オリトスブログ

スプリング・ハズ・カム

テスト

2022年06月22日 15時08分00秒 | Weblog
テスト

ライブレポート2/25 EGOIST JAM LIVE

2018年03月06日 15時36分58秒 | Weblog
1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

スケジュール詳細はこちらで
https://goo.gl/fQfPQP


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▶EGOIST JAM LIVE

2/25は堺Tick-Tuckにて「EGOIST JAM LIVE」でした!
DJシミズタイチとTick-Tuckがタッグを組んだブッキングで、はじめて観た人たちも多くて楽しい一日でした。
われわれ地球儀はトリを務めさせていただき、
サポートベースマコト加入&この日のみのサポートドラム大谷滉くんと男四人いつもよりもロックサウンドにライブすることが出来ました。ハンドボーカルも初挑戦!
セッティング中にシミズさんがMCをしていて、「地球儀はぼくが大阪に来てはじめて見つけた才能のひとつです」みたいに言ってくれてて、俄然テンション上がりました。
フォーピース体制はやっぱテンション上がりますね。大谷くんもがっつり強めに後ろから背中押してくれるドラムを叩いてくれて、センターボーカルもすごく久しぶりでいつもと違う景色を観ることが出来ました。今後もマコトはレギュラーサポートとして参加してくれるので、新しい地球儀を見せていきます。

共演者もとってもすばらしく、面白い一日でした。
BEPINプロジェクトの祈子さんはもともと知り合いだったのでひさびさ〜みたいな感じで絡めたし、歌のクオリティがぐんと上がっててびっくりした。
祈子さんはBEPINS FABRICAというバンドをやっていて、ソロ活動としてBEPINプロジェクトという名義での活動も始めたそうでその一回目のライブだったそうだ。

BACHICOはバランスの良いフォーピースバンドで切ない音階をたどるギターフレーズと虚飾のないつよい歌が特徴的だった。話したら若かったのだけど浮き足立ってなく落ち着いた雰囲気を持ってていいバンドだな〜。エフェクターの話とかで盛り上がった。バンドの骨格が強くて、きっと大きくなっていくバンドだなと思う。

プシケデリカはツインボーカル、ギター、ドラム、キーボードベースという編成。妙な構成の曲が多かったけど、一本筋の通ったポップネスがあって聴きにくさは無い。驚かされたのはキーボードベース。鍵盤でベースとシンセサイザーを両方やっちゃうんだけど、全然ロックベースなサウンド。同じ鍵盤を同じ指で弾く8ビートをBPM170くらいとか平気でやっちゃう。地球儀内であれは何者だ!?と話題に。楽曲のテーマ性とかも表現方法は全然違うけど自分と共通するところがあったりしてシンパシーを感じた。

ララヨウナは上手かったよね〜。ピンボーカル、ベース、ギター、ドラムの4ピース。同世代でお互いある種愚直に音楽活動を続けていて、その強さをひしひしと感じた。シミズさんは地球儀にララヨウナ当てたいと言ってて、その意図をすごく感じた。いい音ががっつり出てて、その研鑽にリスペクトだし、ぼくも頑張ろう!と背中を押された感じだ。

打ち上げではみんなと仲良くなり、Tick-Tuck店長のかだくんともめっちゃ久々に絡むことが出来て楽しかった。
かだくんとは付き合いめっちゃ古い。ぼくは堺市民で、今回のライブは数年ぶりの堺出演だった。シミズさんと知り合うくらいまでのぼくは堺東の「筋肉ホール」という冗談みたいな名前のライブハウスによく出入りしていて、堺東筋肉ホール、中百舌鳥massive、三国ヶ丘FUZZ、堺Tick-Tuckの四皇が堺をほぼ支配していた。そして最近はめっきりご無沙汰しているが、福田スタジオというスタジオに出入りしていて、福田スタジオでは当時オーナーの間所さん主催でJAMセッションが行われていた。ぼくはほぼそこで育ったようなものなのだけど、かだくんはその頃のぼくらのことを「フクスタマニアック世代」と呼んでいるという。その頃のみんなを探す探偵堺スクープしたいな〜と話した!

かだくんは地球儀をまたTick-Tuckに呼んでくれそうで、後進に背中を見せる役割をしてほしい旨のことを言ってくれた。そういえば当時ぼくはいろんな先輩の背中を見て、自分の表現の幅や深みを増やすことが出来たと思っている。今でも自分のことをロックな人間とは思わないけれど、ロックに出会ったのはライブハウスだったと思うし、他のメディアでは出会えない先端的な表現やおもしろさがライブハウスにあると今でも思うのはあのころの経験があったからだ。バンドが好きだ、ライブハウスが好きだ。そんな思いを改めて確認することになった一夜だった。

公演中どっかのタイミングでシミズさんに冗談まじりででも割と本気で「これからは大阪のシーンをシミズタイチがかき回す番ですね」と言ったら、結構普通のテンションで「そうやで」と返って来た。いろんなものが芽吹いている、そんな夜になっていたのだった。

電子音楽祭の運営に潜り込んだこと / 2.28電子音楽祭

2018年02月22日 21時30分00秒 | Weblog
1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加 大成功で終了!
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演 こちらも大成功!
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

