めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

山小屋の灯

いくつかの頂上に行く前だったか、友人と西穂高山頂まで行く事になった。
その西穂行きがキッカケで他の山にも行こうという事になったと記憶している。


西穂高までは新穂高ロープウェイ🚡で上がりそこからどれだけ歩いたかはお覚えていない、日帰りだった。

途中西穂高山荘の前を通り西穂高山頂に行くのですが、山小屋なるものを見たのはそれが最初だった、こじんまりとしていて炉端があり小屋という風情だった。いつか泊まってみたいと思っていた。それからしばらくしてその山小屋が燃えたと知り、えー!!だったが今は小屋からどこにでもあるような山荘となっている。

西穂山頂からもう少し行ったと思う。その日は初秋、空気が澄んでいた。そこにジャンダルムの岩のドームが見えこんな岩登れるのだろうか?と眺めていた。
イワツバメ?が頭上を風切り音を立てながら物凄い速さで行ったり来たりしていた。

翌年夏、立山縦走路、大汝の頂上直下に山小屋があってここにも泊まってみたいと思ったりした。今は避難小屋として使われているが当時は宿泊できたように思う。





著者は山と渓谷社からフリーに。
この本には16の山小屋の事が書かれています。
2017・7刊

表紙の山小屋は"駒の小屋"尾瀬、会津駒ケ岳頂上から20分。
1番思い入れが強い山小屋なんでしようか。

(本文より)
『自炊小屋の夜』

「うちは自炊だけなので食事の準備をお忘れなく。」駒の小屋に予約の電話を入れたときにそう告げられてから、じつはずっと憂鬱だった。
山岳誌の世界では同行カメラマンの食事の世話は編集者の仕事だ。カメラマンは10キロ以上も機材を背負って登るのだから食材を持たせるなど言語同断。そう教えられた。私は料理が苦手だ。台所を使うのは愛猫の好物であるササミ茹でるときくらいで、もっぱら外食。最近は女子の間で山ご飯が流行はやっているそうだが、なぜわざわざ山の上で面倒な調理をしたいのかわからない。それに毎日家族のために食事をこしらえている野川さんの方がずっと料理上手なのだ。

モヤモヤをしている間に山行前日になってしまった。季節は秋。10月中旬といっても会津の山の夜は冷えるだろう。これはもう鍋1択だということで、ネット上の鍋レシピをひとしきり検討し、もっとも体が温まりそうなチゲ鍋を夕食のメニューとすることにした。駒の小屋は会津駒ヶ岳の山頂から20分ほど歩いたところにある。地図で確認した限りそこまで苦労しそうな道ではないし、奮発して分厚い豚バラ肉を前日からコチジャンに漬け込み、さらにそれを冷凍して持参するこにした。(byクックパッド)」

(本文より)


おわりに
野川さんと山小屋を訪ね歩くようになって10年近くになる。初めて一緒に山小屋を訪れたのは登山を始めたばかりの20代のころで「どんな強面の主人が出てくるだろう」と、小屋の前の扉の前でもじもじしていたように思う。世間知らずの若造にとって、山小屋での時間はカルチャーショックの連続だった。小屋主に靴の脱ぎ方を叱られたり。見ず知らずのおじさんに布団のたたみ方を指導されたり。「あなた、もっときちんと荷物の整理をしなきゃだめよ」とお姉様方に注意をもらったり。「ああ面倒くさい!」と内心毒づきつつも、指摘されるのは確かに自分の至らない部分で、規範や行儀について、大人になってからこれほど率直にダメ出しされるなんて、妙に清々しい気持ちになったものだった。、、、



お休みなさい。




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