジュソウはね、むかしは美しい女神だったの」
女の子は目を輝かせます。お姫様がこんな話し方をする時は面白い話をしてくれるからです。
「その頃、美しい女神は父上が決めた男神と結婚することになってました。
男神は広大な領地を所有し、千里眼のように物知りで、人望も厚く不服の無い相手でした。
でも美しい女神はそんな男神を避けてました。
実は美しい女神には男神よりも愛する者があったからです、密かに人間の男性に思いを寄せていたのです。
男神はそのことを知って、ひどく傷つきました。
人間なんぞと!と父上は怒り、美しい女神を父上はフクジュソウに変えてしまったのです。
美しい女神はフクジュソウに姿を変えても、愛したのは人間だったと言うことを忘れはしませんでした。
そしてつらく厳しい季節を生き抜くすべての人間に対して、幸せになれと願い続けたのです。
花には美しい女神の不思議な力が宿り、それからフクジュソウを見た人には幸福が訪れると言われてるのよ」
女の子はお姫様の話に大満足です。
「じゃお姫様、私は運が良かったんだね」女の子は言いました。
「ええ、そうよ。そしてその幸せを他の人にも分け与えると、もっと幸福になるのよ」
お姫様がそう語ると、女の子は微笑みながら大きくうなずきました。
**********
こんな物語を昔、子供に話したことがあります☆彡
夢と痛みの両方が同居したような物語、あの時どれだけ心に響いてたんだろう…