マタイの福音書 １章
主は仰せられる。
神の国の系図にアブラハムからダビデまでが１４代と記されているのに対して１６人の名前が記されている。
これは神の国の相続が異国人の間で２回あったことを示していると仰せられる。
主は仰せられる。
アブラハムからダビデまでが１４代、ダビデからバビロン移住までが１４代、バビロン移住からキリストまでが１４代と何か意味がありそうな記述になっているが特別な意味はないと仰せられる。
主はシオンの礎を据えられた。
主の民の悩む者たちはこれに身を避ける。
処女であるシオンの娘たちは
あなたをさげすみ、あなたをあざける。
エルサレムの娘は
あなたのうしろで、頭を振る。
あなたはだれをそしり、ののしったのか。
だれに向かって声をあげ
高慢な目を上げたのか。
イスラエルの聖なる方に対してだ。
あなたはしもべたちを使って
主をそしって言った。
「多くの戦車を率いて
私は山々の頂に
レバノンの奥深く上って行った。
そのそびえる杉の木と
美しいもみの木を切り倒し
私はその果ての高地
木の茂った園にまではいって行った。
私は井戸を掘って水を飲み
足の裏で
エジプトのすべての川を干上がらせた。」と。
あなたは聞かなかったのか。
昔から、それをわたしがなし
大昔から、それをわたしが計画し
今、それを果たしたことを。
それで、あなたは城壁のある町々を荒らして
廃墟の石くれの山としたのだ。
その住民は力うせ、おののいて、恥を見
野の草や青菜
育つ前に干からびる屋根の草のようになった。
あなたがすわるのも、出て行くのも
はいるのも、わたしは知っている。
あなたがわたしに向かっていきりたつのも。
あなたがわたしに向かっていきりたち
あなたの高ぶりが、わたしの耳に届いたので
あなたの鼻には鉤輪を
あなたの口にはくつわをはめ
あなたを、もと来た道に引き戻そう。
