清原が、沈黙を破った。巨人は1日、清原和博内野手(38)を自由契約とすると正式に発表、退団が決まった。これを受け、清原は「無念」の胸中を吐露した。今後は「巨人での夢は終わり。これからは野球の夢に向かってやっていく」と心機一転、現時点で移籍先は白紙も来季は他球団でプレーする意向を明かした。この日、楽天やオリックスなどがあらためて獲得に名乗りを上げた。
清原が、9年間在籍した巨人を寂しく去る。この日、自由契約で退団することが正式に発表された。清武球団代表から解雇を伝えられたのは、左ひざ手術で入院する前日の8月29日。しかし、球団の対応にショックは隠せなかった。ここまで沈黙を守ってきた男が、この日の発表を受け、ようやく胸中を語った。
清原「無念です。巨人のユニホームで引退するのが夢だったが、それはかなわなかった。わずか38年の人生だが、こんなに涙が出たことはない。球団からは優勝を逃し、テレビ視聴率の低迷、観客動員など、すべて巨人の清原は影響力があると。その責任があるという内容には…。何かできることはないかと言われたが、ご苦労さまとか、ありがとうの言葉はなかった」。
8月13日に出場選手登録を抹消になったときも、清原は「足がちぎれても」と最後までグラウンドに立つことを希望した。だがその願いも届かなかった。堀内監督から「最後までやらせてあげたいが、上の命令だから仕方ない」と一方的な方針を聞かされた。「上」の清武代表には、若手起用の方針を理由にプレー続行を拒絶された。
清原「確かに万全の状態ではなかったが、終わり方としては非常に悔いが残ります。最後まで巨人のユニホームでグラウンドに立っていたかった。ファンの方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、この涙や声援をムダにはしたくないです」。
4月はプロ入り最高の8本塁打と順調なスタートだった。だが5月11日の交流戦、オリックス山口の147キロ直球が頭部を直撃、その後遺症で打率が急降下した。それでも8月に離脱するまで22本塁打、52打点をマーク。2割1分2厘という打率の低さが批判されたが、アクシデントの影響もあった。左ひざの故障も7月13日の中日戦で井上と激突し悪化させた経緯がある。すべてグラウンドでのことだった。
清原「いろんなアクシデントがあったが、ケガは順調に回復してます。まだまだ肉体的、精神的に結果を出せる自信があるから、引退せず、来季は他球団でプレーします」。
すでに楽天、オリックスが獲得を表明。また数球団が動向を調査、獲得を検討中だ。球界トップの人気は健在で、大砲不在や営業戦略がある球団の争奪戦となるのは必至だ。
清原「やっと整理がついてきたところで(移籍先は)白紙です。来季はどこの球団でプレーするか決定してないが、清原ファンにはどこまでも応援にきてほしいです。巨人での夢は終わりです。これからは野球という夢に向かって頑張っていく決意です」。
現役引退ではなく、来季は他球団でプレーすることから、巨人では特別なセレモニーは行わず、シーズン終了後にも清原自ら記者会見して新天地への思いなどを話す意向だ。
清原が、9年間在籍した巨人を寂しく去る。この日、自由契約で退団することが正式に発表された。清武球団代表から解雇を伝えられたのは、左ひざ手術で入院する前日の8月29日。しかし、球団の対応にショックは隠せなかった。ここまで沈黙を守ってきた男が、この日の発表を受け、ようやく胸中を語った。
清原「無念です。巨人のユニホームで引退するのが夢だったが、それはかなわなかった。わずか38年の人生だが、こんなに涙が出たことはない。球団からは優勝を逃し、テレビ視聴率の低迷、観客動員など、すべて巨人の清原は影響力があると。その責任があるという内容には…。何かできることはないかと言われたが、ご苦労さまとか、ありがとうの言葉はなかった」。
8月13日に出場選手登録を抹消になったときも、清原は「足がちぎれても」と最後までグラウンドに立つことを希望した。だがその願いも届かなかった。堀内監督から「最後までやらせてあげたいが、上の命令だから仕方ない」と一方的な方針を聞かされた。「上」の清武代表には、若手起用の方針を理由にプレー続行を拒絶された。
清原「確かに万全の状態ではなかったが、終わり方としては非常に悔いが残ります。最後まで巨人のユニホームでグラウンドに立っていたかった。ファンの方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、この涙や声援をムダにはしたくないです」。
4月はプロ入り最高の8本塁打と順調なスタートだった。だが5月11日の交流戦、オリックス山口の147キロ直球が頭部を直撃、その後遺症で打率が急降下した。それでも8月に離脱するまで22本塁打、52打点をマーク。2割1分2厘という打率の低さが批判されたが、アクシデントの影響もあった。左ひざの故障も7月13日の中日戦で井上と激突し悪化させた経緯がある。すべてグラウンドでのことだった。
清原「いろんなアクシデントがあったが、ケガは順調に回復してます。まだまだ肉体的、精神的に結果を出せる自信があるから、引退せず、来季は他球団でプレーします」。
すでに楽天、オリックスが獲得を表明。また数球団が動向を調査、獲得を検討中だ。球界トップの人気は健在で、大砲不在や営業戦略がある球団の争奪戦となるのは必至だ。
清原「やっと整理がついてきたところで(移籍先は)白紙です。来季はどこの球団でプレーするか決定してないが、清原ファンにはどこまでも応援にきてほしいです。巨人での夢は終わりです。これからは野球という夢に向かって頑張っていく決意です」。
現役引退ではなく、来季は他球団でプレーすることから、巨人では特別なセレモニーは行わず、シーズン終了後にも清原自ら記者会見して新天地への思いなどを話す意向だ。