“Android新時代”の旗手――ロンドンで見たHTC「Desire HD」と「Desire Z」の

2011-03-24 21:01:29 | 日記

 「スマートフォンは新しいケータイ」(The smartphone is the new phone)【拡大画像や他の画像】 台湾HTC CEOのピーター?チョウ氏は、同社の新たなスマートフォン「Desire HD」と「Desire Z」の発表会場で、こう高らかに宣言した。2007年にAppleが「iPhone」を発売して以降、それまでホワイトカラーを中心としたビジネスパーソン向けだったスマートフォンは、若年層を中心とした一般ユーザー層に浸透。2009年後半からは、iPhoneの躍進に加えてAndroid搭載端末が増加し、「スマートフォンはコンシューマー市場の重要なセグメントになった」(チョウ氏)のだ。 この世界的なスマートフォン隆盛の波に乗るべく、HTCが投入するのがDesire HDとDesire Zだ。両者は数あるスマートフォンの中でも最新鋭?高性能なデバイスを洗練されたデザインでくるみ、Androidも最新バージョンの2.2を採用した。 このHTCの新型端末の実力はどれほどのものなのか。日本市場へのインパクトはどれだけあるか。 筆者は英国ロンドンで開催されたHTCの発表会に参加。Desire HDとDesire Zにいち早く触れる機会を得た。そのファーストインプレッションをもとに、その魅力と可能性を評価したい。●ワイド&スリムな「HD」 コンシューマー向けスマートフォンにとって、重要なのがデザインである。いくら高性能な端末であろうとも、デザインにセンスがなくてチープであったら、一般ユーザーの心はつかめない。 今回、HTCはDesire HDとDesire Zという2モデルを同時に発表したが、デザインへの共通のこだわりが「素材へのこだわり。金属を(メインフレームに)ユニボディとして使って、その上にヘアライン加工などを用いて高級感を出した」(HTC CIOのホラス?ルック氏)。このマテリアルにこだわった上で、両者は製品コンセプトの違いにあわせて異なるデザインが与えられている。 まずDesire HDを見てみよう。こちらはフルタッチパネルの4.3インチワイドVGA(800×480ピクセル)液晶ディスプレイを搭載しており、第一印象はかなり大きい。外形寸法は123(高さ)×68(幅)×11.8(厚さ)ミリであり、ほとんどが液晶画面の大きさとなっている。ディスプレイの存在感は、かなりのものだ。 前述とおり、ボディは金属製のユニボディ。背面の丸みや細部の切り抜き、組み合わせ部の隙間の小ささなど、加工精度はかなり高い。触ったときの質感も高く、樹脂を使ったスマートフォンにありがちな、プラスティッキーな安っぽさは微塵もない。しかし、カメラ周りやLEDフォトライト周辺、バッテリーカバー、SIMカードおよびMicroSDカードスロットのカバー部などには段差や継ぎ目があり、iPhone 4のすっきりとした背面デザインと比較すると、やや無骨な印象を受けた。 Desire HDはカメラ性能が高く、バッテリーカバーとSIMカード/microSDカードスロットカバーの部分に電波受信感度向上のためのアンテナを仕込むなど機能性も重視されているため、Appleほどは細部へのこだわりや完璧さを求めなかったのかもしれない。だが、金属をうまく使い全体的な質感を高めているのは事実であり、現行でトップクラスの高品質なデザインを実現していることは間違いない。 一方で、筆者がDesire HDで気がかりだったのが、横幅の大きさだ。周知のとおり、日本で持ちやすいとされるモバイル端末の横幅は50ミリ前後。iPhoneやスマートフォンの登場で、その定義がやや変わってきてはいるものの、Desire HDの幅68ミリは男性である筆者の手にも大きいと感じた。これでは手の小さな女性では片手持ちでの利用は難しいだろう。●凝縮感が魅力の「Z」 次にDesire Zだが、こちらはZ型ヒンジによるQWERTYキーボードの搭載が、デザイン上の特長にもなっている。実際に手にしてみると、この新型のヒンジはとても精緻な機構であることが分かる。本体の前面部に横向きの力を入れると、滑らかな弧を描くように動き、パタンとキーボード部分が現れる。その動き、開閉音ともにとても上質であり、筆者はつい何度も開閉してしまった。これにはBMWやベンツのドアを開閉するときにも似た快感がある。 デザイン的に見ても、この機構は優れている。キーボード部分を閉じたときはボディに一体感があり、一見するとフルタッチパネル型端末のようだ。そして、ひとたびキーボードを開くと、HTCが「ゼロ?スライディング」と呼ぶように、表示部とキーボード部の段差がほとんどなく、一般的なスライド型キーボード端末に特有の無粋さがない。 このキーボードは使い勝手も優れている。キートップはラバーコーティングされており、押したときのコシはあるものの、表面部はペコッとへこむ。これにより指の腹でしっかりとタイプすることもできるし、爪でプチプチと押し込むこともできる。特に後者は、ネイルにこだわる女性にとってうれしいところだろう。基本フレームが金属なのでボディ剛性が高く、キーの入力時の感触に安定感があったことも好ましかった。Desire Zのキーボードは、デザインの美しさ?使い勝手?入力時のフィーリングのよさにおいて、すばらしい出来映えであると評価できる。 しかし、このキーボードの機構以上に魅力的に感じたのが、Desire Zのサイズだ。同機は119(高さ)×60.4(幅)×14.16(厚さ)ミリであり、全体的にコンパクトだ。特に横幅が60.4ミリと、日本人の手にもしっくりと収まる。ちなみにiPhone 3G/3GSの横幅は62.1ミリ、iPhone 4は58.6ミリである。Desire Zの幅60.4ミリは一般的なケータイと比べればワイドだが、キーボードを折りたたんだ状態でも厚さが14.16ミリとそれほど厚くなっていないため、手に持ったときの収まりは悪くない。これなら“電車の中での片手持ち”でも十分に使えそうだ。女性の手にもフィットするだろう。●“サクサク感”と“使いやすさ”が魅力のHTC Sense デザインと並んで、Desire HDとDesire Zの魅力になるのが、同社のユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)の統合環境「HTC Sense」である。