ツバキを育てよう !! 椿の鉢植栽培 ツバキの育て方

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ツバキの水遣りと肥料

2010年02月16日 | ツバキ 椿

ツバキの水遣りと肥料 (2018年3月追記)

水遣りは表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいタップリ潅水します。椿の根は空気を好むらしく、いつも土がぬれていると腐ってしまうらしい。もちろん枯れさせないようにするのが第一なのでカラカラは禁物です。迷ったら水遣りしてしまいましょう。もちろんその後は普通通りの潅水にします。花が咲くころは多めにあげたほうが花弁がしっかりとするらしいです。

今年は肥料を施していますがやはり目に見えてつぼみ等の生育が良いです。(2011年 追記) 鹿沼土と日向土を用土にしているときは特に肥料を施さないと生育が悪いような感じです。腐葉土も栄養豊富なのですが根詰まりを起こすらしいし研究中です(2010年 追記)
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肥料は2月、3月頃にエードボールなどの窒素分が普通にあるもの。9月頃にはカリの多いマグァンプKの小粒をやります。マグァンプKだけでもよいです。肥効は3ヶ月程度続けば十分。鉢土の表面に適量をまくだけでいいと思います。用土に混ぜると書いてあっても上に置くだけでいいです。その方が根をいためにくいらしいです。特に夏場に肥効が残っていると根を痛めるとのこと。ただ用土に雑草の根などがあると栄養を吸収して繁茂しますので抜くのが大変です。少しだけ土をかぶせたらいいのか考慮中です。肥料をすぐ効かせたいとか足りない分を補給したいときは、根を傷めにくい液体肥料(ハイポネックスなど)を規定量の半分の濃さにして、しばらくのあいだ水遣り替わりに施してもいいようです。

芽や蕾が生長するには温度の変化が必要らしい(芽は10度->20度、蕾は20度->10度への温度変化?) 芽出し肥(寒肥)といって3月頃にやる肥料が一番大切。

マグァンプKは窒素分が少ないのでやりすぎて花つきが悪くなるなどの悪影響が出ることは少ないと思います。(これはツバキの種類による)しかし肥料はどんな物でも施しすぎは絶対に禁物です。根がやられて枯れてしまいます。もし肥料をやりすぎてしまったと思ったら用土を新しいものと交換したほうが無難です。この肥料やりすぎの判断ですが、根の様子を観察します。鉢から抜いて土を少し落とします。元気な根は乳白色をしていますが、肥料当たりをしたり根腐れしていると黒っぽくなります。黒い根は腐っているので軽く取り除いて新鮮な用土に植えます。肥料あたりではなくても根腐れして黒くなっていることは多いですが・・・。


ツバキの鉢と用土 植替え

2010年02月09日 | ツバキ 椿

ツバキの鉢と用土 植替え

目標は細かい乳白色の根をいっぱい育てることです。下はいま読み返してみるとずいぶん乱雑な文章ですが、とにかく細かい根っこがいっぱいの根鉢を作ること。根鉢とは根と土が一緒になった塊です。要するに植木鉢から椿を抜いた時の根っこの塊の事です。

細根はとても大事で、人間の小腸周りの毛細血管と同じで栄養を取り込んで全身に送る器官です。太根は大動脈で栄養を運ぶ輸送路ですね。要するに太い根は小さい植木鉢の時はほとんど無い位かとても短くていいと言えます。考え方としてはこんな感じです。

 

夏の植替えはやらないほうが無難(2012年追記)
用土の種類を変えたのも悪かったかもですが、遮光を十分にしても葉がずいぶんやられてしまいました。やはり秋分の日を過ぎて涼しくなってからのほうが無難です。もちろん最適期は梅雨入り直後かな。
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目標は早く鉢いっぱいに根を伸ばすことです。根っこが鉢いっぱいになったものを根鉢といいます。

お勧めはプラスチックの鉢です。自分は100円ショップのものです。サイズは株の大きさによります。鉢の形は幅と高さが同じくらいの標準的な鉢です。乾き方が重要で、これは鉢の材質、形状、用土と置き場所の関係で決まります。一番普通なのは5号鉢くらいで鹿沼土、日向土(桐生砂でもOK)の中粒、小粒の等量混合です。でも、そんなにこだわらなくてもそこら辺の赤土に腐葉土を混ぜても問題なく育ちます。浅い鉢は乾きやすく深い鉢は乾きにくいです。素焼鉢は細かい穴があいていて空気、水共に通し乾きやすいです。(しっかり管理すれば生育が良いが用土は乾きにくいものを選んでバランスをとる方が良いかも)陶器の鉢は釉薬でガラスコーティングされているので乾かないです。色々試してみてください。