スケジュール詳細はこちらで見て
https://goo.gl/fQfPQP


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2/28水曜日に出演する電子音楽祭について。

電子音楽祭と地球儀の出会いは縁あって心斎橋にあるライブハウスFootRock&BEERS(以下FRB)に出演させてもらうようになってからだ。この縁は地球儀の再始動を強制後押ししてくれたINUUNIQの咲ねーさんのおかげである。地球儀の再始動はINUUNIQのイベント「動と静」だったからだ。

そのイベントをきっかけにFRBは地球儀をたびたび出演させてくれている。
それらのイベントの中に電子音楽祭があった。
以前よりも電子音楽要素が格段に増えた新生地球儀は活動自体も模索していて(今でもそうだけども)、電子音楽祭はイベントとして知っていて、「こうゆうのに出たいな!」と思っていたけど敷居高そうだなと思っていたイベントだった。

実際出演してみると、やはりある一定の水準というか、レベルの高さは感じたが、思っていたよりもぜんぜんアットホームで、チャラいわけでもなくて、なんというか真摯に音作りをしている人たちのイベントだなと思った。

電子音楽はEDMの台頭で「どチャラい」イメージが先行してるけども、生楽器でないマシーンで作る音は生楽器とは違った意味で奥深く、幅広い。この間INUUNIQのチームで喜多郎氏のライブを観に行ったのだけど(その話はめっちゃ長くなるからここではしない)、宇宙的表現と電子楽器はかなり相性が良い(喜多郎さんが凄まじいと言えばそれまでなのだけど)。そしてEDMのトラックメーカーも一言で言えば職人なのだ。

ぼくは初めて出演させてもらった時、あっそっちか、となった。これにはとても安心した。
もちろん、ビートがある音楽がほとんどで、それはカラダを揺さぶる種類のものだったけど、そのビートの目的が「うぇ〜い!みんな盛り上がってこ〜ぜ〜プチャヘンザ!」的なものではないものが多かった。そういうものが今もあるのかはちょっと知らないけど…。サウンドを追求してる人が多かったのだ。

そして地球儀も受け入れてもらうことが出来た。と思う。
おれは地球儀の電子音的部分を担ってくれているイバラキアツシの才能と努力を信じているけども、それがどこまで受け入れられるものか、また地球儀がそれをどこまで体現出来ているかは未知数だったのだ。ライブハウス的インディーズバンド的文脈以外のところで、その部分が受け入れられたのは一つの自信となる大きな収穫だった。
かくして地球儀は電子音楽祭の準レギュラー的な存在として幾度かの出演を重ねる。
その中でこのイベントに関わらずに活動をしていたら出会っていなかったクリエイターたちとの出会いも多かったし、見れなかっただろうな〜というステージも多かった。

ぼくは電子音楽祭を好きになったのだ。

そして自分の立場は置いてイベントとしての勿体なさも感じていた。正直マニアック。正直めっちゃ盛り上がってるわけではない。すごくおもしろい音が出てるのに。マニアックだから盛り上がるというイベントなんていくらでもあるのに。もっと楽しんでもらえるしもっと評価されるイベントであるべきだと漠然と思うようになってきた。

どうすればそうなるか、ということはわからなかったけど、徐々にイベント自体のお手伝いをすることにした。MINAMI WHEELでのフライヤ配りからはじまって、中核まで潜り込むことに成功した。

主催はTakaya Ohgishi
おーぎしさんのステージを観て、この人は輪をつくろうとしているし、もっともっと大きいところも見ている人だとおもった。たまにステージの器以上のステージをする才能がある人がいて、その片鱗を見せる人だった。覇王色の覇気。
ちょっと褒めすぎてる(ハードル上げてる)気がするけど、おーぎしさんのスケールがどうなるかは電子音楽祭次第なようにも見えた。そして、そのポテンシャルが開花しているところをぼくは見たいと思う。
またぼくはぼくをおーぎしさんに重ねている節もあるだろう。自分のポテンシャルが、今になってまだ使い尽くされている気がぜんぜんしない。いつだって物語の主人公は笑われる方だ。
おーぎしさんと話すようになって、やっぱりな、と思うことは多い。いろんなことを考えているし、そのひとつひとつがでかい。

かくして電子音楽祭のメンバーとなったぼくは、去年冬がはじまる頃からミーティングなどに参加し、いろんなアイデアを出し、出演者を考えたり(あえて今回出演依頼しなかったいつメンも…)、出演依頼をしたり、フライヤーを作ったりした。フライヤー作ったのすげえ久しぶり。
もちろんぼくは地球儀のボーカルであるので、ぼくのすべてを電子音楽祭に使えてるとは言えない。でも少しでも力になれたと思うし、このイベントが成功することを願っている。

まだまだ至らないところもあるかとは思うけど、きっと新しい刺激や音体験、また今回からアートともコラボレーション(月嶌ユニさん!)するので音に限らず芸術一般として、そして何より遊び場として交流・発信・受信の場所として発展していきたいと思ってます。


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チケットご予約はtwitterのDMから
https://twitter.com/cqgofficial
もしくはメールにて承ります
chikyugi_cqg@yahoo.co.jp


日程▷2018.2.28(水)
会場▷心斎橋FootRock&BEERS
「電子音楽祭」

時間▷開場18:00 / 開演18:30
料金▷2ドリンクチケット込み2,000円
出演▽
Takaya Ohgishi / 地球儀 / TAMI / fA-Fa / Hitotonari / ディノサウロイドの真似 / Hakusuki_no_A / DJ 2MB
ART▷月嶌ユニ
http://footrock.jp/


