またもや更新できずに一週間が経ってしまいましたが、実は色々ありました。
なんと逆子直しのため、外回転術を受けてきました!
さかのぼること3日前の17日。
34週の健診を受けてきました。
ベビさんは2,227gにまで成長し、ほぼ週数通りの大きさでした。
今日は初めてNSTを受け、ベビさんの元気具合もしっかり確認できました。
そして最大の懸念点である、ベビさんの胎位です。
健診2日前ころから胎動が激しくなり、「もしかしたら逆子直ったかも。」なんて淡い期待を寄せていたのですが、先生の「お尻下だね。」という一言であっさり撃沈。
内診もして、まだ産道が硬いことを確認した上で先生から言われたのが外回転術のことでした。
外回転術とは、その名の通りおなかの上から逆子ちゃんを回転させることです。
成功率は約6割。
リスクとして前期破水、臍帯圧迫による胎児心音低下、胎盤早期剥離などが考えられ、万が一それらが起こった場合は緊急帝王切開の可能性があるとの説明を受けました。
成功率もそんなに高くないし、起こりうるリスクを考えるととても不安になりました。
でもやるなら今週中と言われ、この健診で決めなければならず焦りました。
私は出来れば自然分娩を希望しています。
32週に入って逆子が発覚するまでは、それが当たり前だと思っていました。
逆子でも胎位によっては自然分娩が可能ですが、難産になったり、頭位に比べて約30倍の危険が伴ったりするそうです。
それらの危険性をふまえた上で最初から帝王切開が選択される場合もあるとのことでした。
そしてその帝王切開にもリスクはつきものだ、とも言われました。
どの選択をしても、リスクのないことはない、と。
先生からそれらの説明を受け、悩みに悩んだ末外回転術を受ける決意をしました。
そしたらなんと「じゃあ、明日一泊入院してやりましょう。」ということになったのです。
私ももちろん不安でしたが、あまりに急な展開に旦那さまも両親も不安が隠せない様子でした。
そして18日。
午前中に入院手続を済ませ、早速病室へ行き点滴。
ウテメリンという張り止めの薬を点滴で入れます。
この薬を使っている妊婦さんは多いと思いますが、副作用で動悸が激しくなります。
私も例に漏れず動悸が激しくなり、しかも暑くなってきました。
その状態でNST。
ベビさんも何かいつもと様子が違うことを察知したのか、激しく動き回っていました。
でもいたって元気で安心しました。
3時半から施術の予定だったのですが、分娩室で患者さんの容態が急変したとの事で先生達が手が離せなくなり、結局5時まで待たされました。
その頃にはウテメリンの副作用で手の震えまで出てきて、かなり辛かったです。
車椅子で分娩室まで連れて行ってもらい、お尻を高くしてベッドに寝かされ先生を待ちました。
何だかお産のリハーサルみたいです。
そして外回転が始まったのですが、こんなに痛いものだとは思いませんでした。
まず、エコーでベビさんの位置を確認し、骨盤にはまっているベビさんのお尻を持ち上げるところから始まるのですが、よっぽど座り心地がいいのかビクともしません。
そこで先生はおなかを一周、ものすごい力で揉みほぐします。
例えるならば、おなかの脂肪を取るエステの最強版という感じでしょうか?
とにかく骨盤とベビさんのお尻の間に差し込まれた先生の指がほんっとうに痛くて痛くて・・・。
助産師さんから、「出産のときと一緒で、痛いときは口から息を吐くと楽になるわよ。」と言われ実行するものの、大して楽にはなりませんでした。
5分揉んでは心拍とエコーを確認、というのが20分程続きました。
途中ベビさんが動き出したので、その動きにあわせて何とか回転させようとしたのですが、先生が「嫌がってるみたい。抵抗してきてるわ。」と一言。
それでいったん休憩することになりました。
私は痛さと変な緊張感から冷や汗をかきグッタリ。
先生もものすごい力を使っているのでグッタリ。
やっぱりダメかも・・・と半ばあきらめかけました。
それでも休憩中、ベビに「楽に生まれてくるために、がんばって頭を下にしようね。」と言い聞かせ、再度挑戦。
すると願いが通じたのか、すぐに骨盤からお尻が抜けました。
すぐさま先生がベビの頭とお尻に手を当てて、グルッと半回転させていきます。
今度はベビも協力的で、回転する方向に手足をバタバタさせていました。
そして先生が「回った!」と一言。
なんと大成功です
助産師さん、先生とみんな大喜びでした。
心拍、NST共に異常がないことを確認してもらい、無事終了。
車椅子で病室に戻りました。
最悪のケースを考えて、「もしベビを失ってしまったら・・・。」という不安で精神的にも本当に辛かったのですが、ちょっとの可能性にかけて良かったと心から思いました。
そしておなかの中で必死に頑張ってくれた我が子に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また元に戻ってしまうこともあるらしいのですが、そしたらもうあきらめます。
ベビにとって、きっとその姿勢が一番居心地がいいんでしょうから。
夜寝る前、そして翌日19日の朝のNSTでも元気な様子を確認してもらい、無事退院することが出来ました。
今まで順調な妊娠生活を送ってきただけに、今回の出来事にはかなり動揺してしまいましたが、何とか乗り越えられて良かったです。
これでとりあえず悩みはなくなったので、残り少ない妊娠生活を楽しみたいと思います。
今日から35週。本当にあと一ヶ月ちょっとでベビさんとご対面。
待ち遠しいです。