今回の結婚式は知り合いがいないので、とりあえず、披露宴会場にギリギリの時間に行ったつもり。通された部屋で、女の子がいる場所を探す。
「この席はここですか？」
と席順を見ながら聞くと、「ここは、食前酒を飲みながら控えてるところですよ」
と言われる。
確かにね、なんて狭い会場かと思ったよ。
けどお陰様で、女の子達と打ち解けた。
披露宴会場はおしゃれでモダンな感じだった。
結ひもの儀式とかいって新郎新婦が赤い糸みたいなので小指を結んでいた。
あと、ハマグリのお吸い物にはメロンが入っていた。
初めて見るものとかが多くて、違う県に来たなぁとしみじみ思った。
落語家のようにうまいことを言い、笑いをとる司会者、
ゴルフボールのスピーチをした先生、
新婦のウェディングドレスを手作りしたという妹、
初めて見るイケメンの新郎、
「娘よ」を熱唱する新婦父、広い式場内でパスしまくるハンドボール部の顧問と元部員、
そして友達がみんなあったかくて優しくて、
あぁ、ほんとS香の人の良さそのものがこの周りの人を集めてるんだなと思った。
縁結びの神社で知られる氷川神社らしいので、しっかり御参りしてきた。
帰りのバスで、隣になった人に、「いやぁ～いい式でしたねぇ～」と話しかけられ、話をしていたら、なんか噛み合わない。
「ん？」と思ったらまったく別の式に出ている人でした。
あ、引き出物も違うね、あ、料理はこっちはこうだったよ、なんて話をしながらあっという間に駅へ。
駅は混んでいて、荷物は大きいし、疲れきっていて、「一本早い電車で帰ればよかったよぉ」と思いながら、
もうめんどくさいから30分くらいあるけどホームに向かおう！
と思い、目にした切符が、発車まであと5分。
ひゃ～と思って走る。
なんかおっちょこちょいだよね～と再確認した旅でした。
けど、行ってよかったな。と思える旅でした。