地球儀四人体制に! / EGOIST JAM LIVE

2018年02月20日 12時34分31秒 | Weblog
動画から切り抜いたのでクリックしても動かない写真…

1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加 大成功で終了!
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演 こちらも大成功!
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

詳細はこちらで見て
https://goo.gl/fQfPQP


2/25(日)、堺Tick-Tuckでシミズさんのイベント、EGOIST JAMに出演させていただく。
シミズさんはかつて「エフエムさかい」というコミュニティFMでDJをされていた頃に知り合い、以来地球儀とは密接な関係を?築いている。

エフエムさかいについて改めて調べてみたら廃局していたという悲しい事実を今知ってしまった…。


東文化会館の指定管理者が同法人から市文化振興財団に代わったため、廃局した。

wikipediaより引用

ぼくが堺市民ということもあり、一度エフエムさかいにもゲスト出演させていただいたし、シミズさんは時折地球儀の曲を流してくれている!お世話になってます!
EGOIST JAMはシミズさんの番組タイトルでライブイベントとしても長く続いており、地球儀も堺東Goithで行われていた時にも出演させてもらった。
アツシがジングルを作ったりもして楽しかったな〜

改めて調べてみたらこんな感じ

2011年12月16日 堺東Goith
FMさかい89.0EGOIST JAM ×堺東Goith PRESENTS「堺東EGOISTLIVE」飲み放大忘年会
[BAND] Re:ing / craft rhythm temple / SAL / Staltura / KANA-BOON / 地球儀 // [MC] 清水太一 // [FOOD] Lian's Cafe

なつかしい〜笑

んでシミズさんは今はi-dioという次世代ラジオでKANSAIチャンネルのインディーズ情報番組xxsoundmarketでDJをされている。
タイムテーブル→http://kansai.i-dio.jp/timetable/mon-fri.html
相当コアな番組である。でもミュージックカルチャーはいつの世も現場がおもしろく、そこから花開いていくので特に関西在住の音楽ファンはぜひ聴いてもらいたい。こちらでも地球儀の音源を流してくれたり、いつもお世話なってます!

その辺の事情もあり、とにかくライブハウスでよく会う。そんで会う度に
「音源いつ出すん?」
と訊いてくれるのだ。そして地球儀のいいところをいっぱい褒めてくれるのだ。さらに時にはシビアな意見もくださるのだ。音源は長いこと製作中ですがぼちぼち形になりそうです。

そんなシミズさんと去年あるライブハウスであった時、話しているときに
「それならもう俺イベントして地球儀呼ぶわ!」
と言ってくださって今回のイベントに出演させていただく運びになった。


そして今回地球儀は2016年からの体制を変えようと去年から準備をして参りました。
地球儀に新たなるサポートベース、「マコト」参加!!!!

Twitterでちらちら写真出してたのですが、2/25から出演してもらいます!


マコト氏はheart stringsというバンドでベースを弾いていて、電子音楽祭でタイバンした際に地球儀を気に入ってくれてベースで参加してくれることになった。
以前から特にドラムのえいちゃん、そして各会場のPAさん(音のプロだよね)からも生ベース欲しい〜との意見もありそれが実現する。

そしてマコト氏のプレイは単に低音を埋めるものではなかった!
五弦ベース、長めのエフェクトボード、地球儀のサウンドに対していろんなアプローチで時折挑戦的ともいえるフレージングをしてくる!
ぼくから見て、彼は楽曲への感受性が抜群に高く、想像力/創造力が豊かでベースのあるあるなプレイに捕われない自由さも持っている。

2/25にはやらないのだけどある曲で、「ここは砂漠みたいな感じで」と超抽象的なオーダーを出したことがあるんだけど、その意図を完全に読み取ってくれたり。
まあ他の言い方をすれば「クセは強い」。だがそこがいい。そんなベーシストです。
地球儀の新しい門出?をシミズさんのイベントで飾れるのはたいへんうれしい。


が、しかし
なんとドラムのふくしまえいこが事情で出演出来ないことに!

どうするどうする!?

そこで頼ったのが、去年イベントに読んでくれた
「november,wednesday」でドラムを叩いている「大谷滉」くん!
なんと彼はえいちゃんと兄弟弟子らしいのだ。
サポートの依頼をすると快諾してくれた。

そして彼ともスタジオで音を重ねたのだけど、またえいちゃんとはぜんぜん違うベクトル・質感ですごくいい!
ほんとに同門なのかはとても疑わしいが、おそらく師匠が素晴らしい方なのだろうと推察される。それか弟子二人がクセ強過ぎるか。

彼のドラムはロックドラムというものを素直に吸収・表現している。
そして話してみてもわかったのだけど、おおらかで柔軟なところが曲中ですごく良くにじみ出てくる。簡単に言うと、やりやすいのだ。

nov,wedのライブを観ても思ってたのだけど、すごくいいドラマー!

そして地球儀にとっては、地球儀のサウンドの中のロック成分をうまく抽出してくれる形になって、また新しい味に…!

メンバー構成的にもサウンド的にも
「男四人、フォーピースロックバンド」
みたいな感じが楽曲を強固なものにしてフロアに届けられそうな感じ。
ライブハウスでどんな風にサウンドするかすっげえ楽しみ。

ぼく自身も弾き語りソロやINUUNIQを経て歌もギターも活性化してるので、それを十全に発揮するつもり。

さあ楽しくなって来た!!!!