これはAndroid上に使いやすく表現力豊かなUI環境を構築した上で、応答速度の速さや、PC/デジタル家電連携などを実現するHTCのユーザー体験のパッケージとも言えるものだ。Desire HD/Zだけを見ても、Android OSの深層部まで手が加わっているほか、CPUまで踏み込んだチューニングで体感性能の高さを引き出しているという。 このHTC Senseの中で特に重視されているのが、体感的な速さと気持ちよさだ。Desire HDとDesire Zともに、本体機能からWeb画面や地図のスクロールまで滑らかかつ小気味よく動き、従来のスマートフォンより一段上の気持ちよい動きが体感できる。 今回、両機に搭載されているCPUは、Qualcommが新開発した第2世代のSnapdragonだ。Desire HDがMSM8255(1GHz)、Desire ZはMSM7230(800MHz)を採用した。動作クロック周波数だけで見ると、あまり大きなスペックアップをしていないように見えるが、Snapdragonが第1世代から第2世代になったことで、全体的な能力は底上げされている。とりわけそれが実感できるのがDesire Zであり、Webサイトの閲覧や地図の表示、写真の切り替えなどは、とても高速でキビキビと動いていた。一方Desire Zも、Desire HDと並べて比べればスピードの違いは分かるが、その体感速度は数あるスマートフォンの中でもトップクラスだと感じた。第2世代Snapdragonと潜在的なポテンシャルを、HTC Senseによるチューニングがうまく引き出している印象だ。 使い勝手やUIデザインの面では、広く使われているAndroid OSを採用しながらも、かなり細かな点まで作り込みが行われている。例えば、地図ナビゲーション機能の「Map」では地図データを本体内に蓄積することでスムーズな画面スクロールや拡大縮小ができて、ナビゲーション機能の利用中に着信があっても画面が切り替わらずに電話を受けられるようにUIが作り込まれている。そのほかにもデスクトップ画面やタスク管理、機能メニューまでHTC Senseとしてデザインされた部分は多岐にわたり、Androidの標準的なUIよりも洗練されて分かりやすくなっていた。 HTC Senseのコンセプトは端末以外にも適用されており、PC向けにWebブラウザから利用できる「HTCSense.com」も用意された。これを用いると、Google Mapを用いた地点情報の共有や、コンタクト情報やメッセージの管理、Desire HDやDesire Zを紛失した際には位置確認やデータの緊急削除機能が利用できる。機能的にはAppleのMobileMeに近いが、HTC Senseが提供するのはPCとDesireを連携させる機能とUI部分のみで、メールやスケジュール、写真などを保存するストレージ機能は持っていない。それらはGoogleをはじめとする外部サービスを利用し、PCからDesire HD/Desire Zを使いやすくするという考え方なのだ。このコンセプトの違いもあって、MobileMeが有料サービスであることに対して、HTCSense.comは無料で利用できる。 またユニークなものとしては、Desire HD/Desire ZをデジタルTVと連携させる専用レシーバーも用意された。これはDLNAでテレビとDesireを連携させるもので、本体はマッチ箱を一回り大きくした程度。HDMI端子の出力と電源入力しかないというシンプルな端末だ。出力される映像は720PのHDになるという。 HTC Senseは当初、HTCのスマートフォン向けの統合的なUI環境として登場したが、今回のDesire HD/Desire Zの登場に合わせて、そのコンセプトをさらに拡大し、「HTCの総合的なユーザー体験」を実現する戦略的なものになっていた。スマートフォン側ではAndroid OSから最新のSnapdragon CPUの深部まで入り込んでチューニングし、AppleのiPhoneに匹敵する「ソフトウェア(OS)とハードウェア、UIの一体的な作り込み」を実現。一方で、PCやデジタルTVとの連携で、3スクリーン上にHTCのユーザー体験を拡大しようとしている。スマートフォン市場の今後を見据えた、かなり戦略的かつ野心的なものと言えるだろう。●Android新時代の旗手にして、iPhone 4のライバル 今回の発表会では限られた時間でしか試せなかったが、それだけでも今度のDesire HDとDesire Zが、コンシューマー向けスマートフォンとして高い実力を持っていることが分かった。おそらく日本では、Android 2.2と第2世代Snapdragonが搭載されたことやカメラ周りなど本体機能の充実に注目が集まるだろうが、実際に触った感想でいえば、それ以上に印象的だったのは「質感の高さ」と「HTC Senseの作り込みのよさ」だった。AppleのiPhoneと同様に、単なるスペックの高さよりも、日常的な使い勝手のよさや気持ちよさが重視されたスマートフォンなのだ。 今後の日本市場への展開を考えると、このデザイン?質感やユーザー体験へのこだわりは、Desire HDとDesire Zの競争優位性になる。今後、HTC Senseの日本語対応をしっかりと行えば、両機はiPhone 4と同様に、一般ユーザー層の心を捉えて日本市場のスマートフォン移行を促す存在になれるだろう。 CEOのピーター?チョウ氏によると、Desire HDとDesire Zは日本市場でも「年内に発売したい」という。Android端末の一般普及という新時代の旗手として、その登場を期待を持って見守りたい。【神尾寿,ITmedia】【関連記事】HTC、Android 2.2スマートフォン「Desire HD」と「Desire Z」を発表 ソフトバンクのHTC Desire、MMSとAndroid 2.2に対応――10月上旬以降 ソフトバンク、TFT液晶を搭載した「HTC Desire X06HTII」を発表 「HTC Desire X06HT」 のMMS対応とAndroid 2.2へのアップデート予定を公表 iPhoneにはもう戻れない! HTC EVO 4Gを使ってみた

