かずえせんせいのお知らせボード

かずえキッズクリニック(東京都渋谷区)

2018年9月のお知らせ

2018-08-31 07:50:35 | Weblog

渋谷区の公立幼稚園、小・中学校は8月29日で夏休みが終わりました。中野区の学校も今週末(9月2日)までが夏休みだそうです。こどもたちはどんな夏を過ごしたのでしょうか?貴重な体験をし、たくさんの思い出を作ったことでしょう。今年はまだまだ暑さが続いています。久しぶりの登園・登校は、とても疲れます。9月前半は生活リズムの立て直し、早寝早起きを心がけましょう。

<午後の診療時間の変更についてお知らせ>
1年前から、院長は東京都医師会の理事を拝命しています。そのため、しばしば午後の診療開始時刻の変更や臨時休診を余儀なくされております。かずえキッズクリニックをご利用の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ありません。いつ診療しているかよくわからないというご意見も頂戴しておりました。そこで、9月から下記のように変更させていただきます。

 午後の一般診療、予防接種は5時からとさせていただきます。
 4時に院長が在院する日は、乳幼児健診や発達相談、不登校相談などの完全予約制の時間といたします。

今まで、乳幼児健診は午前のみでしたが、9月からは午後にも行えるようになります。時間をかけて相談されたい方、他の方がいない時間にご相談されたい方には、お一人30分の時間を取りご相談できるようにいたします。

<9月の臨時休診(午後)>
6日(木):東京都難病医療審査会のため午後の診療はお休みです
19日(水):東京都医師会理事会のため午後の診療はお休みです

<風疹の流行について>
7月から東京を含む関東地方で風疹が流行しています。発症者の多くは30歳代から50歳代の男性です。
風疹は、風疹に対する免疫(抗体)を持たない女性が妊娠初期に感染すると胎児に重篤な障害をもたらします。
予防接種(風疹ワクチンまたはMR混合ワクチン)は2回接種していることが求められています。現在29歳以下の方は、乳幼児期から20歳までの間に公費で2回接種する機会がありました。30歳以上50歳未満の方は1回しか接種機会がありませんでした。現在、49歳までの挙児希望の女性とその配偶者(パートナー)の方は抗体検査を無料で受けることができます。結果により無料でワクチンを接種することも可能です。公的抗体検査の対象になっていない方では、抗体検査は不要で、ワクチン接種(有料)をお勧めしています。
自分は予防接種を受けるべきかわからないという方は、ご自身の母子手帳を持参してご相談ください。母子手帳が見当たらない場合は、予防接種を受けることをお勧めします。
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2018年8月のお知らせ

2018-07-31 22:53:25 | Weblog
この暑さいつまで続くのでしょうか?台風12号と前後して、ヘルパンギーナ、手足口病に罹る子どもが増えてきました。乳幼児のよだれが増え、不機嫌な様子の時は口の中に炎症や粘膜疹ができている可能性があります。受診までの時間、いつもより温度を下げたミルクや牛乳、甘くてトロッと喉ごしの良い食べ物でしのぐと良いです。喉が痛い時に「酸っぱい」「しょっぱい」「辛い」「硬い」食べ物や飲み物は辛いので注意してくださいね。

8月はクリニックも夏休みをいただきます。また、小児科関連の学会もあるため休診が多くなります。申し訳ありません。

1日(水)朝一番で中幡小5年生の宿泊学習前検診に出務します。午前の診療は10時からとなります。
午後は東京都医師会の委員会のため4時半から診療します。

2日(木)午後は東京都庁で会議のため休診いたします。

9日(木)午後は東京都医師会の委員会のため休診いたします。

10日(金)午後は東京都庁で会議のため5時から診療します。

11日(土)から17日(金)まで夏休みをいただきます。
 院長は都内におりますので、困った時はクリニックの携帯にショートメールでご連絡ください。
 12日(日)午前9時から午後1時まで、小児科診療の当番で渋谷区医師会大和田診療所(渋谷区桜丘)で勤務しています。

23日(木)関東甲信越静学校保健大会のため休診いたします。

24日(金)午後から26日(日)まで日本外来小児科学会のため休診いたします。

<クリニックからのお願い>
お電話をくださる時には、お子さんのお名前をおっしゃってください。受付スタッフは、必ずお子さんのカルテを確認してご相談にお応えしています。よろしくお願いいたします。
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7月のお知らせ

