多和田葉子著 1992年12月初出<あらすじ>多摩川べりのありふれた町の学習塾は"キタナラ塾"の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬の婿入り」の話をしていたら本当に「犬男」の太郎さんが押しかけてきて奇妙な二人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的な世界を新しい視点でとらえている。何が何だかわからない未だに何?と思っている。犬の祟りやLGBT🏳️🌈や世間体があったりとモヤモヤが残った。このモヤモヤ感は世間体を意にしない、または世間に縛られない主人公と民話がミックスしているからだろうか。