Piano band~海津幸子・石井正美

ピアノの4手連弾で楽しむ音楽

今日の合わせ

2006-01-13 | Weblog
今回ポップス系の曲があります。
ボサノバやジャズワルツ、タンゴなど。
ちょっとした演奏のコツを教えてもらって、
少しはそれらしくなったかしら…(笑)

バッハの管弦楽組曲も古典舞踊の拍節感がむずかしい。
どうも我々にはエレガントさが必要らしい(笑)

ブラームスのハンガリア舞曲も、
どこまで舞曲らしさを表現しようか…

主よ人の望みの喜びよ

2006-01-12 | Weblog
a SoundPie 2000

Jesus bleibet meine Freude,
meines Herzens Trost und Saft,
Jesus wehret allem Leide,
er ist meines Lebens Kraft,
meiner Augen Lust und Sonne,
meiner Seele Schatz und Wonne,
darum laァ ich Jesum nicht
aus dem Herzen und Gesicht.

J.S.Bachのカンタータ147番、
聖母マリアの祝日用カンタータ「心と口と行いと生きざまは」の中のコラール。

原曲の編成は、なかなかユニーク。
 コーラス(Sop.Alt.Ten.Bass)
 ストライド・トランペット(コラール定旋律)
 オーボエ
 バイオリンI&II、ビオラ、チェロ、コントラバス
となっていますが、ピアノ1台4手連弾での演奏も癒されますよ。


今日の合わせ

2006-01-04 | Weblog
今日は少しまとまった時間合わせをすることができました。
まだ仕事が始まっていない所もありますからね。
いつもは21時頃から始めて帰宅は翌日になってますが、
今日は今日のうちに帰って来れました(笑)

本来は一人で弾くための楽器ですから、
手や腕がぶつかって弾きにくかったり、
ペダルが自分のイメージと違ったりということがおこってくるのです。
音楽としてひとつにまとめて行くことはもちろんですが、
そんなことの処理もとても大切。
鍵盤の奪い合いにならないようにしないとね(笑)

バッハの管弦楽組曲の3曲が、いいイメージになりそう。
まだまだ古典舞踊の拍子感に磨きをかけないといけませんが、
それに乗れたらきっと「Piano band」ならではの
楽しく美しいバッハが演奏できそうです。

難曲「ラ・ヴァルス」は
トンネルの向こうに明るい出口が見えて来た感じです(笑)
色彩的でお洒落で遊び心も躍動感もあって…
そんな仕上がり目指しています。
まだ道のりは遠いのですが、
何かひとつクリアーすると次の新しい何かが見えてくる、
そんな喜びも同時に感じつつの練習です。

誰だったか二人の稽古を見ていた人が、
ほんとに二人ともよくしゃべりながら合わせをするね、
と言われたことがあります。
たしかに手が当たったり音を間違えたりしたら、
「アッ!」とか「ゴメン!」とか言葉を発するし、
ここはこうしようか、とか、こんなのどう?、とか、
う~ん、たしかによくしゃべるかも…???
それはかなり楽しいかも、と、
第三者的にみると思えなくもないかな(笑)

弾いている本人たちも楽しんでます!

主よ人の望みの喜びよ

2006-01-03 | Weblog
誰もが聴いたことのあるバッハの曲ですね。
カンタータBWV147のコラールです。
歌詞はマルティン・ヤーン作の<Jesu Meiner Seelen Wonne>。最初から最後まで続く3連符に乗って聖なるコラールが歌われます。

今日のような暖かい日差しの午後によく似合いますね。
日曜の昼下がり、ゆったりとリラックスして自然と音楽に入って行けるような、シンプルだけど暖かく優しい、そんな演奏イメージしてます。

胡桃割り人形~花のワルツ

2006-01-03 | Weblog
昨日、ウイーンフィルのニューイヤー・コンサートを聴いていたら、ワルツが弾きたくなりました! そこで「胡桃割り人形」の「花のワルツ」を練習しました。

「胡桃割り人形」は、御存じチャイコフスキーの傑作で、もともとバレー曲として作曲されました。しかし、バレー完成に先立ってこの中から何曲かを選び「管弦楽組曲」の形で世に出したのです。そのために、実際には初演はバレーではなく演奏会ですし、曲順も実際のバレーとは異なります。

『花のワルツ』は、バレーの場合でもクリスマスの飾り付けの花たちが踊り出す場面で、とても華やかな曲です。チャイコフスキーは、ワルツが得意だったのではないでしょうか? バレーにはそれぞれ有名なワルツがあり、いずれもシュトラウスを凌ぐあでやかなワルツですよ。

ウイーンのワルツとは違いますが、宮廷での艶やかな様子も目の前に浮かびます…
なんて、そんなふうに弾けるといいな!

歌曲「死の舞踏」

2006-01-02 | Weblog
サン=サーンス代表作のひとつ交響詩「死の舞踏」は、実は作曲者自身の手により、歌曲にもなっていたのです! 

「死の舞踏」のタイトルからすると少しおどろおどろしいものをイメージされる方もいらっしゃると思いますが、その点はさすがのフランス人、音もその色彩感もセンスよくとてもお洒落な歌曲になっています。フランス語の持つ母音のニュアンスの陰影、子音の歯切れの良さが、音形にうまく乗っていて、実に生き生きとした舞踏になっています。
生き生きとしているのは骸骨たちで、なんとも楽しげ(笑) コケコッコーと朝を告げる鶏の声は、彼らにとっては淋しい時を告げる鐘の音なのですね。それまで時間の経過は感じさせなかった音楽が、朝を知らせることで夜中踊り続けていたことをも感じさせる、この点もなんとも詩的だと思いませんか?

サンサーンス

2006-01-01 | Weblog
『死の舞踏』の詩です!
エスプリとユーモアが感じられてどことなく愉快。
これ、フランス語だとまたいいんだなぁ~



「 死の舞踏 」Danse Macabre  
     
詩: J.ラオール  日本語訳:藤井一宏
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ジグジグザグ、死の声は調子に乗り
踵で墓場をタップする
夜中に死はダンスを踊る
ジグジグザグ、ヴァイオリンの調べに乗って
冬の風は吹き、夜は暗く
菩提樹は恐ろしげにざわめく
白骨は闇にうごめき
経帷子を振り乱して飛んだり跳ねたり
ジグジグザグ、皆小刻みに体を震わせ
踊り手の骨はガチガチ鳴る
苔の上にいちゃいちゃしたカップル
昔の楽しい思い出を再び楽しむかのよう
ジグジグザグ、死神は踊り続ける
喧しい楽の音と共に
ヴェールが取れたぞ!踊り手は裸だ!
合方は彼女の裸体を優しく隠す
かの貴婦人は伯爵夫人かはたまた男爵夫人
こちらの青ざめた優男は車大工
なんてことだ!彼女は身を委ねる
この下賎な男が男爵であるかのように
ジグジグザグ、サラバンドだ
亡者が手を繋いで輪になった
ジグジグザグ、その輪の中では
王様と乞食が一緒になって跳ね踊る
だが、シッ! 輪舞は突然止んだ
皆押し合い、逃げ去っていく
一番鶏の声と共に
おお、亡者たちの美しき夜!
死んでしまえばみな平等だ!