日程▷2018.2.25(日)
会場▷堺Tick-Tuck
EGOISTJAM×Tick-Tuck presents
「EGOISTJAMLIVE」
〜おもろなかったら返金します〜
時間▷開場17:00 / 開演17:30
料金▷前売1,500円 / 当日2,000円(別途1ドリンク代必要)
出演▽
地球儀/ララヨウナ/BEPINプロジェクト/プシケデリカ/BACHICO/上中優斗


おもろなかったら返金してくれるのか笑。おもろくする!!



「スタジオに来るタイプの彼女」みたいなポジションどりがじわるえいちゃん込みのスタジオショット。



あ〜姉弟子なんだな〜と思わせられる感じの一枚



自撮りが下手すぎて自分を入れて撮影できないオリトス

ギャラリーで歌うということ / まどぎわ 大明展 オリトスソロライブ

2018年02月20日 00時57分17秒 | Weblog
画像はまどぎわのtumblrより転載させてもらいました!

1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加 大成功で終了!
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演 こちらも大成功!
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

詳細はこちらで見て
https://goo.gl/fQfPQP

先日、nonsugarのイベント「まどぎわ」に出演させていただいた。
まどぎわは前回の記事でご紹介した通り、ギャラリー「イロリムラ」で絵画の展示と音楽ライブのコラボレーションイベントだ。
ぜひまどぎわのtumblrも見ていただきたい
https://arumonotoaruwatasi.tumblr.com/


前回、生で見る絵とモニターで見る絵は全然違う、という話をしたのだけど、今回もその通りで、大明(ともあき)くんの絵もまた直接見るとなんとも言えぬ迫力が漂っていた。

まず散々言われてきているだろうけど、「緻密」だ。
書き込みがすごい。そしてすごいのは無駄な線や点描がないように思えるところ。
そのものを描くのに必要な陰影(それは主に質感を司る役割をしているのだと思うのだけれど)、がこちらにダイレクトに触り心地や重さ、そして立体感を訴えかけてくる。

ぼくが出演した日はアンプを西側の壁に置いて、そちらをステージとした。その壁には金地に赤い球(珠であり魂って感じのイメージ)に生物が描かれているシリーズの絵が展示されていて、ぼくの歌う場所の後ろには龍の絵が展示されていた。

そのシリーズで他のモチーフは狐や兎、貝類や筍なんてものもあって、地球の生物カタログのような様相も呈しているのだけど、その中に突如現れる龍。
その鱗や髭や爪は他のものたちと同様精緻に描き出されていて、陳腐な言い方をすれば今にも動き出しそうだ。このシリーズに入っていることで龍を観たことがあるのかな?と思わせるくらいの、なんだろう、説得力がある絵だった。

向かいの壁に展示された紺地に人体のパーツと人体ではない物が組み合わされた(とくに無機物が印象的な)シリーズは人体という一番見慣れたものだからこそ描くのが難しいものたちを見事に描ききりながらも他の質感を持つ物との対比が気持ちよく気持ち悪い。

ジャンプ+というアプリで連載中の「カラダ探し」という、主人公たちは夜の校舎で赤い人に殺される恐怖を抱えながら人体のパーツを探す漫画があるんだけど、主人公たちは初めて隠された人体のパーツを発見し持ち帰ろうとする際、その重みや暖かさに驚く。その驚きは生命から切り離された部分としての人体が決して心地のいいものではなくなにか不気味で不吉であるいは不潔であるように思えるもので、そのことに驚く自分の感覚に対しての驚きでもある。
ジャンプ+には「ROUTE END」という事故物件清掃業をしている主人公が連続バラバラ殺人遺体遺棄事件に巻き込まれていく漫画もあり…この話はこの辺で。

今挙げた二つの例のように、大明くんの描くものそれが届いた境地は、観る者にある種の感覚の波紋を起こす力があると思った。それは対象物と観測者の距離感やいろんな形での接触可能性についてのものが強いと思う。
前回書いた対象をはじめて見つめた驚きと好奇心、これについてもライブスタート時の大明くんの話にも出て来て、オリトスドヤ顔である。


そしてなんと言っても今回のまどぎわにつけられたサブタイトル「在る物と或る私」がすごい!
話し合って決めたのかもしれないけど、やっぱnonsugarすげえわ〜ってなる。

チャンネルがある意味合ってたことに安心しつつやったオリトスのライブは、40分いただいたこともあり、じっくり自己紹介的な自分の歴史をぶつけるようなセットリストにした。
なるべく丁寧に伝えようと思って歌った。


南側(奥側)の壁一面に大きく展示された水中の絵がすごく好きで、自分がこれを描きたいと思うようなシンパシーと言葉にできないものを解説してもらったような快楽とすこしお門違いな嫉妬を感じながら歌えるのは気持ちよかったし、自分の音楽体験としても実りの多いものだった。お越し頂いたみなさんにも好評いただき、楽しんでいただけてよかった!

