俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

鯵の押し寿司

2017-02-28 | 魚食

小鯵をもらったらどうしようレパートリーに鯵の押しずしを加えたい。

いつも南蛮漬けやカレーフライではつまらない。

なにより、3歳と1歳の息子たちにはやはり骨が気になる。(食べているけど、たまに刺さる)

ジャーン、押し寿司用の枠を買ってしまった。ヒノキのいい香り。

初めて作ったにしてはなかなかの出来栄えじゃないですか。

近くで見てみると、ご飯がきっちり詰まっていないのと断面が若干崩れている。

 

反省点は、枠に十分水が吸われてなかったためにご飯がくっついてしまったこと。

それから、寿司を切った後包丁を引き抜いたために断面が崩れたこと。

さらに、子供にとっては酢で〆た鯵があまり受けなかったこと。

 

次は焼き鯖もしくはアナゴで挑戦だ!

 

しばらくハマりそうです。

 


ごはん

2017-02-27 | 魚食

あすあま「ご班」のメンバーでひさしぶりに集まって鍋を囲んだ。

テーマは海士町の食の未来はどうありたいか。

 

裏テーマは、フィンランドの鯖缶の試食と旬のわかめしゃぶしゃぶ、

そしてかーすっぽ(カワハギ)ベースの鍋!

 

いつものように話題は二転三転、めまぐるしくくだらない会話が続くなか、

なぜか翌朝には二日酔いとある考えが残っていた。

 

 

未利用資源という課題に対してある程度インパクトのある規模で事業を行いたいこと。

そのためには付加価値を付けた商品を飲食店の協力を得て消費者にとどけること。

それと同時に、自分たちの地域の中でもその商品を使ってもらい、価値を認められるようになる。

自信を持って地元の人がおすすめしたくなるもの。つまり愛されるもの。

もちろん、海士らしいもの。

そういう取組みが両輪でまわってはじめて事業として長く続くための

しなやかな強さを獲得できるのではないかということ。

 

そこに向けて、ひきつづき楽しみながらやっていこうと思ったのでした。

 

3月には徳島県神山町へ食の取組みを感じに行ってきます。

 

美味しいものが楽しめる海士町で有りたいです。

 

少し早めのワカメ、茎が柔らかくて最高でした。

 

 

 

 

 


ねこまんまは鰹節じゃないとだめか?

2017-02-22 | 魚食

先日、境港の土産物屋をうろうろしていたところ

ただひとつだけ気になった水産加工品があった。

それがこちら「ふわっふわけずり」という商品。

うるめいわしの煮干しを削ったもので、原材料はいわしの煮干し(国内産)とある。

裏表示をあまりちゃんと見てなくて、てっきり山陰地方で製造されているのかと思い

これは素敵な商品だなーと思って買ったけど、どうやらメーカーから仕入れて販売しているだけっぽい。

ネットでいろいろ調べてみると、静岡の会社が製造元。

 

自宅でアツアツご飯にかけて食べてみると「えっ!」と思うくらい美味しい。

懸念された鰯くささみたいなものは微塵も無く、ただ美味しい。

「ねこまんま」最強である。

わが家は奥出雲の井上醤油店さんの古式じょうゆを使っているのだが、

これはもう究極の組み合わせだ。

 

削り節には「鰹節」以外にも「鯖節」「鮪節」「宗田節」などがあり、食べたことないけど「鮭節」もあるらしい。

「ねこまんま」って地方によって使う削り節が違うのかなーと思って調べてみたところ、

そもそも「ねこまんま」は主に鰹節パターンと味噌汁ぶっかけパターンがあり、

鰹節パターンは関東に多いという記述を発見。

そうだったのか、ねこまんま。

 

卵かけごはんがすごい流行ってTKGなるものに進化したみたいに、

ねこまんまがいつか「NMM」に・・・ならないか。

 

子供に市販のふりかけは食べさせたくないのでかなりお世話になってます。

これも魚食アスリートを育てるための英才教育です。

おすすめです。

 

 

 


ヒラメ40

2017-02-21 | 魚食

「ヒラメ40」って知ってますか?

 

ヒラメを釣るときは、アタリが有ってから40秒数えて合わせるくらいがちょうどいいという

釣り人に伝わる格言です。

ヒラメはすごい瞬発力で獲物に飛びつき、鋭い歯でかみついて獲物を捕らえます。

相手の動きを奪っておいて、暫くしてから何回かに分けてかみつきながら

飲みこんでいくのが特徴です。

 

ヒラメはエビやイカの切り身など死んだ餌ではあまり釣れず、生餌が必要です。

 

以前ルアーで鯵を釣ったとき、ピックアップ寸前にすごい勢いで

ヒラメが襲いかかってきたことがありました。

冬になると漁港の湾奥部までヒラメが入って来ていて投網で獲れると漁師が言ってたことを

思い出してその鯵を泳がせておくと、あっという間にヒラメが襲いかかって釣れました。

 