2018-07-01 23:43:10 | Weblog
6月末に梅雨明けし、太陽の光はすでに真夏。連日30℃を越す暑さです。乳幼児は体重1kgあたりの体表面積が大人より大きいため、外気温の影響を受けやすく、夏はすぐに体温が上がってしまいます。徒歩やベビーカー(特にB型とかストローラーと言われる子どもが比較的低位置に座るタイプ)では、熱せられたアスファルトからの輻射熱で子供の周囲は50℃近くになっています。また、抱っこでは赤ちゃんと保護者の胸腹部が密着(そこは37℃以上)し、背当てが厚地の布で作られている抱っこホルダーでは、赤ちゃんの体感温度は実際の外気温より高温になります。熱中症にはくれぐれも注意してください。
就寝時にエアコンを使う場合、お子さんには長袖長ズボンのパジャマを着せてあげましょう。大人と違い、子供は冷えてもタオルケットや肌掛け布団を掛け直すことができません。

気温の上昇とともに夏に流行る感染症が増えてきました。「高熱、喉の痛み、目の充血」が主症状の咽頭結膜熱、喉の奥に口内炎(アフタ)ができるヘルパンギーナ、「熱、手足に発疹、口内炎」が見られる手足口病などが夏に多くなる病気です。口の中や喉が痛いと、乳幼児ではよだれが増えることがあります。日頃、指しゃぶりをしない子が、指を口に入れていたり、よだれが多いときには口腔内に何かがおきていると思って間違いありません。そんな時は喉越しの良い食べ物を中心に食べさせてあげましょう。酸味や塩味が濃いものは沁みて痛みが増強されますので注意が必要です。夏に流行る感染症の多くはウィルス性です。抗生物質は多くの場合効きません。

世界の感染症
現在、ハワイでおたふく風邪が流行っています。例年の100倍の発症者数だそうです。今夏、ハワイ旅行を考えている方はおたふく風邪ワクチン(ムンプスワクチン)を接種してから出発しましょう。当院ではおたふく風邪ワクチンを常備しています。ご希望の方は、受付へお申し出ください。
ヨーロッパ(イタリア、ベルギーなど)および東南アジア(タイ、フィリピンなど)では、麻疹の流行が継続しています。旅行の前には予防接種を受けましょう。麻疹単独ワクチンは、入荷の予定がありません。麻疹含有ワクチンをご希望の方は麻疹・風疹(MR)混合ワクチンでの接種をお勧めしています。こちらは事前に電話での予約をお願いしています。

7月の診療時間の変更について
 5日(木):午後は休診させていただきます。
 7日(土):臨時休診させていただきます。
11日(水):午後の診療は5時半で受付を終了いたします。
12日(木):午後の診療は5時から開始します。
13日(金):午後の診療は5時から開始します。
18日(水):午後は休診させていただきます。
20日(金):午後の診療は5時から開始します。
22日(日):渋谷区医師会大和田診療所で9時から13時まで小児の診察に従事しています。
25日(水):午後は休診させていただきます。
26日(木):午後は休診させていただきます。
27日(金):午後の診療は5時から開始します。

午後の診療変更が多くご迷惑をおかけし申し訳ありません。
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2018年6月ののお知らせ

2018-06-01 07:49:47 | Weblog
ここ数日雨模様の空でしたが、今朝は快晴。梅雨入り前の晴天をどのように使いますか?

<近隣での感染症の流行について>
5月中旬から笹塚・幡ヶ谷・南台地域では感染性胃腸炎が流行っています。初期に発熱とともに数回嘔吐し、その後下痢になります。年長の子どもは数日で回復していますが、0〜1歳児では下痢が長引く傾向がみられています。
 まだオムツをしている乳幼児が下痢をしたときには、お尻をティッシュペーパーやウェットティッシュで軽く拭いて大きなウンチ滓をとってから、シャワーで洗うようにしましょう。ティッシュでごしごし拭き取っていると、あっという間にお尻が真っ赤になり表皮が向けてしまいます。また、うんちがつきそうな部位にあらかじめワセリンを塗っておくのも、お尻のかぶれ予防に役立ちます。