共演もそれはそれは素晴らしく、
天才・矢谷ウメ子さんはたぶんぼくが固くしすぎた会場の空気をうまく和らげてくれながらも、カレーライスとか天津飯みたいに元々異国のものだった味が日本の風土と溶け合ってもはやすごい自然となって独自のものに昇華されてるような音世界を広げておられ、またそれが大明くんの絵と妙にマッチしててやはりいろんな快楽とお門違いな嫉妬を抱えながら楽しく聴いていたし、

よあけのばんはあまさき倫公理の表現力がnonsugarの楽曲やギターやコーラスで華ひらいていく様が心地よく、nonsugar自身がやっている楽曲には当たる光の角度が違うことでプリズム的効果が生まれるし、別にnonsugar自身が閉じているとは全く思わないがある種開けていくような開放感があってすごいよかった。曲間の語りも効果的で、話し言葉では使われているのを実際には聞いたことがない女性の「〜だわ」とか、かなりツボです。

みんなと仲良くなれたのもすごいうれしかったし打ち上げもなかなかひどかった笑。
いろんな刺激がおもしろく、ライブハウス外で歌うのも気持ちのいいもので、楽しいイベントでした!



また6/9土曜日にはまどぎわと対をなす「はこにわ」というシリーズのイベントに地球儀で出演させてもらうことが決まっています!
フィーチャーアーティストは「ウエツジショータロー」

http://www.awrd.com/portfolios/ua2g
https://twitter.com/ua2g
https://www.instagram.com/u_shotaro/


これまたすごいことになる予感。お楽しみに!

はこにわ
ウエツジショータロー個展
2018.5.13-6.9
at 塚本エレバティ

closing
日程▷2018.6.9(土)
会場▷塚本エレバティ
時間▷開場18:30 / 開演19:00
料金▷2,000円(別途1ドリンク代必要)
出演▽
円盤少女 / the sankhwa / 地球儀 / よあけのばん / 月面=雨中

opening
日程▷2018.5.13(日)
会場▷塚本エレバティ
時間▷開場12:00 / 開演13:00
料金▷入場無料
出演▽
藤山拓 / Nonsugar / あたらしれい /and more


blog / オリトスとnonsugar、シンガーソングライターふたりの禁断の関係とは / ギャラリーライブ「まどぎわ」大明展

2018年02月06日 16時01分08秒 | Weblog
1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加大成功で終了!
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

詳細はこちらで見て
https://goo.gl/fQfPQP



今日はnonsugarのイベント「まどぎわ」出演について

スーパーブルーブラッドムーン皆既月食というW役満感満載の夜に扇町公演でライブイベント(というよりもはや集会に近いのではと予測)を催したことも記憶に新しいnonsugar。


彼とは、2016年12月にエレバティでタイバンしたのがきっかけで仲良くなった。
あの日はアーティに頷けば灰と地球儀と、とっても楽しい一夜だったな…。
(しかし彼とはたぶんOneDropで一度共演しているのではと思い始めている)


そこでがっつりnonsugarの虜になった。
もうなんというのか、似ている。まず顔が。オリトスと。一重な感じとか。
そして楽曲の世界観にすごくシンパシーを感じて、ぼくはnonsugarをこうなれたかもしれないもう一人の自分、とさえ思うようになっている。ドッペルゲンガー的ななにか。
物語調という意味でも言葉選びの構造上の意味でも文学的でメタに満ちて美しくはかない歌詞世界、そしてほんの少しイーハトーブ的児童文学のにおいと狂気のハーモニー。
ただ単独峰のように力強く屹立するステージ・その歌声はぼくには出来ない、獲得してこなかったなにかのように思えて心惹かれたのだった。


そして連絡先を交換し、シャイなぼくを悟ったかのように彼のほうから誘いがあった。
うちで映画を見ないか、と。


ぼくはその誘いに喜んで乗り、しばしばnonsugarの部屋へ通うことになる。


そして幾人かの音楽家や美術家を交え、nonsugarの部屋はひとつのサロンのようだった。
そこにはプロジェクターがあり、レコードプレーヤーがあり、壁には多く絵画が飾られていた。
ぼくはそこで多くのクリエイターと出会う。彼らはUnknown Asiaなど展覧会にも積極的に出展していたり個展をしていたり活動的な作家さんたちであった。
SF映画を見たり、ジブリを見たときもあった。そこでお酒を飲んだり、近くの大衆的うまいパスタを食べたり、それぞれのお土産のお菓子を食べたりゲームをしたりぼくはベランダでたばこをすったり。
ぼくの世界は今までよりも少し大きくなった。
そしてなにより楽しい時間をともに過ごした。


nonsugarは音楽と絵画とあらゆる芸術表現を分け隔てることなく同じ地平で愛している。
彼が定期的に開催しているイベントに
「まどぎわ」と「はこにわ」がある。


今回の「まどぎわ」はギャラリーにて絵画の展示を行い、そこでライブをするというもの。
「はこにわ」はライブハウスに絵画作品を展示しライブするというもの。


どちらも観に行ったが、まずなんともお得なイベントだ。あれだカツカレーとかそんな感じだ。
そして美術家の展覧会で親交のある音楽家が演奏することは少なくないが、nonsugarのイベントはそのセレクションによって、合わなさそうで合うものや、到底出会わなかっただろう二者を無理矢理出会わせてみたりする策略めいたものがあったりして、絵画と音楽の生み出す妙に癖になる空間が毎回生み出されている。


彼のキュレーター的才能と、それぞれのジャンルへの造詣の深さ、というより脚を運ぶ行動力や好奇心がこれらのイベントを他の絵画×音楽のイベントとは違った深みを出しているように感じる。


nonsugarの部屋の壁に飾られる絵画たち、その額縁が、まさに「まど」として機能していて、彼は自室だけがそうであることを許さず、「まどぎわ」「はこにわ」はそれぞれの空間を彼の内部に取り込み、また彼は外部に顕在しようとしているようだ。
つまりこれらは彼一流の「さらけ出し」でもある。


