1年前の今日は
早朝お母へ病院から連絡が入り
お父の血圧の低下を知る
遂にカウントダウンが始まった
妹を含め3人で病院に出向く
コロナ禍で見舞いの制限があった為
3人で出向くのは初となる
ホスピスの個室のベッドに横たわる
息絶え絶えのお父のその姿は
ドラマなどで真っ直ぐキレイに横たわる
あの光景と全く違って
意識のない中でも苦痛からか
身体の置場がないもどかしさと
お父の性格を表したかのような
脚は半股開き
暑いのか?
病衣の上衣ははだけており
布団も投げ出して殆ど掛かってない
直そうとすると
顔をしかめ触らせようとしない
体勢を直そうにも
最後の力を振り絞るかの如く嫌がる
時に宙を掴もうと手が動く
そんなお父との対面の後
担当ナースよりカンファレンスがあり
いつどうなるかわからない
遂に看取りの領域となったのだ
このまま家族が付き添うか否か
付き添うなら
一切病院から出れないと告げられ
一旦帰るを選択する
ホスピス入院中のお父の様子をこの時
担当ナースより聴き
肺がんなのに喘鳴もなく
ホンマに肺癌なのか?
と疑問に感じながら
原発の右胸を押さえる素振りは
確信にも思える
酸素マスクもしてなければ
喘鳴も聴かれない
大好きなお酒の席に余命宣告直前まで
顔出ししてて
もう少し飲み仲間とワイガヤしたかった
んやないかとも思うけど
色んな固定概念を払拭するかの如く
幾度と命拾いしての75年間やったから
充分満足してるに違いない
あの光景からの一周忌
あっと言う間やったのか長かったのか...
実家在住のお母と姪っ子①と
妹夫婦と我が夫婦
集まって忍ぶコトもなく
鱈腹食べて飲むのむ呑む
って鈴チンチンしてないやん~
また実家へ出向かなくてはならぬなぁ