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日本スピッツ 当時の北海道地方の現状

2016-05-19 13:56:29 | 日本スピッツ

 

2016-05-19 
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 日本スピッツ保存会資料より


書籍より(スピッツ読本)


 北海道におけるスピッツ犬種の著しい増加をみたのは、
この3、4年であって、また、この犬種が北海道に渡来したのは終戦後、
即ち昭和20年以降といって差し支えないと思われる。

 この犬種の急速な増加の理由は、大別して2つあると思う。
その一つはこの犬種の気品の高い容姿と、婦人、子供でも取り扱い易い手頃な大きさである事、
 他の1つは多少重複するが、犬舎設備とか運動が簡単で、
それに飼料が少量で済むという事、 この2つに要約出来ると思うが、
 更に流行という要素・・・・
 これはこの犬種の真の愛好家達にとっては有難迷惑な事であるが・・・・

元来、北海道はシェパード犬種の愛好者の多い土地で、
戦後の我が国のシェパード犬種の復興の原動力を発揮し、また、その推進地でもあった事は、
承知の事実であるが、シェパード犬種の愛好者には同時にスピッツ犬にも関心をもつ人達も多く、
またスピッツ犬に転向した人も少なくない。


 これ等の人達がシェパード犬によって得た知識経験を活用して、
繁殖、飼育しているから、北海道のスピッツ犬及び同犬界の水準は想像にお任せする。

 頭数は
札幌を筆頭に函館、旭川、帯広、釧路、室蘭、小樽等に多く、深川、砂川、紋別その他各地に
一様に増加しつつある状況にある。
 北海道においてこの犬種の登録及び血統書発行の取扱をしているのは
日本ケネルクラブ(NKC)だけである。

このクラブでスピッツの登録及び血統書の発行を開始したのは
昭和27年11月10日からで、昭和31年1月末日現在で、
800頭の登録並びに血統書が発行されており、逐年増加の傾向にある。


  まだ あと書かれておりますが ここまでで


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