そのまどぎわに今回光栄にも選出していただいた。そしてぼくの出演日の一人はかの天才、矢谷ウメ子である。なんとも恐ろしいが燃える一夜だ。nonsugarはあまさき倫公里という方とのユニット「よあけのばん」での出演。仲間連れてくるなんて、ずるい!
かつてぼくも地球儀引き連れてnonsugarとタイバンしているので文句は言えない…。


そして展示は大明氏。ともあき、と読む。
大明さんの作品をウェブサイトなどで見ると、これは大変な熱量が注ぎ込まれており、緻密で膨大な書き込み量でありながらそれぞれの線が樹皮のように力強く、ひとつのベクトルを向いて質感を生んでいる。その質感は対象となるものをはじめて見つめた驚きと洞察と好奇心に満ちていて、そういった感覚をキャンバス(なのかは知らないが)に込められる美術家は、やはり一流なのだと思う。


ただネットで見るのと本物をみるのはyoutubeとライブくらい違うことがままあるので、あまり語るに落ちない様にしなければならない。
そして
あまりその作品たちのすごさに対して稚拙な作戦めいたことを考えないほうがnonsugarの思惑に叶った一夜になるのだろうな、と確信する。

オリトスはオリトスの原初の部分を大切にライブしたいと思う。


会場である中崎町「イロリムラ」は何度か足を運んだが、とても素敵で中庭をはじめ開放感のあるギャラリー。いろんな展示が同時開催されていたり、そもそも中崎町は雑貨屋古着屋ギャラリーカフェなどひしめく文化激戦区だ。
お越し頂くならイロリムラをはじめ中崎町界隈をぶらぶらと散策する一日にされることをおすすめします。



詳細など〜--------


大明 website,SNS
http://tomoakiart.wixsite.com/tomoakiart
https://www.instagram.com/tomoaki_art/
https://twitter.com/tomoaki_art

日程▷2018.2.11(日)
会場▷中崎町イロリムラ プチホール
「まどぎわ 大明 展 〜在る物と或る私〜」
時間▷開場18:30 / 開演19:00
料金▷一日券2,000円 / 二日券3,000円
出演▽
よあけのばん / オリトス(from地球儀) / 矢谷ウメ子
展示▽
大明

場所▷イロリムラプチホール
大阪市北区中崎1丁目4番15号
TEL▷06-6376-0593
HP ▷http://irori2005.com/


会期▽
2月10日(土)-2月12日(月•祝)
ギャラリータイム(入場無料)
2月10日、11日 13:00-17:00
2月12日 13:00-20:00



2月10日(土)月面=雨中企画ライブ
〔時間〕open 18:30 start 19:00
〔出演〕月面=雨中 / 白鍵と黒鍵 / はるまつあるふゆ

2月11日(日)よあけのばん企画ライブ
〔時間〕open 18:30 start 19:00
〔出演〕よあけのばん / オリトス(from地球儀) / 矢谷ウメ子

2月12日(祝)ギャラリーライブ
〔時間〕start 13:00
〔出演〕Nonsugar


http://madogiwa.info


星空の下でギターを弾くこと / INUUNIQ project Æther -04 revelation-

2018年02月06日 03時37分05秒 | Weblog
INUUNIQのプラネタリウム公演
project Æther -04 revelation-
が大成功で終了した。


前回のブログの通り、今公演唯一の生楽器ギターを任された自分であったが、無事任務達成を出来て一山を越えた安心感と満足でいっぱい。


▷Track making
平島優
カンベユウキ

のナイス・トラックと力を合わせ、新しいINUUNIQの一面を見せることが出来た。


ぼくはアコースティックギターで臨み、多くの人に音をめちゃめちゃ褒められたのだけど、それは
▷sound design
徳竹敏之氏
▷sound operation
福原吉久氏

の力に依るところが大きい。
プラネタリウムという、音楽用に設計されたわけではない空間でゲネプロのところから全くの不安感なくプレイに専念出来たというのはお二人の経験と知識があってこそ可能だったのだと思う。


また投影演出をしてくださったのは、伊丹市立こども文化科学館職員の丸川章さん。
こちらのオーダーの意図を汲み取り、メガスターやプロジェクター、スポットライトを効果的に使ってくださった。
咲ねーさんとぼくはやはりアーティスト側なので、要求としては「ぼくら見えなくていいんで、星空を!」となりがちだったのだけど、INUUNIQやその音楽表現、今までの公演を知らないお客様もいらっしゃることなどを鑑み、積極的にぼくらに提案してくださり、結果としてぼくらが思っていたよりも「開かれた」ステージを実現することができた。
それでもやはり、INUUNIQの魅力を感じ取ってくれてるからこそ、逆に真っ暗にしたりとか攻めた演出もしてくださった。


まるで謝辞のような文章になってきたけど、要はこのプロジェクトも多くの人の力を借り、それが合わさってひとつのステージになったということ。


前回のmemento、大阪能楽会館での公演もそうだったし、今回のrevelationもそうだし、なんか一回きりってのがほんと惜しいし、もっと多くの人に見てもらいたい。
ぼくとしてはもっとこのチームで仕事したい!って感じ。