韓国でもサービス前の「ドラゴンネスト」が日本で遊べる

2011-03-18 12:46:46 | 日記

 NHN Japanは11月14日,同社が運営予定のMOアクションRPG「Dragon Nest」(ドラゴンネスト)の先行体験会を,都内のネットカフェ「アイカフェAKIBA PLACE店」にて開催した。








 今回プレイできたのは日本語版ではなく,現在クローズドβテストが行われている韓国語版のサーバーを,NHN Japanの社内に設置したもの。そのためゲーム内の翻訳は行われていなかったが,試遊台の隣には専属のスタッフが待機しており,プレイ中は随時レクチャーを受けられた。



画面写真はすべて開発中のものです




 今回はウォーリア,アーチャー,クレリック,ソーサレスの4クラスがレベル15の状態で用意されており,来場客は好きなクラスで遊べた。1人30分のプレイ時間のなかで,まずはソロプレイで基本システムを覚えてから,会場内で同時刻にプレイしているほかの参加者と共にパーティプレイを体験するという流れとなっていた。

 筆者も参加させてもらったが,ドラゴンネストはG★2008の出展バージョン以来のプレイになる。本作の基本的な要素についてはそのときのプレイレポートを見てもらうとして,今回は当時から進化している部分を重点的にチェックしてみた。








 まず全体的には,1年の開発を経て,アクション関連がかなり細かいところまでブラッシュアップされているな,と感じた。例えば基本アクションがクラスによって微妙に差別化されている。具体的には「左クリックの押しっぱなし」だと,ウォーリアとクレリックの場合,最大4回までのコンボ攻撃が可能だ。これがアーチャーになるとマシンガンのような連続射撃,ソーサレスは溜め攻撃となる。

