
「暴れん坊将軍」、けさは江戸城の大奥が舞台だった。大奥には階級があり、筆頭大奥年寄りがトップで、一番下の女中は将軍の顔すら拝めない。
そのころ、町民や田舎娘の親を騙して数十両を受け取る代わりに娘を大奥に女中奉公させてやるという寺社奉行をバックにした悪徳商人による詐欺が流行っていた。その時に親たちを信用させるために使っていたのは、大奥年寄りが書いた短歌の短冊。使われたのは25年も大奥に仕えていて、達筆に加え厳格で恐れられる滝川(高田美和)のものだ。それは、滝川と筆頭年寄りを争う水無瀬(沢井桂子)の手下が滝川の部屋から持ち出したものだった。
だまされて江戸に出てきた田舎娘のお光(桑田靖子)は、吉宗の計らいで大奥の下女となるが、ひょんなことからそのからくりを知り、御庭番(密偵)バリに探索を始める。
ある時は、吉宗と一緒に小舟に乗って蓑をかぶって身を隠し、城外に抜け出すことも。もちろん将軍様とは知らないで。
寺社奉行はお光の活躍があってかどうかはわからないが、吉宗に成敗される。その場を滝川と見たお光はビックリ。
そして、最後にはオチがあった。滝川の書いた短歌に「一人寂しい体が熱い」などという恋文めいたものが見つかり、御用側用人のジイ・田野倉(船越英二)に「上様に対して、はしたない」とたしらめれるが、滝川は「これは上様に対してのものではりません。田野倉様に対しての気持ちです」と打ち明ける。狼狽するジイに吉宗は、大岡越前(横内正)と笑顔を交わした後、滝川を田野倉家に迎えるように命じるのだった。
お光は、江戸に出て江戸城周りの植木職人をしていた恋人とともに田舎に帰って行った。
ゲスト主役は桑田靖子と思っていたが、滝川がやけにきれいで気になったので、終わりのテロップを観たら、高田美和だった。ラストといい、彼女が主役だったのかも?
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