終演後こども文化科学館の職員の方々にもたいへん好評で、ここをこうしておけばよかったとかあれもやりたかったなどの意見も多く出て、結果もう一回やりたい!って方向になっていた。
これって、一緒にライブしたってことでもう一回ライブしたい!っていうことだと思う。
そしてもうぼくらは一つのチームなのだと思う。



多くの支えあって作り上げたステージ、
500万の星空の下で弾くギターは最高でした。
ぼくもあまり余裕はなく相当な集中力が必要であったので、プレイ中は必死なわけだけども、それでもその合間にふと見上げると満点の星空だったりオーロラだったり。
星空がはやく動くとまるで地面が動いているかのような気分になって(ちょっと酔う)、自分が球体の上にいるのだ、と感じられるような気持ちになったり。
また天に思いを馳せる人類の脈々たる歴史の上にプラネタリウムという機械が進化し、でもエフェクターのLEDの光ひとつで星空は薄らいでしまうくらい儚かったり。エフェクターの光は塞ぎました。
そしてVocal竹下咲の歌声。横で歌われて改めて思ったけど、リアルに震えるからね。あの声。持って行かれるからモニター声ちょい下げしてたからね。


ぼくもぜひもう一回と言わず何回でもやりたいライブだったけど、どうやらINUUNIQはまた今回のプラネタリウム公演を経て悪巧みをしている様子。
ぼくもまた何らかの形で巻き込まれ参加するような予感がするので、また今後にも注目してください!




セットリスト

1.meteor rain
2.interspace
3.セイレーン
4.はじまりの時間
5.illusion
6.雨の唄
7.境界
8.supernova
9.ほしのこえ
10.25時の宇宙

最近のオリトス動向 1.INUUNIQ

2018年02月02日 16時03分28秒 | Weblog
最近のぼくの動向が結構複雑なのでお知らせしていきます。
2月まとめると

1.INUUNIQ プラネタリウムでのライブにオリトスギターで参加
2.シンガーソングライターnonsugarがギャラリーで定期開催している展示×ライブのイベントにオリトスソロで出演
3.元FMさかい、今は次世代ラジオi-dioでのDJシミズタイチさんのイベントに地球儀出演
4.オリトスがついに運営側に入り込んだイベント電子音楽祭の2018一本目に地球儀出演

詳細はこちらで見て
https://goo.gl/fQfPQP


今日はINUUNIQプロジェクトについて
1.NUUNIQ project Æther(エーテル)-04 revelation-

INUUNIQがシリーズ化しているイベントエーテルシリーズ。

前回の大阪能楽会館での「memento」(2017/11)ではぼくは裏方スタッフとして参加させていただいた。
大きなイベントは人手が必要で、INUUNIQはとても仲良くさせていただいているし、INUUNIQ内部を覗けるチャンス!ともあって雑用的な部分、専門的知識技術の要らない部分をお引き受けしたのだった。

でも気がついたらぼくの役職は舞台監督になっていた。

能楽師様へのキュー出し、揚幕の上げ下げのタイミング出し、会場内備え付け照明のオンオフ、そしてあこがれの能舞台に立ちマイクの移動、終演後最後の一本締め(なぜに)…
気がついたらすごい作業量になっていたのだけど、そのすべてが新鮮で緊張感があって、最高におもしろかった。

mementoに関しては思いが強過ぎて、内部的から見れば「プロフェッショナルによるスーパー文化祭」「情熱大陸生で見てる感じ」とか。ぼくが音楽をしていなかったら、就職先はINUUNIQで決まり。この演目でヨーロッパツアーに周り、サーカスのようにチームとして生きて行く…
そう思うくらい素晴らしい体験だったのだ。

しかしぼくはミュージシャンである。
うたを作り、歌い、ギターを弾き、ライブをする人である。
現場体験として大変充実し創作的労働への喜びを噛みしめたぼくだったが、やはりこの体験の肝は音楽の力の再確認であった。INUUNIQの音楽のすごさ、そこに人が巻き込まれていくさま。クリエイターたちとのシナジー…


そしてぼく自身、モチベーションアップと気を引き締めていこ!と思っていた矢先、なんとINUUNIQ竹下咲、通称咲ねーさんから「オリトス、プラネタリウムでギター弾かへん?」との連絡が。

毎回怖いことをおっしゃる方だ。
ぼくはギターに関してそれなりにキャリアもあるしそれなりに自分のプレイスタイルもある。ただギターリストとしてプロフェッショナルであり他のミュージシャンとしのぎを削っていきたいと思うほどにハングリーではないし、特にINUUNIQにはギターは必要ないとさえ思っていた。

しかしチャンスでもある。INUUNIQのスーパーピアニスト、朝香さんが今回ライブには出演しない、ということもあり、鬼の居ぬ間の選択、出演させていただくことにした。


そこからがまた大変だった。
まず弾いてみる。アイデアはある。しかしめちゃめちゃギターが下手になっていた。
地球儀でイバラキアツシという才能を手に入れたことにあぐらし、そしてぼくとしてはボーカリストとしての成長を意識していた最近であったこともあり、ギターを弾く習慣を失っていたのだった。そしてその習慣の欠如は楽器演奏という運動へは如実にあらわれる。錆び付いていた。

そして朝香さんのプレイを想定してアレンジメントなりプレイなどをするのだけど、これはやっぱり無茶なことである。あんなプレイは出来ない。それは、ぼくが今からプロ野球選手になれないのと同じ理由だ。朝香さんと同じ山に登ろうとしても、それは無理なことで、ぼくはぼくの山を登るべきなのだ。

