オランダ発ニュース

ラジカルな国のニュース

ベルギーでのドラッグ価格が低下

2004-11-30 | ヨーロッパのニュース
ポートフォリオ・オランダ・ニュースによると、ベルギーでの違法ドラッグの市場価格が低下しているそうです。ドラッグというとオランダというイメージがあり、ベルギーではドラッグなんてだれもやらないと勝手に信じていた私はまぬけです。
ヘロインが流行遅れになり、今はコカインとXTCがインであるらしいのですが、なんだか趣旨のわからないニュースでもあります。

オランダで外国人はマリファナが買えなくなる?

2004-11-21 | オランダ国内ニュース
本日付のポートフォリオオランダニュースによると、オランダ法務大臣が、EU閣僚会議でオランダのドラッグ政策が甘すぎると多国から非難を浴びたので、じゃあ外国人には売らないよ、というやけくそな発表をしたという。ニュースの詳細は下のほうに引用。

たしかに、アムステルダムのコーヒーショップ(マリファナとハシシが買える店)を見ると、ツーリストだらけ。もちろんオランダ人もいることはいるが、半分以上はバックパッカーのツーリストたち。日本人もよく見かける。みんなちょっとした冒険を楽しんでいるんだから、大目に見てあげればと思ってしまう。

オランダのドラッグ政策はある意味で成功しているらしい。ソフトドラッグの販売を合法にし、中毒性の強いヘロインやらコカインといったハードドラッグを禁止することで中毒患者は多国より少ないらしいし、ドラッグがらみの犯罪も少ないという。ただし、オランダがコカイン貿易の中継地になっているのも有名な話。こっちはドラッグやるとかやらないの庶民レベルの話じゃなくって、組織犯罪のレベルの話。

コーヒーショップでソフトドラッグを外国人に売らないなんていうつまらないポーズをとらないで、こっちの組織犯罪のほうに力をいれろよー、と思ってしまう。すごいマネーロンダリングがからんでりのだろうしね。うん、もしかして国家ぐるみなんだろうか、と勘ぐってしまう。

以下ポートフォリオのニュース

将来、オランダのコーヒーショップでソフトドラッグを買えるのはオランダ人だけで外国人への販売が禁止されるかもしれない。 これはオランダのドナー法務大臣の計画で、まず実験的にマーストリヒトでこれを始めたい意向。 マーストリヒトのLeers市長は法的根拠なしでこれを進めるのはあまり効果的でないと反応している。

金曜日ブラッセルで開かれたEUの内務、法務大臣の閣僚会議にて、オランダのソフトドラッグに対する自由な方針が砲火を浴びた。会議のあと、ドナー法務大臣はソフトドラッグの外国人への販売は禁止したい旨を発表した。 ソフトドラッグの購入にはIDカードを提示するシステムをつくりたいという。 まず、マーストリヒトで実験し、その後国境付近にある他のコーヒーショップにも拡大したい意向。

しかし、人と物の自由な動きが保証されているヨーロッパでは、コーヒーショップでのドラッグの販売も拒否できないことがネックになっている。

Leers市長はドラッグを求めてマーストリヒトにやってくるいわゆるドラッグツーリストを排除するための独自の計画がある。 国がなかなか重い腰をあげないのに業を煮やしたLeers市長は独自の計画を進めようとしている。マーストリヒトのセンターにある16のコーヒーショップを郊外にある「マリファナ・ブルバード」(weetboulevard)に引越しさせる。 拒否した店には営業許可を与えないというもの。年間マーストリヒトに来るドラッグツーリストの数は1500万人、1日4000人もいる。これを街中から排除したいという。
(Het Beleng van Limburg より)





ラガーフェルト、H&Mにはもうデザインしない

2004-11-19 | ヨーロッパのニュース
本日のニュースで、ラガーフェルトはもうH&Mのデザインはしないと宣言。ラガーフェルトはH&Mの発注量が少ないことを非難し、H&Mはラガーフェルトがスノブだと非難。ラガーフェルトがスノブじゃなかったら何なんだですが、、
論争の焦点は、ラガーフェルトが大きなサイズの服を作らせなかったこと。「私の服はやせている人向けに作っている」とおっしゃったそうです。
これじゃあ、オランダ人の巨○は怒るでしょう。

オランダ衰退、、

2004-11-18 | オランダ国内ニュース
「娘通信」というブログにあった、宮崎正弘のメルマガからの引用

ゴッホ殺害事件から一連のテロについて

皮肉なことに、この多文化融合主義政策に
政府が力を入れたことが
逆にオランダ衰退の原因となっている。
(前後略)

うわー、オランダ衰退だって。そうなのかなあ。
しかし、オランダ人は歴史的に打算でやってきたしたたか者。こんなことじゃあ
つぶれやしないと思う。
歴史的に迫害されてオランダに逃げてきたユグノー(プロテスタント)やユダヤ人を受け入れたのは彼らが頭がよくて技術を持っていたのでオランダの国益に役立つから。役に立たない移民は隔離政策でゲットーに入れておいた。融合なんて必要ない。隔離(アパルトヘイト)しておけば問題ない。こっちもあなたがたを弾圧したりしないから、私たちの邪魔をしないでね、という暗黙の了解のもとのアパルトヘイト政策であった。
しかし、今この暗黙の了解が破られ、自分たちの生活が脅かされることになった。
そうなると、オランダ人は徹底的に排除に回る気がする。