その時の成功体験が忘れられず、それ以来鯵を釣っては泳がせて

ヒラメを狙っています。

 

寒い冬の夜、いまかいまかと竿先を眺めてニヤニヤしています。

靴にはカイロを入れ、ズボンを重ね履きし、銀行強盗のような帽子で顔を覆いつつ

鼻水を垂らしながらニヤニヤしてます。

 

でも、どういうわけか今年は1匹も釣れません。

先週も子供を寝かしつけようとして一緒に寝てしまい、2時に目覚めてそのまま

釣りに行きました。

5時までニヤニヤしてたのに釣れず、スズキさえも姿を見せないまま仕事もあるので帰ろうと

思って仕掛けを回収していた時、奇跡が起きました。

 

ヤリイカが抱きついてきました。

たった1パイだけど、手ぶらを免れる感動のラスト。

神は見ている、そう思いました。

 

でもやっぱりヒラメ釣りたいなー。

 


絵本が届いた!童話館ぶっくくらぶ

2017-02-19 | 息子

毎月子供宛てに絵本が届く、童話館ぶっくくらぶというサービスに登録した。

第一回目の本がこちら。

『くまのテディちゃん』と『ぐりとぐら』。

1歳の息子が『くまのテディちゃん』で3歳の息子が『ぐりとぐら』。

 

きっかけは郵便局においてあった冊子を何気なく手に取ったことだった。

かつて出版社に勤めていたこともあり、こういうサービスがあることは知っていたのだが、

この冊子に書かれている文章があまりに素晴らしく、心を揺さぶられたため

申し込むことにした。

 

その文章はwebサイトにも掲載されていて読むことができるが、

冊子で読んだときの方が感動した気がする。

気になった方はリンク先で読んでみてください。

http://www.douwakan.co.jp/ehon-no-aru-kosodate/#sections

 

ここには、なぜ絵本を届けるサービスをされているのかが実に明確な言葉でもって書かれている。

絵本が持つ魔法の力について、それはどんな本でもいいわけじゃないこと。

絵本の「絵」が美しいものへの感性を磨き、「言葉」が豊かな表現や考える力になり、

「物語」はその子の心の成長に合ったタイミングがあること。

そして、そういった絵本を読んであげることで子供の想像力が育まれて本を読めるようになること。

本を通じて「生きること」を伝えられること。

絵本を読んでもらうことは、自分へ直接向けられた愛の表現だと子供が知っていること。

 

そんな素敵な絵本が子供の名前宛てで毎月1冊届く。

(リストの中にすでに持っている本がある場合はそれを外してくれます)

 

子供が増え、年を重ねていくごとに向き合い方も時間の過ごし方もめまぐるしく変わっていく。

どんどん成長してしまう。

自然に近いところで人間らしいリズムで暮らしているつもりだけど、

平日はゆったりと一緒に遊べない。

子供の関心を強烈に引く動画やアプリなどがすぐ手元にあるけれど、

インスタント人間になっちゃう気がして嫌だと感じる。

 

そんな自分にピッタリでした。 

 

さっそく届いた本をすごく気に入ったようで、2回読んだだけでかなりの文章を

覚えて自分で復唱してます。

子供はすごいな。

 

 

こちらはもう一つの最近のお気に入り。

海士町の景色や暮らしの風景が載っているページを繰り返し見ています。

「ここ行ったことあるよねー」とか、「あのお祭りは天狗いるー?」とか。

 

子供がこの本のことを忘れるぐらい大きくなった時、ここに乗っている景色は変わっているのだろうか。

 

 


魚はまるごと1匹を味わい尽くすのがいい

2017-02-09 | 魚食

市場向けに出荷されていたヒラスズキがあまりに立派だったので、

直売所で仕入れて自分でさばき、半身は柵にして販売。

半身とアラとカマは買っちゃいました。

1尾4.5kg。

血抜きも丁寧にしてあって、見るからにいい状態だった。

1日目は刺身で食べ、子供たちはしゃぶしゃぶで食べた。

2日目、囲炉裏を囲んで飲み会が有ったのでカマは塩焼きに、身は皮付きで鍋用に。

3日目、腹骨をすいた実と浮袋を煮付けに。

4日目、アラを煮付けに。

5日目、残った煮汁で煮こごりに。

 

その前は6.5kgのブリを1本買った。

刺身、しゃぶしゃぶ、ブリ大根、鍋、味噌漬け、塩ぶり、塩ぶりチャーハン、アラ煮などして

しゃぶりつくした。

 

身の大きな魚ほど鮮度落ちが遅く、持ちがいい。

また、最初のうちに刺身など鮮度の求められる食べ方をして

加熱用なら下処理をしておけばかなりの日数冷蔵庫で保存できる。

さっと熱湯にくぐらせてから血や鱗を水の中で洗いおとし、

水分を拭き取ってラップやタッパなどで保存すれば臭みも出ない。

 

 

なにより捌くのが1回でずーっと食べられるのが嬉しい。

 

大きな魚釣りたい。