本日付の
ポートフォリオオランダニュースによると、オランダ法務大臣が、EU閣僚会議でオランダのドラッグ政策が甘すぎると多国から非難を浴びたので、じゃあ外国人には売らないよ、というやけくそな発表をしたという。ニュースの詳細は下のほうに引用。
たしかに、アムステルダムのコーヒーショップ(マリファナとハシシが買える店)を見ると、ツーリストだらけ。もちろんオランダ人もいることはいるが、半分以上はバックパッカーのツーリストたち。日本人もよく見かける。みんなちょっとした冒険を楽しんでいるんだから、大目に見てあげればと思ってしまう。
オランダのドラッグ政策はある意味で成功しているらしい。ソフトドラッグの販売を合法にし、中毒性の強いヘロインやらコカインといったハードドラッグを禁止することで中毒患者は多国より少ないらしいし、ドラッグがらみの犯罪も少ないという。ただし、オランダがコカイン貿易の中継地になっているのも有名な話。こっちはドラッグやるとかやらないの庶民レベルの話じゃなくって、組織犯罪のレベルの話。
コーヒーショップでソフトドラッグを外国人に売らないなんていうつまらないポーズをとらないで、こっちの組織犯罪のほうに力をいれろよー、と思ってしまう。すごいマネーロンダリングがからんでりのだろうしね。うん、もしかして国家ぐるみなんだろうか、と勘ぐってしまう。
以下ポートフォリオのニュース
将来、オランダのコーヒーショップでソフトドラッグを買えるのはオランダ人だけで外国人への販売が禁止されるかもしれない。 これはオランダのドナー法務大臣の計画で、まず実験的にマーストリヒトでこれを始めたい意向。 マーストリヒトのLeers市長は法的根拠なしでこれを進めるのはあまり効果的でないと反応している。
金曜日ブラッセルで開かれたEUの内務、法務大臣の閣僚会議にて、オランダのソフトドラッグに対する自由な方針が砲火を浴びた。会議のあと、ドナー法務大臣はソフトドラッグの外国人への販売は禁止したい旨を発表した。 ソフトドラッグの購入にはIDカードを提示するシステムをつくりたいという。 まず、マーストリヒトで実験し、その後国境付近にある他のコーヒーショップにも拡大したい意向。
しかし、人と物の自由な動きが保証されているヨーロッパでは、コーヒーショップでのドラッグの販売も拒否できないことがネックになっている。
Leers市長はドラッグを求めてマーストリヒトにやってくるいわゆるドラッグツーリストを排除するための独自の計画がある。 国がなかなか重い腰をあげないのに業を煮やしたLeers市長は独自の計画を進めようとしている。マーストリヒトのセンターにある16のコーヒーショップを郊外にある「マリファナ・ブルバード」(weetboulevard)に引越しさせる。 拒否した店には営業許可を与えないというもの。年間マーストリヒトに来るドラッグツーリストの数は1500万人、1日4000人もいる。これを街中から排除したいという。
(Het Beleng van Limburg より)