 また,移動キーを2回押してのステップ移動も,ウォーリアはダッシュ,アーチャーは高速での側転,クレリックはスライディング,ソーサレスは短距離のテレポート移動といった具合だ。見た目として演出が違うだけでなく,当たり判定などの特性が微妙に違っており,クラス間バランスも考慮されていると思われるのがポイントだ。












 さらに,同じクラスでも手に持つ武器により,戦い方が大きく変わってくる。ウォーリア用の武器を例に挙げると,両手剣はモーションがオーソドックスかつ平均ダメージが高め。両手ハンマーはモーションが緩慢なものの,コンボの最後では強烈な一撃を繰り出せる。両手斧はコンボの最後が回転斬りとなっており,周囲のモンスターを一気になぎ払えたりするのだ。

 右クリックはキックなどの補助攻撃用となっているが,これも装備するアイテムによって変わるようだ。例えばソーサレスの場合,初期状態ではスペルブックで殴りつけて敵を短時間スタンさせる攻撃だったが,装備によっては目の前にオバケを召喚して攻撃させるものに変わった。接近戦が苦手なソーサレスにとっては前者の方が扱いやすそうだが,パーティプレイなどで敵からの攻撃を受ける心配がいらない状況であれば,後者の選択もアリだろう。












 続いてマルチプレイでは,今回は最大4名編成のパーティによる協力プレイを体験できた。今回は試せなかったが,実は「8対8」によるPvPモードが既に実装されている。ノンターゲッティング制であるドラゴンネストは,通信同期などにおけるアクションのクオリティを保つべくMOシステムを採用しているが,16名規模のプレイが技術的にクリアされているので,マルチプレイFPSのような遊び方もできそうである。

 ちなみに開発側は現在,対戦人数をどうにかして「16対16」まで増やせないか,悩みに悩みまくっているのだという。また協力プレイモードでも,できれば最大10名くらいまで増やしたいのだそうだ。いきなり100人だとかMMOだとかいったふうに風呂敷を広げすぎたりせず,着実にステップアップしようとしている姿勢は見ていて好感触であった。









 イベント会場には,開発元であるEYEDENTITY GAMESのスタッフが来ていたので,あれこれ話を聞いてみた。対応していただいたのは,グローバルマーケティングチームのSangmi Kim氏と,Seunghyeon Seo氏の2名だ。

4Gamer:
 本日はお忙しいところ時間を割いていただき,ありがとうございます。早速ですが,本日のイベントをご覧になられた感想はいかがですか?

Kim氏:
 ご存じのとおり,ドラゴンネストは韓国でもまだ正式サービスを迎えておらず,開発途中の段階にあります。まだ未完成のバージョンを,こうやって日本の皆様に紹介するのはとても緊張しますね。

4Gamer:
 サービススケジュールが決まっていない段階で一般向けの体験会を行うというのは,結構珍しいですよね。これにはどのような意図があるのでしょうか。

Kim氏:
 まだ開発途中ではありますが,ドラゴンネストのクオリティには自信があります。さらに日本人向けのゲーム内容にするため,できるだけ早い段階で遊んでいただける機会を設けて,フィードバックを開発側に届けるのが今回の大きな目的です。

4Gamer:
 過去にも体験会を行われていますが,今のところはどのようなフィードバックが多いですか?

Kim氏:
 こういったイベントに参加されるの

【リリース】初回生産限定分はゲーム内アイテム

2011-03-06 07:22:43 | 日記
6月25日発売!ファン待望のFINAL FANTASY XI シリーズのピアノ?コレクションズがついに登場!初回生産限定分にはインゲームアイテムキャンペーンコードシート付!タイトル:ピアノ?コレクションズ FINAL FANTASY XI 発売日 :2008年6月25日価格  :2,800円(税込)品番  :SQEX-10117 収録曲 :未定発売元 :スクウェア?エニックス公式HP:http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/ff11_piano/ ファン待望の「ピアノ?コレクションズ FINAL FANTASY XI」がついに登場!「FINAL FANTASY XIオリジナル?サウンドトラック」から最新作「FINAL FANTASY XI アルタナの神兵オリジナル?サウンドトラック」まで、今までに生み出された全てのFINAL FANTASY XIサウンドから作曲家?水田直志が厳選した楽曲をピアノ?アレンジで全曲新規収録!さらに、初回生産限定分にはインゲームアイテムキャンペーンコードシート付!ゲーム内のモグハウスで美しい音色を奏でる鍵盤楽器『ハープシコード』をプレゼントします!CDの予約受付は本日5月2日(金)より開始。ついにリリースされる「ピアノ?コレクションズ FINAL FANTASY XI」。ファン必携のアレンジCDになることは間違いありません!!

