薬師丸の犬小屋

そこらで晒した自作まんがの個人的保管庫
ペット日記系ブログと勘違いした人ゴメンナサイ

これまでのWORKMANのこと

2016-12-31 15:40:28 | Weblog
折角大晦日に時間が取れたので、足掛け1年半ほど続けてきた小説の事を振り返ってみようと思う。
ビバ、自分語り☆


第一話 マシュー、近衛師団に絡まれる
記念すべき第一話。構成を考える時間がたっぷりあったおかげか、後の話よりもまとまりがあると思う。
頼み人も全員に因縁があるし、WORKMAN三人の見せ場も等しく存在。
正直、これよりまとまりの良い話が今後書ける気がしない。

第二話 フィアラ、花嫁に憧れる
種族間の寿命差というギミックを取り入れたかったお話。当初は
「盗賊団を滅ぼした末裔の娘と、当時の生き残りが恋仲になるもその因果から悲劇が起こってお仕事に発展」
というプロットを考えていたが壮大過ぎてまとめきれず没。結果シンプルに結婚詐欺に。
影薄めの準レギュラー・ガンノス&ジーニーも初登場。思ってたより出番作れねえんだよコイツラ。

第三話 ギリィ、弟子入りする
ギリィ初メイン回。こいつのメイン回たいてい鬱い話になるな(他人事)。
ギリィの父親の存在もなにげに語られましたが、まさかボスキャラポジションになるとは自分でも思ってもみなかった。
ビバ、ライブ感☆

第四話 マシュー、女騎士に恋焦がれる
女騎士に「くっ殺」と言わせたかった、ただそれだけで生まれた話。割とマジで。
先述の2話の没プロットを再利用。人生何が役に立つかわからんネ。
商売人時代の主水をイメージしながら書いた単騎突入シーンでは脳内であのBGMがフルリピートでした。
暗殺もいいけど真っ向バトルは書いてて楽しい。

第五話 リュキア、手折られ花に涙する
マシューの珍しい暗殺失敗シーン。いや、この頃はさもありなんなキャラだったんだけど
続けていくうちにアイツどんどん強キャラというかスパルタンになっていってるから、このミスだけすっげえ浮いちゃって。
何気に加入の経緯が真っ先に語られたリュキア。無口キャラだから味付けは早めにしとかないとね、という判断。
言うほど無口じゃねえけど、今のアイツ。

第六話 神父、ゾンビ退治をする
神父の殺し技もそろそろ見せていこうか、というお話。このままだと偉そうなとっちゃんボーヤだし。
「ゾンビ」という言葉は外来の半ば造語である、という部分をトリックの核にしたつもりだけど
今読み返せばただわかりづらいだけだったね。反省。

第七話 WORKMAN、出張する
折角前回で全員の殺し技が揃ったんだから、いっちょ景気良く4連続KILLいってみっか!という勢いで書いた話。
他の州に行ったのも良かったですね。このままだと「ザカールどんだけ悪人いるねん」みたいな話になってしまうので。
時代劇にはよくあるツッコミどころとはいえね。

第八話 マシュー、奴隷ハーレムを作る
自分的に一番のお気に入りエピソード。というか元ネタの一番お気に入りエピソードのオマージュだから当然なんだが。
それ抜きにしても頼み人のどんでん返しはなかなかうまくできたと自画自賛したい。
あとマクシマル副議長が今後それなりに出番があるとはこの時は思ってもみなかった。

フィアナ、歌ってみる Aパート
業界の闇。他意はありません。少なくとも書いてる当時は。
頼み人を殺させない展開についてはかなり頭を悩ませました。そしてそういうネタ担当のギリィ。
そら友人から「こいついつも躊躇してんな」って言われるわ。

特別番外編 THE WORKMAN ZERO ~仕置人かく生まれり~

年明け時代劇スペシャル感で送るエピソードゼロ。おかげでかなり盛り過ぎな設定なりました。
書いてて一番楽しかったのは意外にもロゴス。攻めがちな年齢設定の割に
なんか気風が良くてじめっとしがちなエピソードの空気を入れ替えてくれた。
思えば元ネタシリーズも色年増がいい味出してる作品だったよなぁ。また書きたいキャラだ。

第十話 リュキア、熱にうなされる
見当違いの嫉妬に狂った男の末路。なにげに救いようが無い話だと思った。
しかも原因がリュキア本人だというんだから、自分でも評価の難しい話になってしまいますな。
そして思い出したようにフィアラとのフラグを立てるマシュー。

