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めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

猫を棄てる  

副題、父親について語るとき

2020年4月 刊

村上春樹は猫好き。 
小さい頃から猫と本が友達だったようです。
それなのに猫を棄てるとはどういうことなのか

ある時、子猫を数匹産んだので、これ以上育てられないと親猫を父親と近くの浜に棄てに行った。
父親が自転車を運転して村上春樹が荷台に座り箱に入れた親猫を持って行く。
しかし、帰宅してみるとその親猫は自分達より早く家に戻っていて、父親も村上春樹もビックリするがそれが安堵に変わった。

父親は小さい頃、寺の小僧に家を出された。
しかし寺に馴染めず家に戻ったという過去があった。

学業、戦争、就職、家庭

著者と父親は不仲になり長い間疎遠になるが
亡くなる前に関係修復する。

村上春樹の小説には父親が描かれていないと言われていました。
著者にとっていつかは語らざるを得なかったのでしょう。





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