そして毎日のようにギターを弾くようになり、錆はおそらく完全にとれ、少なくとも全盛期(その全盛期も技術的に考えて大した全盛期ではないのだけれど)レベルまで取り戻すことが出来たように思う。また朝香さんのプレイをはじめとした緻密に織りかさなるINUUNIQのサウンドを分解再構築するなかでいろんな気づきがあった。

ぼくはぼくのINUUNIQを捉え、またカンベユウキ、平島優という才能にも恵まれることでなんとかオリトスのINUUNIQを奏でることが出来るようになってきた。
そして徳さんこと徳竹敏之氏、福原吉久氏のオペレーションにより、めっちゃいい音にしていただくことができた。
今までのINUUNIQ、その良いところをすべて出すことはぼくには出来ない。ただみんなの力を借りて、今までにはないINUUNIQの、そして竹下咲の一面を出すことは出来る。

そして会場はプラネタリウムだ。
伊丹市立子ども科学館。

ここには「メガスター」という名前からしてすげえ強そうなプラネタリウムがある。

メガスター (MEGASTAR) は、大平が開発した4番目のプラネタリウムである。1991年に当時学生であった大平が発表したプラネタリウム3号機、アストロライナーの後継機であり、国際プラネタリウム協会 (en, IPS) ロンドン大会で「アストロライナー2」として1998年6月に初公開された。投影可能な星は11.5等級までの約170万個であり、メガ(100万)級の投影性能であることに由来して、のちにメガスターと改名された(後の改良により、現在の恒星投影数は約410万個)。この投影性能は、従来のプラネタリウムの数百倍程度。

最大の特徴は天の川の再現方法にある。天の川が多数の星の集まりであることはよく知られているが、従来の投影機は天の川の部分に補助的に雲のようなぼんやりした光を当てることで天の川を表現していた。これに対し、メガスターでは本来肉眼では確認できない暗い星まで投影することによって、補助投影機に頼ることなく恒星の光のみで天の川を再現している(メガスターで投影した天の川を双眼鏡で見ると、暗い恒星が寄り集まっている様子がわかる。)。
(wikipediaより引用)

もう会場下見、ゲネプロと二回訪問させてもらって、ほんとすごい。
この星空の下で聴くINUUNIQ、弾くギター、最高です。

職員の丸川さんももちろん博識であり、ユーモアやサービス精神旺盛な方で…ゲネプロも大変リラックスして出来たし、タッグを組み一丸となって最高のイベントに出来ます!


いちお詳細を


2018年2月3日(土)  
INUUNIQ project Æther(エーテル)
-04 revelation-

会場: 伊丹市立こども文化科学館 プラネタリウム
料金500円
開場18:15開演18:30



CAST&STAFF

【INUUNIQ(planetarium)】

vocal 竹下咲
guitar オリトス(地球儀)

track making
平島優
カンベユウキ
piano(track)
朝香智子

sound design
徳竹敏之(T&HY)
sound operation
福原吉久(T&HY)



ご予約・お問い合わせは、INUUNIQサイトのコンタクトより、または伊丹市立こども文化科学館へ電話をお願いいたします。

駅から少し離れておりますので、公共交通機関てお越しの場合はバスの時刻などお気をつけください。
遅れて入る場合は入場タイミングに制限がある可能性があります。ご了承ください。
詳しくは伊丹市立こども文化科学館の公式サイトをご覧ください。



<ご参加の方はご一読ください>

・コンサートは午後6時半開始です。
受付は午後5時半から6時15分までに可能な限りお済ま せください。
・当日、受付にて参加料1人500円をお支払下さい。(参加料は一席分500円。 膝の上に乗せる3歳未満は無料。)
・遅刻・キャンセルの場合はご連絡ください
・当館に駐車場はありません。伊丹スカイパークをご利用下さい(21時まで)

※当日はINUUNIQにお問い合わせがあっても確認できない可能性がございます。
何かございましたら下記会場の電話番号までお願いいたします。



INUUNIQ
http://inuuniq.com/

伊丹市立こども文化科学館
http://business4.plala.or.jp/kodomo/



INUUNIQプロフィール

2011年11月11日結成。

ボーカル竹下咲を中心とした、
変幻自在なプロジェクトユニット。

音楽だけでなく、映像・音響・ダンサー・絵画など様々な分野のプロフェッショナル達と、イベント毎にひとつのテーマを持ち、その都度自在に姿を変えながら前衛的でいてエンターテインメントな作品を創り上げている。

2017年11月には、2017年末で閉館した大阪能楽会館にて、観世流能楽師大西礼久氏ら40名ものキャストスタッフと、音楽や能楽、映像などで1000年後の未来へと連れて行く音楽絵巻【INUUNIQ project Æther 03memento】を大成功させた。

エスキモーの言葉で"生命"という意味を持つ"イニュニック"。唯一無二の映像的音楽を体感せよ!



伊丹市立こども文化科学館
兵庫県伊丹市桑津3丁目1-36
TEL:072-784-1222(ご予約・お問い合わせ)

大阪国際空港 滑走路に隣接。
県道伊丹豊中線沿い、西桑津公園 東隣

・JR伊丹駅より徒歩約17分
(イオンモール伊丹テラスより、徒歩約15分)
・伊丹市バス・阪急バス「神津」バス停
 下車すぐ

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