アパートまであとちょっとというところにできたばかりのマンションがある。
その前に横たわる一台の車。
駐車場に入ろうとしたがスリップしたらしい。
(マジかよ、けど今日は手伝えないよ、ほんとに体がきついんだ。)と心で思って、通り過ぎようとしたが、
思いっきり止められた。
「手伝ってください!」
しかたない。
つーかなんでよりによって今日だよ。
しかもなんで男がいないで女ばかっかりで押してんだよ。
そんなことを思いながら車を押してたら、あまりにフラフラで転んでしまった。
もぉ~なんだよぉ。
何回やっても進まないから、
スリップ音に気付き、マンションから覗いてる人が…。
私達は遭難者かと思うくらいに思いきり手を振った。
今度は男の人がでてきた。
何やらスリップにききそうな道具を持ってきた。
それをするとすぐに車が動いた。
はぁ、やっと帰れる。
そのとき、車の運転手が、
「ありがとうございました、部屋は何号室ですか?」
と聞いてきた。
私マンションの人じゃないし…。と思ってたら、
もう一人の手伝いに来た女の人が、
「こういうときはお互い様ですから、気にしないでください」
とにこやかに言った。
私は今日はそんなにこやかにできる状態じゃなかったが、
早く帰りたかったから、
「よかったですね~」と言いながら帰ってきた。
しかし、アパート前雪だらけ。
誰も雪掻きしないんだもん。
けど、体痛いし、寒いし、今日は無視しよう、と部屋に入ると、
ヒーターがピーピー言ってる。
あ゛あ゛灯油がないんだったよ~。
仕方なく、雪掻きをして灯油を買いに。
さっきのマンション前を通ると、私もはまりそうになる。
手伝ってあげた御礼をくれとは言わないが、せめて、せめて、雪掻きをしておくれよ、マンション住民さん。
と、余裕がない私は思ったのでした。
明日は恐怖の新年会、乗り切れるだろうか。
とりあえず土曜日から冬休みでよかった。
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seigoy
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