アスベスト大問題って？

ここ数日ＴＶ、マスコミでアスベスト問題が取り上げられていました。 ところで、アスベストって何でしょう？．．．調べて見ました。

むかし、むかし、小、中学校へ通っている頃、理科の実験で、ガラスのビーカーやフラスコに入った水をアルコールランプで熱する時、四角い金網を使いました。　金網の真ん中の白い部分がアスベストの一種、白石綿です。

アスベストは、天然の鉱物繊維で、熱や酸、アルカリに強く丈夫な繊維なので、断熱、防音材、建材など、約3000種類の製品として、大量に使われてきました。

アスベストは、吸込むと、アスベスト肺（粉塵による病気　塵肺の一種で呼吸困難になる）になります。また、発癌物質です。潜伏期間が長く、アスベスト肺では、8～25年くらい、肺癌、悪性中皮種では、18～40年くらいで、ある日突然、自覚症状が表れるそうです。

現在、断熱材等、その他、吹き付けは禁止され、材料としての使用もかなり減少していますが、ビルなどの解体時等に飛散するアスベストが問題になっています。

アスベストは非常に細い繊維ですから、気がつかないうちに吸込んでいます。発病後の治療方法は知られていませんので、防塵マスクの使用、（現在では、薬局などでも売られています。）解体現場などには極力近づかないように心がけるしかないようです。

呼吸困難など、おかしいと思ったらスグ医師の診断を受けた方が良いと思います。

写真のグリーン部分（窓まわり）はアスベストではなく、ウレタンと言う断熱、結露防止材です。

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