<麻疹について>
 幸い近隣で麻疹(はしか)の発生報告はありません。世界的にはヨーロッパ及び東南アジアでマシンの流行が続いています。夏休みにこういった地域への旅行を考えている方は今のうちに予防接種を受けるようにしましょう。今までに2回の麻疹含有ワクチン接種を母子手帳等で確認できない方(特に30代、40代の方)は接種をご検討ください。母子手帳等で2回麻疹含有ワクチンの接種が確認できた方は、抗体検査やワクチンの追加接種は不要です。

<6月の診療時間変更、臨時休診のお知らせ>
6日(水)午後の診療は5時からとなります。
7日(木)午後休診させていただきます。
8日(金)午後の診療は5時からとなります。
14日(木)午後の診療は5時からとなります。
15日(金)午後休診させていただきます。
20日(水)午後の診療は5時からとなります。
21日(木)午後の診療は5時からとなります。
22日(金)午後の診療は5時からとなります。
23日(土)休診させていただきます。

御迷惑をおかけし申し訳けありません。
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2018年5月のお知らせ

2018-05-01 11:26:21 | Weblog
ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

<麻疹の流行について>
現在世界的に麻疹(はしか)が流行っています。特に流行っているのがタイ、イタリア、日本です。日本の流行は沖縄から始まりましたが、ゴールデンウィーク初日には全国で100名を超える患者数になっています。連休で人々が飛行機や列車を使って移動しているので、連休明けには全国で麻疹患者さんの増加が予想されています。麻疹はかつては「いのち定め」と言われたくらい辛い病気です。今でも特効薬はなく、1週間病気が行き去るのをまつだけです。
典型的な麻疹は、鼻水、目やに、涙目などのカタル症状で始まります。簡単に言ってしまうと、目から鼻にかけてウルウル、グシュグシュして腫れぼったい顔つきになります。その後、38℃を超える高熱が2日ほどあり、半日から1日程度37℃台に下がる(中休み)があり、再度38℃を超える熱が3日程度続きます。発疹はこの中休み後の熱とほぼ同時に出現します。
最初の熱の時には発疹は出ません。
今年18歳の誕生日を迎える方より下の子ども達は1歳台と保育園や幼稚園の年長組の時に麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種しています。また、今年19歳から28歳の方は1歳台で1回、中1か高3相当の時に1回の計2回麻疹を含むワクチン(麻疹ワクチン、MRワクチン、MMRワクチン)を接種しているはずです。29歳以上41歳以下の方は1回のみ接種していることになっています。そして42歳以上の方はワクチンを受けていません。
麻疹の予防は、1か月以上の間隔で麻疹を含むワクチンを2回接種することが必要です。ご自身の母子手帳で予防接種を受けているか確認して見ましょう。
沖縄での流行を受け、全国で麻疹ワクチンまたはMRワクチンの接種希望が増えているため、ワクチンが入荷しにくくなっています。定期接種の乳幼児を最優先で接種していきます。ワクチンに余裕がある時に大人の接種を行いますので、大人の方はあらかじめクリニックに予約をお願いします。接種日には母子手帳をご持参ください。

連休明けに38℃を超える発熱で来院される方は、必ず受付時に「熱が高い」とお伝えください。

<5月の診療時間変更、臨時休診について>
臨時休診:10日(木)午後

午前は通常通りで午後の開始が5時:9日(水)、11日(金)、16日(水)、18日(金)、24日(木)、25日(金)

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

<Lineでの情報提供をはじめました>
@gfw5579j です。
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Lineでの情報発信を始めました

2018-04-14 21:48:15 | Weblog
クリニックのお知らせをLineでも発信いたします
 
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ご都合の良い媒体をお使いください。
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沖縄で麻疹が流行っています

2018-04-14 21:47:02 | Weblog

現在、沖縄で麻疹が流行しています。本日現在40人以上の感染が報告されています。

ゴールデンウィークに沖縄へ旅行を計画されている方、ご自身とご家族の麻疹ワクチン、MMRワクチン、MRワクチンいずれかの接種歴をご確認ください。小学生以上の方(成人も)は2回の接種歴、1歳以上未就学児は1回以上の接種歴がありますか?「麻疹にかかった記憶がある」という方、血液検査(抗体検査)で証明されていますか?罹ったと思っている方の中には、罹ったのは似て非なる疾患で麻疹抗体を持っていないということもあります。