コアCPIのプラス転化、若干早まる可能性と指摘も=日銀会合議事要旨

2011-02-26 09:01:24 | 日記

 [東京 10日 ロイター] 日銀が10日に発表した4月6?7日開催の日銀金融政策決定会合の議事要旨によると、同会合で、ある委員が「生鮮食品を除く消費者物価が前年比プラスに転化する時期は、これまで自らが想定した時期よりも若干早くなる可能性がある」と述べていたことがわかった。 また、ある委員は3月に行った新型オペの拡充の効果について「もともとレートに低下余地が乏しくなっていたこともあり、今のところ追加的影響は限定的」との見方を示していた。 同会合では、無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.1%前後で推移するよう促すなど、政策の変更は無かった。 議事要旨によると、何人かの委員は、「固定金利オペを含め、引き続き潤沢な資金供給を行っていく中にあっても、市場機能の維持に配慮した適切な運営を続けていく必要があるとの認識を示した」。3月の追加緩和について、何人かの委員は、3月の措置は、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていくという、日本銀行の姿勢を改めて明確に示すものであり、これが企業マインドの下支えに寄与している面もあるとの認識を示した。複数の委員は、「3月末に企業金融支援特別オペレーションが完了したが、それによる市場の混乱なども特にみられていないと付けくわえた」。 物価の見通しについて、何人かの委員は、「昨年春からの需給ギャップ改善の影響が、タイムラグを経て物価に及び始めた可能性がある」と述べた。 会合に同席した内閣府の出席者からは、「適切かつ機動的な金融政策の運営によって、早期のデフレ克服を目指すとともに、経済を下支えされるよう期待する」との意見が出された。 財務省からの出席者は、「日本銀行におかれても、マイナスの物価上昇率を許容していないことを明確にされている。引き続き政府との緊密な連携のもとで、適切かつ機動的な金融政策運営を行っていくことにより、デフレ克服をはじめ、経済を金融面から支えて頂きたい」と発言した。 <何らかのイベントで市場不安定化の可能性、米住宅市場に二番底リスク> マクロ環境の現状について、何人かの委員は、「先進国の財政問題を含め、国際金融市場には不安要素がなお少なくなく、何らかのイベントをきっかけに投資家心理が急変し、市場が再び不安定化する可能性がある点には留意が必要」との見方を示した。複数の委員は、「新興国?資源国において金融緩和スタンスを修正する動きが、今後、国際金融市場にどのような影響を与えるかについても、注意してみていく必要がある」と述べた。 米国経済について何人かの委員は、「住宅市場に明確な回復感が出てくるまでには、なお時間を要し、一部では住宅市場の二番底リスクも意識されている」と指摘した。 中国経済について複数の委員は、「不動産価格が一段と上昇しているほか、沿海部における賃金の上昇や南西部のかんばつによる食料品価格の上昇から、インフレ懸念が更に高まっている」との見方を示した。 (ロイター日本語ニュース 児玉成夫記者、竹本能文記者)【関連記事】? 1─3月期実質GDPは前期比年率+5.4%と予測 ? CPIの前年比、11年度中にプラス領域も=日銀展望リポート ? 11年度消費者物価、日銀見通しではゼロからプラスに=菅財務相 ? COLUMN-〔インサイト〕消費者物価がプラスに浮上する条件=第一生命経済研 熊野氏 ? 日銀展望リポート:識者はこうみる

<殺人>千葉の63歳女性、遺体で発見 複数の刺し傷?

2011-02-22 09:12:11 | 日記

 22日午後11時5分ごろ、千葉市中央区松ケ丘町の運転手、菊池勝治さん(67)方のアパート浴室で、妻正子さん(63)が首に電気コードを巻かれ死んでいるのを、勝治さんと通報で駆け付けた県警千葉中央署員が見つけた。県警は首に絞められた跡があったことなどから殺人事件と断定、同署に捜査本部を設置した。24日にも司法解剖して死因を調べる。 捜査本部によると、正子さんは半袖シャツとズボン姿で水の張った浴槽につかっていて、体に複数の刺し傷もあった。菊池さん方は夫婦2人暮らしで、勝治さんは同9時40分ごろ仕事から帰宅。室内は消灯され、たんすの引き出しが開いており、室内や周辺を捜したが正子さんが見当たらず、同10時40分ごろ「妻が行方不明になった」と通報したという。帰宅時に玄関は施錠され、窓の鍵は開いていたと話しているという。 現場はJR京葉線蘇我駅から東に約1.5キロの静かな住宅地。【中川聡子、駒木智一】