カサンドラケア・オオトリ

東京都で男性カサンドラ(女性発達障害者のパートナー)を専門に支援を行っています。カウンセリング、回復プログラムを提供。

4/29つぶやき 発達障害者は偉い人の話を受け入れる

2016-05-07 11:16:09 | twitterまとめ
こんにちは。
東京で、男性を専門にカサンドラ症候群・DV・モラハラの回復プログラム『カサンドラケア』を提供しているカサンドラケア・オオトリの大鳥大です。

『4/29つぶやき 発達障害者は偉い人の話を受け入れる』
なぜ専門家は、『説明されれば、アスペルガー症候群の人は受け入れることができます。』と平気で言うのでしょうか?これができるASDの人を私は3人しか知りません。https://cocooru.com/news/?p=2425

ASDは、身近な人間の話ほど聞かないという特性があります。恋人や結婚相手の意見を聞く耳はほぼ無く、医者や上司やテレビなどの権威の言うことならば聞くのです。

パートナーの立場の人にとって『ASDは話せば分かる』は間違いです。正解は『ASDは、偉い人に言ってもらうと受け入れる』です。

ASDのパートナーは、きちんと説明しても、どんなにかみ砕いて言っても、何を工夫しても全く伝わらない状況に打ちのめされ、相手にとって自分が価値が無いように感じてしまうのです。

ASDには、社会とのギャップを埋めてくれるアドバイザーが必要です。この役割を家族や恋人や配偶者に求められますが、それはASDの特性上有効ではありません。身内の意見は無視する傾向が強いからです。

ASDのアドバイザーとして適しているのは、医師やカウンセラーなど先生と呼ばれる存在です。権威のある人間から意見を言ってもらうと驚くほど素直に話を聞きます。

お説教や諫言は、初めから偉い『先生』にアウトソーシングすることが重要です。ASDを否定すると、問答無用で敵認定されます。そうなると、被害者意識の塊となって、何を話しても攻撃と受け取るようになります。

パートナーの立場でASDと大事な話をすることは非常に難しいです。ASDにとって『現実を見つめ、今のやり方を変えること』=『私を否定した』となるのです。それが建設的かどうかは問題ではなく、否定が問題なのです。

ASDにとっても、パートナーにとっても、アドバイザーは必要です。二人の生活を作る為に、アドバイザーに間に入ってもらい、橋渡しをしてもらう必要があるのです。

今、発達障害者の夫婦や恋人との関係づくりというとても難しい問題に対して、まったく公的な支援が行われていません。本当に必要なことなのに、残念でなりません。


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