罹った気がするが抗体を調べていない人、ワクチンを2回接種していない年長児以上の方、ワクチンを1回も接種していない1歳から5歳のお子さんはワクチンを接種しましょう。

沖縄における流行の二次感染、三次感染例が関東地方で報告され始めています。今後ゴールデンウィークを挟み、都内でも感染者が増えることが危惧されています。

麻疹ワクチンは生後6か月から接種可能です。(ただし0歳児は任意接種となるため費用がかかります。)
麻疹はかつては「生命定めの病気」と言われ恐れられていました。現在でも急は熱で発症し、高熱が5日間続き、3日目頃から全身に発疹が出現します。発疹と同時期かやや遅れて激しい咳を伴う気管支炎になります。特効薬はありませんので、治療は対症療法のみとなります。

不明の点はどうぞ遠慮なくクリニックへご相談ください。相談の際は母子手帳をご持参ください。
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2018年4月のお知らせ

2018-04-02 14:56:54 | Weblog
平成30年度を迎えました。
今日4月2日から保育園に入園したお子さんもいらっしゃることでしょう。
週末には小中学校の入学式、来週は幼稚園の入園式が行われます。入園したら、入学したら・・・と、色々心配なことがあると思いますが、入園・入学前にご家庭でしておくべきことは、入園・入学後の生活リズムに今から慣らしておくことだけです。
早寝・早起きの練習を今日から取り組んでくださいね。

<感染症情報>
3月には溶連菌やヒトメタニューモウィルスなどによる感染症が流行りました。3月末から気温が上がるに連れ、感染症は格段に減少しています。

<花粉情報>
今春は例年より多いスギ花粉が飛び、いつもなら症状の出ない人もくしゃみ、鼻水、目のかゆみに見舞われているのではないでしょうか。
すでにスギ花粉はピークをすぎました。ここ1、2週で症状が再燃している人はヒノキ花粉症かもしれません。先週あたりからヒノキ花粉の飛散量が増えています。

花粉症デビューかな?と思ったら、ゴールデンウィーク頃に検査をしましょう。今春は花粉症に準じて治療をしておき、検査結果は来春以降に役立てます。当院では血液検査で花粉症その他のアレルギーの有無を検査しています。

<自費診療の料金改定について>
一昨年までロタウィルスワクチンの助成制度は渋谷区のみでした。当院では、近隣の中野区や杉並区のお子さんにもロタウィルスワクチンを受けていただきたいと考えて、接種料金を原価に抑えておりました。昨年から杉並区は「子育て応援券」による摂取が、中野区は助成制度が始まり、当院の使命は終えたと判断いたしました。4月2日からロタリックス(2回接種)とロタテック(3回接種)の接種に関わる総額をほぼ同額に揃えさせていただきます。3月までにロタテックで開始したお子さんには、3回接種完了まで従来料金で行いますのでご安心ください。

また、昨今、アレルギー管理指導票の作成に多くの時間を費やす状況となっています。杉並区では1通3000円という規定があるため、渋谷区、中野区の方も同じ料金を設定させていただきます。

<4月の臨時休診、診療時間変更>
 5日(木):午後休診
13日(金):午後の診療は5時から
16日(水):午後休診
21日(土):臨時休診(日本小児科学会へ参加のため)
27日(金):午後の診療は5時から
   ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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2018年2月、3月のお知らせ