事実、テロを送ってるのはお前の国なんだからテロ対策の金を払えとモロッコ国王に要求したりしている。

オランダ、カーオブザイヤー

2004-11-15 | オランダ国内ニュース
2005年カーオブザイヤー(Auto van het Jaar 2005)は、電気/ガソリン燃料のいわゆるハイブリッドカーであるトヨタのPriusが選ばれた。 BPM(車両税)ゼロで購入できるこの日本の中級車は総合得点406点を獲得した。 ポートフォリオニュースより

このニュースでいいなあと思ったのはBPMがゼロであるということ。
オランダは、車を買うとBPMという車税とBTWという付加価値税(19%)がつき、なんだかんだで車両価格の35%ぐらいが上乗せされて、うわーっという値段になる。同じ車をベルギーでの小売価格と比較してみたら25%ぐらい違ったような覚えがある。スピード違反の取り締まりはますますエスカレートするし、どこに行ってもびっくりするほど高い駐車料金(東京並み)は取られるし、車は高いしで、ほんと踏んだりけったりです。この国。
ところで、なんでPriusはBPMがゼロなんだろう。

ラガーフェルト(シャネルの)がH&Mで買えるって?!

2004-11-13 | オランダ国内ニュース
ヨーロッパのどこの都市にもある安くてトレンディなファッションチェーンH&Mが本日からカール・ラガーフェルトデザインの服を販売開始する。 H&Mはスエーデンの企業だが欧米でその販売網を拡大している。
カール・ラガーフェルトはシャネルのデザイナー。(ポートフォリオオランダニュースから)


H&MっていうのはIKEAやSaabやVolvoやEricssonと同じスエーデンの企業です。
あんなに人口が少ない国なのにこれだけ多国籍企業を出しているというのはどんな秘密があるんだろう。 H&Mというのは、もうこれ以上安くは売れないだろうというくらいの値段で最先端のデザインの服を売っています。もちろん日本のユニクロみたいに品質はよくないですが、トレンディという意味では群を抜いています。 これまでも、トップモデルをポスターに使ったりと、安さを押し出さない魅力的なマーケティングを展開しシェアを伸ばしてきています。今回はファッション業界もびっくりのカール・ラガーフェルトの起用。
オランダ、アムステルダムの店はオープン前から人が並び、1日で売り切れ状態になったそうです。
明日行っても何も残ってないだろうなあ。悲しい。



オランダ軍イラクから撤退

2004-11-13 | オランダ国内ニュース
本日金曜日、政府は6月に決定した1350人のオランダ軍を来年3月半ばにイラクから撤退させることを再確認した。これは国防省のカンプ大臣が閣僚会議のあと述べたもの。
(ポートフォリオニュースより)


そうなると、日本もイラクの復興のためです、軍事目的ではありませんなどとのんびりしていられなくなりますね。自分で銃をとって自軍を守らねばならなくなります。オランダ軍が守ってくれないから僕らも帰りますーってわけには行かないでしょうし、なんだか日本の将来が決まりそうな今回の決定でした。

オランダのホットスポットファインダー

2004-11-12 | オランダ国内ニュース
オランダの企業WiFiSnifferがワイアレスネットワークを簡単に見つけ、その信号の強弱も測れるキーホルダー型装置WiFiSeekerを開発した。ポートフォリオオランダニュースから

記事には「いちいちPCをかばんから出してWirelessの信号があるかどうかチェックしなくてすむ」とあるが、そんな用途に実際使われるとは思えない。悪用かネット無料接続ぐらいに使われるような気がします。だいたい、この会社名WiFiスニファからしてすごすぎ。

飼い犬に手をかまれる?

2004-11-10 | オランダ国内ニュース
ポートフォリオオランダニュースより
アイントホーベンに近いUdenにあるBedir Islamtische Basisschool (イスラム系小学校)が火曜日の夜中に放火された。この学校には140人の生徒が通学している。 ケルステン市長によれば校舎にはかなりの損傷が生じたという。
学校の壁にはテオ・ファン・ゴッホの殺人に関する落書きが見つかった。 「テオ、安らかに眠れ」 そして
世界共通の白人過激派のシンボルである「ホワイト・パワー」のサインがあった。

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ここのところ、イスラム系の学校やモスク、キリスト教会への放火合戦が続いている。犯人はどちらもいわゆる過激派なのであるが、日常で宗教対立などあまり気にしなかった人たちの間でもざわざわしてきている。
昨日、たまたまファンゴッホが殺された通りの近くの病院に知人を見舞いに行った。 アムステルダムの中央よりやや東のエリアである。 病院は近代的で清潔で大きく、メインエントランスから広い廊下(というよりストリート)が続いている。そのストリートを歩いていて目に入ったのが
「イスラム教徒用お祈り部屋」という看板。 ご丁寧にアラビア語もついている。
そうなんだ、イスラム教徒は特定の時間にお祈りをするんですね。病院にいようとどこにいようとこの習慣は変えられない。
アムステルダムでは市役所に行っても、オランダ語、英語、アラビア語、トルコ語で表示がある。
移民にオランダ語を強制するより、移民の言葉で書いたほうが情報は伝わりやすいというのであろう。

そうこうしているうちに、アムステルダムの筆頭宗教はイスラム教徒なり(現在13%)、2030年には60%になると予測されている。

うーん。