ペットショップオーナーのブログ

このブログは個人的な私の日記、犬を飼っている方への情報やショップの情報を綴っています。

旅先での失敗

2006年03月18日 | 犬のしつけインストラクター

今日もいつもと同じように仕事で車に乗っておりました。
すると802(関西のFM局)でマーキーさん(DJ)が
「あなたの旅先での失敗」
お題はこんなだったと思いますが、今日(2006.3.18)の番組のテーマとして募集してました。
「そーいや横浜行ったとき・・・。」そのときのことを思い出したので、今よりもっと忘れないためにここに書きます。

今から10年ほど前ですが、JAHA(日本動物病院福祉協会)の犬のしつけインストラクターのセミナーに参加するのに
横浜までやってきたときのことです。
セミナーは2日間で、大阪から日帰りで2日間はちょとキツイので「宿なんて何とかなるわ。」なんて予約も要れずに、その前日の夜に大阪から出発しました。その日は新幹線を下りた新横浜駅の前のホテルに飛び込みで1泊しました。
1日目のセミナーも終えて「とりあえずチェックインしてそこを拠点にこの辺でサケ飲みに行くかな~」なんて少し一人旅みたいな感覚もあったので、特にアテもなかったのでまた同じホテルに泊めてもらおうと考えました。

「1人ですが・・・」
『申し訳ございません。本日満室でございます。』
「そうですか。ありがとう。」
このときは別に気にせず「よそをあたればええわ」と思ってましたが、それがアマかった
『満室です』
『満室です』
『満室です』

その日は土曜日で近くで何やらイベントか何かがあったようで、その周辺のホテルはすべて満室。


そして時間は20時ごろになってました。
「もっと繁華街に行けば・・・そうや!ひとりなんやしカプセルホテルでもええわ。」
でも横浜は初めてだし右も左もわからないところなので、いっそ通行人に尋ねてみることにしました。

「すんませーん、」(大阪弁)
『・・・。』(無視

1人目に声をかけたときに完全に無視されました。めげずに

「あの、すんません、ちょっと教えて欲しいんですけど、」
『はい?街?んーわかんない』

私のタイミングが悪かったのか、風貌が怪しそうに見えたのか、相手にされませんでした。
もともと私は人に何かを教えてもらうことがキライというか、聞かないというか、親か学校の先生以外に物を教えてもらう経験が少なかったので、この「知らない人にものを尋ねた」たった2回の失敗で孤独に支配されつつありました。
感想 「ヨコハマは冷たい街やで」


「そや、ここまで来たんやから東京まで行ったろかい」なんてことも視野に入れながら、ひとまず新横浜駅の地下に下りて、地下鉄の駅の路線図を見てみました。

♪これ以上何を失えば~♪心は許されるの~どれ程の・・・・♪
当時山崎まさよしさんの「one more time one more chance」という曲が流れてたのを憶えています。
聞くと切なくなるこの歌が好きです。
♪いつでも探しているよ どっかに君の姿を 
明け方の町 桜木町でこんなとこに来るはずもないのに
願いがもしも叶うなら 今すぐ君の元へ
出来ないものはもう何もない
すべてかけて抱きしめてみせるよ♪

「あれ?山崎まさよしのあの歌の桜木町ってここのことなんかな。」(実際はどうか知りませんが)
地下鉄の路線図に「桜木町」を見つけました。
「よしゃ、いったろ。」これだけの理由で成り行きで来た知らない街でしたが、桜木町はたくさんお店もあって良い雰囲気でした。

「とりあえず今日の宿を確保するか、先にメシか飲むかどうしよかな」

ひとまず目に入ったホテルに行ってみました。

「1人なんですが、空いてますか?」
『申し訳ございません、満室でございます。もしよろしければスイートでしたら空きがございます。』
さすがにスイートに泊まる財布も気持ちもありません。
「そうですか、ありがとう・・・。」

もう新横浜からここにくるまで歩き疲れてたので、とりあえず・・・・
そのホテルのとなりにあった「吉野家」に入りました。

「ハァ・・・。なんか理想というか予定と全然変わってきたなぁ。」
もう22時過ぎてたと思います。
牛丼でお腹が膨れた私は飲みに行く気も無くなって、カプセルホテルでもう寝ようと考えてました。
探してみました。
でも・・・
探してもありません。
普段はスニーカーなんですけど、ちょっとだけ普段と違う格好してるのでこのときは少しヒールのあるブーツ履いてました。こんなに歩くことを想定してなかったので、履き慣れない靴に足はクタクタでした。
と、ふと見上げるとそこには

【ビジネスホテル お一人様でもお気軽に】

「おお、見っけ。ここ聞いてみよ。
 ん?? 
 ビジネスホテルでおひとり様でも・・・ ひとりって普通やん!?
 まぁ、ええわ、行ってみよ。」

入り口のカンジはちょっと忘れてしまいましたが、何やら怪しげ。空間全体はワインレッドな色あいだったと思います。そしておばちゃんが

『いらっしゃいませ』
「あの、ひとりなんですけど・・・」
『はい、どうぞ。 こちらへ・・・』

とカギを持って部屋まで案内してくれました。

『こちらです。モーニングコールとかあったら電話で言ってね

とカギを渡されました。中はビジネスホテルと言うより、昔のモーテル(昔のモーテルって行った事ないですけど、恐らくそんなカンジだろうと想像)のような雰囲気。ひとりにしては少し広いベッドに枕はふたつ。枕元にはコ○ドームが置いてありました。

「すごいビジネスホテルやな

ある意味かなり感動しましたが、そんな部屋にひとりで泊まるのは妙に寂しくなりました。
冷蔵庫には何も入ってなくてメニューが冷やされてました。

「メニュー冷やしてどないすんねん

ビールを電話で頼むと、さっきのおばちゃんが持ってきてくれました。

一人旅っていいな なんて思ったり思わなかったりの横浜でした。


最初はこんなに書くつもりなかったのに、どんどん文字が溢れてきました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。



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3 コメント

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Unknown (Yurizo)
2006-03-22 09:45:45
最後まで読ませていただきました。

先日、某居酒屋でよく似た話を聞きましたが・・・。やはり”おち”は無いようですね。。。

でもえいじ君の人柄が感じられますよ~~!

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やっぱ大阪人はオトさなあかんわな~ (オーナー)
2006-03-22 11:27:27
ヨコハマっ♪たそがれっ♪ホテルの小部屋~~♪



オチが無かったので、↑こんなの載せて強引に落としたつもりでした・・・。



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Unknown (おーなー)
2007-07-10 22:22:49
ヨコハマっ♪たそがれっ♪ホテルの小部屋~~♪

しまった!
あまりにはずかしいので削除したらコメントに残してしまってた!

もっとはずかしい・・・。
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