第十一話 ギリィ、猫と戯れる

ニース初登場。殺し技のイメージはグラップラー刃牙で耳の穴に突っ込んだ指に血がまとわりついてるシーンから。
ギリィに対しては割とマジで一目惚れだった模様(他人事)。
そして曇一家も初登場。元ネタを隠す気の無い名前過ぎて自分でも苦笑い。

第十二話 マシュー、腐女子の餌にされる
アンジュは別口で考えていた短編「腐女子探偵」というネタから流用したキャラ。
「万物を受け攻めで分類できる慧眼で事件の背後の真実を見抜く」腐女子を主人公にした推理ものだった。
この話一回限りの出番の筈が、カーヤ絡みでさりげによく出てくるのは自分でも意外。
アレか、「じゅ~んちゃん♡」って出てくるオカマのポジションか。

第十三話 リュキア、人魚の涙を見る
本来のプロットではカークは恋人を人魚にされるポジションだったのだけど、それだと話が長くなりすぎるので一度没に。
そんなある日「恋人じゃなくて本人が人魚にされるなら展開を圧縮できるジャン!」という天啓を受け執筆。
今思えば完全に天啓じゃなくて毒電波だったと思う。TS人魚ってなぁ…
ギリィの右腕力設定もかなり行き当たりばったりです。

第十四話 マシュー、のじゃロリに手を焼く
カーヤ初登場。「順ちゃんお加代さんポジションにキャッチーなのじゃロリキャラを置こう」という単純発想で生まれたキャラだが、
今や鬼のように使いやすすぎて逆に困るレベル。被害者に積極的に絡みに行けるし、密偵パートも圧縮できる。
明らかに以前までのエピソードとは展開の回転率が変わったね。良きかな良きかな。

第十五話 ギリィ、触手鎧と戦う
妹殺し、孫殺し、親殺し…改めてみるとスゲエ厄いなこのエピ!そりゃエロシーンぶっこんでお口直ししたくなるわ。
いや正確には、触手鎧というファンタジーエロを書きたかったのにいつの間にかクソ鬱になったんだが。
ジューロパパの秘密についてはこの地点でバレてやしないかちょっと不安。

一周年SP WORKMAN対赤船来航
本来なら最終回に予定していたマシューのエピソードゼロ。
「何で日本刀持っとんねん」「何で日本刀使うほうが上手いねん」「非力な癖に人体両断とかどうやっとんねん」
という各種のツッコミに応対できたと思う。多分。
ワノクニ絡みのネーミングには「駿河城御前試合」(シグルイの原作)からいろいろ摘まんでおります。完全に自己満足です。

第十六話 カーヤ、本を預かる
一周年記念で燃え尽きたのち半年かかって復活。
先述したカーヤの使いやすさをこれでもかと利用したエピソード。コレこいつじゃなかったら三話で収まりきらなかったね。
対魔法使いというシュチュは何気に今回が初か。ファンタジーなのに。

第十七話 WORKMAN、HELPMANと相対する
ゲスト仕事人、ドラド登場。コメ欄で一発で島流しの人が元ネタとバレたのもいい思い出。
御大のイメージを抱え込み過ぎてお蔵入りしてたキャラに、KOF新作の新キャラ要素をブッこむという悪魔合体。
結構得体の知れぬ強キャラ感は出せたんじゃないかと思います。ザナたんは弱キャラだけどな!

第十八話 リュキア、花売りと再会する
ゲスト仕事人、マーシャ登場。改めて見ると、プライド高いっつーかフェミすぎるね。クソレズだし。
ここまでの展開で何気にマシューとリュキアのフラグが立ってるみたいな感もありますが、回収するかどうかは未定。
とりあえず撒いておけばいつか未来の俺が綺麗に刈り取ってくれるはずだ(ゆで理論)

第十九話 ギリィ、再び猫と戯れる
ニース再登場、に見せかけたクソ鬱エピ。ギリィメイン回ほんとこんなんばっかだな!
いや嫌いでやってるんじゃないですよ?こういうネタは感情的なキャラでないと回せないから
いくぶんか熱血漢寄りのギリィにお鉢が回って来るだけなんですよ?
そして隠す気の無いオマージュの数々。


はい、というわけで一年半の足跡でした。うだつのあがらない駄文書きとして「俺何やってんだろう…」と悩むことも多々ありましたが
ブックマーク登録してくれた読者の為に、これからも頑張って書き続けていく所存でございます。でもエタ―なったらその時はご愛敬で。
それでは皆様、良いお年を。

最新話もよろしく。