用土がなかなか乾かないと根が伸びようとしないので発育が悪いみたいです。やはり理想は水はけが良い用土で表土が乾いたところに水遣りをするというサイクルが元気な樹を育てます。植物に対して鉢が大きすぎると下の方の土がいつも湿っていて根がなかなか伸びません。植物は育つのにちょっと厳しいぐらいの条件がベストのようです。過保護は良くないみたいです。

用土は今まで育てた感じで、5号鉢までなら、やはり日向土と鹿沼土それぞれの用土の小粒と中粒の等量混合が水遣りを忘れても赤玉土を混ぜたものより枯れないような気がするのでお勧めします。今年は6号鉢を中粒のみにしようと思っています。(結果は良くありませんでした。2012年 追記)底にはゴロ土として鹿沼土の大粒を敷きます。4号鉢以下はゴロ土はいらないようです。最近読んだ本で、関東地方では鹿沼土に腐葉土を20%位混ぜたものが最適とありました。苗を買うとそのような用土で育てられているので今度挑戦してみようと思います。(他の用土と比べて生育にそれほど大きな違いはないように思われます。(2012年追記)

鹿沼土には軟質と硬質の種類があります。軟質の方が水持ちがよさそうですが植え換え時に崩れて水はけが悪そうなので硬質にしています。しかし硬質鹿沼土、日向土のブレンドだとビル屋上の環境では乾きすぎる感じがします。

用土は現在、赤土だけのものが多くなってきました。それも粒土ではなく普通の土です。やはりビルは乾燥しやすいのでこの方が良いようです。今度庭付きの家を借りられたのでそこに一部の鉢を置いて育てようと思っています。(2018年追記)

植替える時期は関東では3月の下旬から10月の中旬までです。梅雨明けから9月下旬までは植替えない方がいいでしょう。素人には梅雨の時期がベストで失敗が少ないです。鉢底に大粒の鹿沼土を敷きますが用土に日向土を混ぜている場合は無くても良いかも??これは独自の見解です。私はビルの屋上という非常に乾燥しやすい所だから良いのかもしれません。不要枝を適宜剪定しますが、株を大きくしたい時は一回り大きな鉢へ、大きさを維持したいときは同じ鉢へ植えつけるので根の量と葉の量を調整します。根の量は鉢より一回り小さくして、葉の量はそれにあわせる感じでしょうか。太くて長い根は切り取ります。剪定のところにも書きましたが6月以降に枝を切ると花芽も切ってしまうので要注意です。

太い根が主で細根が少ない時に太根を切ると枯れますので注意です。数年かけて徐々に太根を切詰めていくしかありません。

植えつけたあとは先を尖らせた割り箸などで根の下あたりをよく突いて隙間を無くします。これとても大事です! 私は無頓着なのでやらないときがありましたが1年後に成長が悪いなと思って鉢から抜くと空間が出来ていて根が隙間で止まっていました。イチョウなどはたくましくて隙間でも根を伸ばしますがツバキはダメみたいです。植付け後、鉢底から汚れた水が出なくなるまでたっぷり水をやります。1週間位は日陰に置きます。いつもより更に直射日光は厳禁です。

私は庭をほじくり返した細かい赤土の方が乾きが遅いので、水遣りも回数が少なくてすむので使っています。(私の育てている条件が乾きすぎるので)その後に徐々にお勧めの用度に換えていくという手もあります。上の話と矛盾していますが植物の場合は動物と違って枯らしてしまってもごめんねですみます。何でも実験してみて下さい。あと、植替えをするのが面倒で苗が小さいうちから大きな8号鉢に植えるとやはり根の育ち が悪いです。そのような状況では去年1年の結果を見ると鹿沼土+腐葉土の成績が多少良いように思われます。

その他、素焼鉢だと私の条件下では乾きすぎいてしまいます。100円ショップのプランターは紫外線で2年も持たなかったことがあります。 もちろん耐久性の高いものが殆どですが・・。椿の根が育って鉢に触れるようにしないと花つき が悪くなるという話や、鉢の色が白いと日光が透過して根の成長が悪くなるという記述を見た事がありますが経験していません。

私は用土を何回でも使います。捨てたことはありません。今までの経験でイチジクを挿し木したときに線虫が切り口にたくさん付いて根が出なかった事がありますが他の木々では、もちろん種類にもよるでしょうが問題ありません。連作障害(忌地)のあるツツジ、イチジクは同じ土を使いまわすと育ちが悪かったりしますが腐葉土を多めに入れれば、そんなに悪くはありません。しかし野菜などは種類によっては4年の輪作でも障害が出るそうです。植え替える前に時間があれば十分乾燥させたりしています(前年のものを使うなどしています)。これは空気が嫌いな嫌気性細菌を殺す効果や、土に空気をお含ませる上でよいと思います。