2018-02-26 07:28:19 | Weblog
大流行したと言われるインフルエンザですが、クリニックのある笹塚・幡ヶ谷・南台エリアでは、都内の他地区に比べ流行規模が小さかたった印象です。幸い当院に通っていらっしゃる患者さんの中から入院するほどの重症な方もありませんでした。これも流行期前に皆さんがワクチン接種を積極的に行なってくださった結果であろうと捉えています。ワクチンに含まれるウィルス株が当たったとか外れたという言葉を耳にしますが、そもそも現行のインフルエンザワクチンは発症を完璧に抑えるほど強く作られていませんし、ある集団で70%以上の人が免疫を持たないと流行を阻止することはできないと言われています。今期、笹塚・幡ヶ谷地域での流行規模が他地域より小さかったか、ワクチン接種率が他地域よりたかったのか等のデータをまとめられたら良いなあと思っています。(これをするには行政からデータの提供が得られないとまとめられません。)
インフルエンザの流行が収まってくるのと入れ替えに溶連菌感染症が増えている印象があります。溶連菌感染症が増えてくると、私たち小児科医は「春が来た」と感じます。溶連菌感染症もインフルエンザと同様に多くの場合「高い熱」が特徴です。さらに「喉が痛い」という訴えが多くみられます。時に赤い発疹が全身に出現します。溶連菌感染では、無治療の場合30%程度の頻度で発症後1か月程度で腎臓や心臓に合併症が出現すると言われています。(インフルエンザの多くが無治療でも完治するのと異なる点です。)治療は抗生物質を6〜10日間服用します。診断されると抗生物資開始後24時間および解熱後24時間という期間登園・登校はできなくなります。
<2月最終週から3月の診療日時変更について>
2月28日(水):中幡小学校保健委員会のため午後は4時半から開始します。(スマホと眼についての研究発表等が報告されます。)
午後休診となる日
3月1日(木)7日(水)8日(木)9日(金)22日(木)
公務のため午後の診療が5時からとなる日
3月16日(金)23日(金)30日(金)
午後の診療受付が5時半までとなる日
3月14日(水)
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
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インフルエンザが流行っています

2018-02-01 07:14:40 | Weblog
インフルエンザが流行っています。
インフルエンザ予防接種にも助成制度のある渋谷区では以前からワクチンの接種率が高く保たれていました。今季は、近隣の中野区、杉並区、新宿区等でも助成制度が整備され地域全体で予防接種を受けている人が増えたためか、1月中旬まで他地域よりインフルエンザに罹る方が少ない印象でした。1月15日頃から当地でも急激に高熱、関節痛などで発症し、インフルエンザと死んだらされる方が増えました。インフルエンザにはA型とB型がありますが、当院における検査ではAとBの比率はほぼ半々です。A型とB型で症状には大きな差はありません。
インフルエンザについては、テレビで「隠れインフルエンザ」と称する熱のないインフルエンザへの注意が呼びかけられています。そのせいか鼻水、咳程度でも検査を求めて受診される方がいらっしゃいます。隠れインフルエンザは今に始まったことではなく、以前から一定の割合でウィルスは体内に侵入しているのに症状が出ない「不顕性感染」があることが医師の間では知られておりました。そのため学校保健安全法に基づいて出席停止にしても、学級閉鎖を行っても完璧な流行収束に至らないのです。

インフルエンザウィルスがヒトに感染するとき、最初は喉の粘膜の細胞に接着し細胞内に侵入します。喉の細胞の中で半日から2日間ウィルスが増殖し、十分増えたところで喉の細胞から身体の血管に放出されます。血管内にウィルスが出たときに高い熱や節々の痛み、だるさなどが生じます。

ウィルスが喉の細胞の中にいる間は、迅速検査を行っても陽性に出ません。検査は鼻の奥に専用のブラシや綿棒を入れて鼻水を採取します。大人でも涙が出るほど痛い検査です。当然、子供は嫌がります。

タミフルやイナビルというインフルエンザの治療薬は、ウィルスが喉の細胞から血管に放出されるところを抑制します。従って、ウィルスの増殖速度が遅く症状に乏しい方にこれらの薬を使っても効果を実感しづらいでしょう。
一方、漢方薬の麻黄湯はウィルスの増殖に働きかけるのではなく、ウィルスに侵入された人体の過剰な反応を抑えると言われています。麻黄湯は実証(体力のある人)に処方され、小児や体力のない大人には補中益気湯や葛根湯が使われます。

インフルエンザは、迅速診断、抗インフルエンザ薬が必須と思われていますが、ほんの20年前までは迅速検査も薬もなく症状から診断し、「保温、補水、安静」で1週間休んで治す(治る)病気でした。

発熱して半日程度は正しい検査結果が得られないこと、検査は痛いこと、自然に治る病気であることを理解し、冷静に対処しましょう。
インフルエンザと診断され、お薬が処方されていても、水分も摂れないほどぐったりしている、咳き込みがひどく全く眠れない、痙攣を起こしたというようなときには必ず再受診しましょう。

体調が悪いときは無理に登園・登校をせず、しっかり休むことが大切です。
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