一番のお勧めは篩い(ふるい)にかけることです。大中小に篩い分けて植え付けると成長がとてもよく、篩い分ける作業が心を落ち着かせ、とても良い癒しになります。時間がある時に篩分けておきます。急いでいるときはあちこちの鉢からガバーッと土を集めて腐葉土と混ぜてすぐ植えていますがあまりよくないですね。。ツバキには腐葉土は使わないですが面倒なときは赤玉土とか腐葉土の入っている土も鹿沼土、日向土とブレンドして使っています。

挿し木とか根がしっかりしていないもの、まだ株が小さいものは赤ちゃんと同じで親が守ってやらなければなりません。居心地の良い環境にしてやればスクスク育ちます。赤ちゃんには、やはり新しい土が無難でしょう。でも私はスパルタでやってます。(笑)

過去の失敗は、面倒なので鹿沼土主体で育てていた鉢を大きくするときにただ単に赤玉土を足して植え替えました。数年後に数鉢の株がいかにも弱ってきたので鉢から抜いてみると土の種類がはっきりと層になって違っています。本人はすっかり忘れていましたが弱っているものはみな同じ条件です。まったく異なる土に植え替えるときは本に書いてあるようにちゃんと元の土を根から取り除いて新しい用土へ植え替えましょう。折衷案としては根の土が水の中でほぐしても完全に取れないことがあるので、とりあえず新しい土の中に根についている土をブレンドして数年をかけて徐々に希望の用土へ変更していきます。今までの経験で違う用土にするのは案外難しいみたいです。

それと、風で背の高い鉢が倒れることがあります。土がこぼれないときは良いのですが、ある程度の用土が鉢から出てしまったとき安易に戻して終わりにしたら失敗しまし た。特に中粒の用土が多い場合は元の状態に戻りにくく、やはりちゃんと植替えと同じように土を鉢から全部出して植え直さないと根の下などに隙間ができてしまい株元をゆすると時間が経ってもグラグラしたままになります。これは根が十分育っていない証拠です。用土の隙間を埋める小粒の用土や腐葉土の役割がわか ります。

アルカリ性には大変弱いので厳禁です。石灰(畑土、野菜はアルカリ土で育てるらしい。畑には時期になると石灰をまく)、草木灰、コンクリート、コンクリートブロックなどの壁から離して根が触れないようにしましょう。


ツバキの鉢の置き場所

2010年02月08日 | ツバキ 椿

ツバキの鉢の置き場所

とにかく明るい日陰(直射日光が当たらないという意味)がベストだと思います。水やりの手間も少なくなります。

株が1メートルを超えるまで直射日光に弱いらしく、梅雨後などは日光が直接当たらない明るいところにおきます。陰樹というカテゴリーらしい。新芽に強い日差しが当たると葉っぱが変になります。平均的な種類では、葉はしっかりとした形で色艶がよい緑色です。株の健康は葉っぱに注目です。春秋などは日向に置いたほうが元気に育つみたいですがそうとう暗い日陰でなければそのままでも大丈夫だと思います。おきっぱなしにするなら明るい日陰くらいが丁度よいかもしれません。

南方が起源なので冬の寒くて乾燥した風は大嫌い。もろに成長が阻害されます。お坊ちゃんなので冷夏暖冬が好きらしいです。

葉っぱを見れば育ちがよく分かります。元気な斑点の無い緑色の葉がよい幹を育てます。植物は葉の健康が大切なので葉をよく見ましょう。枝数が多いほうが根量も多くなり丈夫な気がします。


ツバキの剪定

2010年02月08日 | ツバキ 椿

ツバキの剪定

根が鉢いっぱい位まで十分育つか枝葉が十分育つまでは剪定しない方が花もよく咲くし育ちもいいみたいです。他の主な花木と同様、花後が剪定の適期です。6月には花芽がついてしまうのでそれ以降に切ると来年花を見ることはできません。花芽は伸びた枝の先につきます。花が咲き終わったら(花が咲いているうちに切る人もいるそうです。)まず結実させないために花ガラを取ります。取る時には膨らんでいる雌しべも一緒に摘みましょう。子孫を残すというのは大変負担がかかるらしく小さい株に多くの花や種をつけると株が衰弱します。

新芽は春と秋に出てきて、とても楽しいですが剪定は根と葉とのバランスを整える、大きくなった株を小さくする、枝数を増やすという目的で行われます。花を楽しみたいときは基本、剪定しないという心構えが大事です。私もそうですが、いじりすぎは良くありません。やり方は、枝分かれしているところから葉を2つか3つ残して切り落とします。株を大きくしたくないときは葉を1つ、大きくするときは3つ残すなどのような考え方です。芽は葉の付け根から出てくるのでしばらくするとそこが枝になります。あまり1つだけ残すということをしないのは芽が出ない場合があるからです。(これは我流なので正しいかは解りません)こうすると、花は枝先につくので花数も多くなるし枝を見て根を想像するので根もよく分かれて発育がよくなるからです。最善なのはある程度発育した芽を残す事です。

それと元気なタケノコ芽を大事にすることです。私は普通の芽とタケノコ芽がどういう風に違っているかはよく知りませんが、育てていてこれが出てくるとグンと枝になり成長するようなのでタケノコ芽が多いと嬉しくなります。栄養が充分あって樹に元気がないと出てこない感じがします。(タケノコ芽は胴から出てくるものを言うらしいですが、花が咲いたときに花の根元から出てくるものもタケノコに似ていますので一緒にしています)幹の途中から元気良く出てくるもので株が元気な証拠です。芽吹いたあとの発育がよいのも特徴です。しかし剪定をするのに慣れて尚且つ株が安定しないとタケノコ芽を沢山出すのは難しいです。小さい芽よりも大きい芽を残せるようになりタケノコ芽を多く作る事がある程度目標になると思います。最初はタケノコ芽よりも、剪定をしないで花を見るという事になると思います。

ある程度、株が大きくなり安定してきたら安心して剪定できます。枝別れをいっぱいさせると花数も当然増えます。

あと、株を大きくしたくないけれど枝がもっと欲しい時などですが、椿は特に株の上ばかりが発育して下に枝ができないことが多いのですが、こういう時は芽かきをします。芽を吹かせるには剪定にはかないませんが、芽かきは剪定と違い葉を落とさず(葉の量を維持しつつ)枝に芽を吹かせたい時に有効です。芽かきとは枝先についている新芽や葉の根元から出ている芽を手でつまんでとることです。秋であればつぼみとの区別ができるので失敗が少ないでしょう。そうすると幹や枝の途中から突然、新芽が出てきます。これがなかなか面白いのでぜひ試してみてください。その代わりあまりやり過ぎると当然成長が一時停止します。でも心配は要らないです。繰り返しますが芽を吹かせるには剪定が一番です。

鉢に対して株を大きくしてしまうと用土が良く乾くようになります。夏の水切れで枯らす原因になるので株と鉢、用土の種類によるバランスを考えましょう。


ツバキの挿し木

2010年02月08日 | ツバキ 椿

ツバキの挿し木

いろいろやってみて失敗も多いですが結論は、何でもいいからたくさん挿し木をすることです。殖やそうと思ったら剪定したときに切った鉢の脇でもいいからブスブス挿すことです。季節は問いません。数打ちゃあたる式ですね。意外な季節に成功したり、まともにやってたら全然上手くいかなかったのに適当に挿したら成功したりと、あんがい面白い発見があるものです。

でもちゃんとやりたい方は

梅雨に入ったら挿す!!
今年伸びた枝を挿す!!
たけのこ芽を一つにして挿す!!
大きい葉は半分に切って挿す!!


ツバキの種を蒔いて育てる 実生(みしょう)

2010年02月08日 | ツバキ 椿

ツバキの種を蒔いて育てる 実生(みしょう)

これも面白いです。まず近所を散歩して12月から3月にかけてツバキの花が咲いているところをチェックします。気に入った花があったら覚えておきます。10月になると実が付いて割れてはじけているのがあったらその木の実はほとんど成熟しているので収穫します。他人の家の場合は不審者と間違われるので落ちている実を拾います。

気の利いたお宅は庭の中に落ちている実を塀の上などに並べていてくれたりするので感謝して頂いてきます。いいですねぇ~

さて、早速土に埋めてあんまり乾くようだったら水をやります。5月までには土から芽が出てくるでしょう。このまま育ててもいいですが何本も木が生えてくると育ちが悪くなるので梅雨に入ったら1本ずつ3号鉢などにに植えます。私は面倒だから大きい鉢です。だけど花が咲くのは遅くなるかもなので2、3本を大きめの鉢にまとめて植えています。
芽が土から出る前の3月くらいに掘り起こして根を長さの半分に切断して一つずつ鉢植えにすると根張りが良くなり愛着がわきます。こちらの方が面倒だけどよく育つでしょう。

実生は親に似ていますが親とは違う花が咲くので新種作りには欠かせません。しかし、そんなことは期待しないで育てましょう。花が咲くには4年から5年かかります。


ツバキの病害虫

2010年02月07日 | ツバキ 椿

ツバキの病害虫

もうすぐツバキを育てて20年になりますが、素人だし専念している訳ではないので駆け出し同様ですが、カイガラムシとコガネムシの幼虫が一番の問題です。カイガラムシは発生したての頃はオルトランが効きました。コガネムシの幼虫は株が弱ってきているから発生するのか奴らが来たから弱るのか解りません。これもオルトランが効くみたいですがダメな時もありその時は用土替えをして駆除するしかありません。椿に限らず沈丁花とかもずいぶんやられました。最近は椿にはコガネムシの幼虫は発生していません。(2018年追記)

毎年発生するカイガラムシにオルトランを散布したら駆除できました。発生初期だったのでよく効果が出たのかもしれません。(2012年追記)

2002年頃に小黒脂病にやられたのですがその時は病気とは気づかず生育が悪いのかと思っていました。なかなか改善しないので本を読んでいたら小黒脂病の被害葉の写真を見て確認しました。薬剤は使いたくないのですが、その時は本に載っているオキシボルドウなどの銅水和剤の薬剤を散布しました。それでも良くならずやられた葉をずいぶん切り取って新しい葉が出たら、それ以降は発病しなくなりました。姫リンゴに毎年、赤星病がでますがすぐに取り除けば大事には至らないので今は被害を受けた葉を早めに取り除くのが一番だと思っています。恐らく小黒脂病、サザンカのもち病なども同様だと思います。(2012年 追記)
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なんと言ってもチャドクガの幼虫。あとはカイガラムシの類です。新芽が出るときのアブラムシも大敵です。

チャドクガの幼虫は殺虫剤に弱いらしくキンチョールみたいのでもすぐ死にます。まだ刺されたことはないけれど背中などのトゲに毒があり猛烈に痒むらしいです。その抜け殻も要注意です。5月と7月に葉の裏に大量の毛虫がうごめいています。冬に葉裏をチェックして卵塊をとってしまうのが気持ち悪くなくて良いそうですが見つけたことはありません。いままでチャドクガが見つかったのは20年の栽培歴で2回です。

カイガラムシは手で取るのが一番。水遣りのときに洗い流す感じでやっています。気が付かないで増えると新らしい枝などの下の葉に排泄物でススが溜まっているように見えて発見することもあります。ススもとらないと葉の成長が妨げられます。私の受けた被害はカイガラムシが一番ひどかったです。オルトランにカイガラムシに効果があるものが発売されたようです。ホームセンターで見つけました。期待大ですね。

ツバキにはあまり発生しないような気がしますが、アブラムシにはオルトランが良く効きます。発生時期などに株元に顆粒状の薬剤をまいて水をかければ根から吸収され樹液を吸ったアブラムシがオダブツになるという優れものです。すぐに殺したいときは手でブチブチつぶして水で流します。何の植物でも一番厄介なのがコイツラで年によって発生量が違いますが特に新芽がやられると著しく成長が遅くなりますので要注意です。ユリを育てた時に一番大きな被害を受けました。

アブラムシの発生時期にちょっとグロテスクな黒い芋虫を見つけることが良くあります。これはてんとう虫の幼虫で益虫です。成虫よりも幼虫の方が沢山アブラムシを食べてくれます。残念なのはオルトランをまくと一緒に殺してしまうことです。大変申し訳ないです。(涙)

コガネムシかカナブンの幼虫と成虫。なんか樹勢がないとか葉が食害されていたらとりあえずオルトランを撒きます。とくに幼虫は土の中にいて数が増えるから被害が大きいです。


ツバキのリンク集

2010年02月01日 | ツバキ 椿

ツバキのリンク集

THE INTERNATIONAL CAMELLIA SOCIETY
http://camellia-ics.org/

久留米つつじ生産組合
http://homepage2.nifty.com/m-kunitake/

日本ツバキ協会伊予つばき支部
https://sites.google.com/site/iyotsubakishibu/link-2

椿の里
http://tubakinosato.com/index.shtml

ツバキ(椿)のホームページ 神田泰典さん 1700枚の写真
http://www.ykanda.jp/index.html

サザンカの園芸品種一覧 虹目さん 皆川椿花園の記述あり
http://homepage2.nifty.com/nijime/pages/sazanka-list.htm

ささい椿園 
http://www4.oninet.ne.jp/s-nousan/index.html

吉沢椿樹園
http://www.lococom.jp/tt/21130070882/

東和ナーセリー
http://www.towanursery.com/