難儀した“確定申告”がようやく昨日をもって終了しました。
さて、2月の月例会報告がヤブさんからありましたが、それからもう
二週間以上になりますねえ。💦
<ヤブさん投稿の一部>
『反省会は、いつもの和田河原の富士の滝です。一日ゴルフを楽し
み、夜は仲間との反省会で純米吟醸の旨い酒を少し飲む、充実した
一日でした。』
→ この「一日ゴルフを楽しみ」の文言から、「我らあと何年ゴルフが
楽しめるかなあ?」に話題が移り、仕舞には“平均寿命”にまで話が
及びました。
するとここで、三代さんが健保の理事を務めていた経験から、
「平均寿命より、健康であることが大事だべえ。所謂健康寿命って
やつですかね。」との意見が。
三代さんが早速スマホでそのことを調べ始めたところ、「平均寿命は男性で
80歳を超えているが、健康寿命はみんな既に達してるぞ」らしい。
皆さん「健康寿命の定義は何だ? 武野ブログに載っけておいてくれ!」
てなわけで、重い課題を仰せつかりました。
定義だけ調べるのは簡単ですが、「じゃあ、どうすればいいのか?」に恐らく
話しが及びます。
この辺、ちょっと時間を掛けて調べるに至りました。
この間までの在職中、サプリメントを少しかじっていたことがあり、
それも踏まえてブログに載せて行こうと思います。(何編かに分けて)
★平均寿命と健康寿命について
【平均寿命について】
令和4年簡易生命表によると
●男の平均寿命は 81.05年
●女の平均寿命は 87.09年
との報告があります。
【平均寿命の定義】
平均寿命とは、厚生労働省が毎年作成・公表する「簡易生命表」に基づく、
0歳児の予想平均余命のことです。
具体的には、調査対象(1~12月の1年間)の死亡状況が今後も変化しないと
仮定したときに、0歳の子供が平均であと何年生きられるかを表しています。
※したがって、「平均寿命=亡くなった人の平均年齢」ではないですね。
→ 亡くなった人の平均年齢で計算すると、戦時中はとんでもない数字に
なりますねえ。
【平均寿命の推移】
平均寿命は、その年代における栄養環境や、医療の発達具合によって影響を
受けるものです。
そこで、年次ごとの平均寿命を調べてみると、以下のようになります。
終戦直後から見ると、約30年平均寿命が延びています。
栄養の確保、医療の進歩によるものでしょうね。
確かに、我らが入社した頃に50歳オーバーの人を見たとき、失礼ながら
かなり年寄りっぽく見えたものです。
西暦年次 | 男 | 女 |
1947 | 50.06 | 53.96 |
1950~1952 | 59.57 | 62.97 |
1955 | 63.60 | 67.75 |
1960 | 65.32 | 70.19 |
1965 | 67.74 | 72.92 |
1970 | 69.31 | 74.66 |
1975 | 71.73 | 76.89 |
1980 | 73.35 | 78.76 |
1985 | 74.78 | 80.48 |
1990 | 75.92 | 81.90 |
1995 | 76.38 | 82.85 |
2000 | 77.72 | 84.60 |
2005 | 78.56 | 85.52 |
2010 | 79.55 | 86.30 |
2015 | 80.75 | 86.99 |
2020 | 81.56 | 87.71 |
2021 | 81.47 | 87.57 |
【平均寿命の男女差】
ご覧の通り、平均寿命に関しては女性の方が男性に比べて長いですね。
「同じ人間なのに・・・」とお思いになる方もいらっしゃると思いますが、
この差に及ぼす影響について調べてみました。
<女性の方が寿命が長い三つの理由>
女性の方が長生きである。
この傾向は全世界で言えることで、先進国発展途上国を問わず女性の方が
長生きのようです。
これは掛かりやすい病気の差のようです。
●男性の方が多い病気の例
痛風、胃がん、心筋梗塞、狭心症、肺炎、アルコール性肝炎、尿路結石など
●女性の方が多い病気の例
骨粗鬆症、アルツハイマー病、関節症、高脂血症、カンジダ症、膀胱炎、
甲状腺炎など
女性の方がかかりやすい病気には「骨粗しょう症」のほか、
「アルツハイマー病」「関節症」などがあり、高齢になってからかかること
から健康寿命(日常生活に支障がなく自立して過ごせる期間。2016年で
74.79歳)が長くなる傾向があります。
このように男性より女性の方が健康寿命が長い病気にかかりやすいことも
女性の平均寿命が長い一因だと考えられます。
さて、本題の女性の方が長生きである三つの理由を、男性も真似したら
多少は寿命が長くなるのでは、と思いながら読み進んで行きましょう。
①ホルモンの働き
女性ホルモンの「エストロゲン」には血圧を下げたり、悪玉コレステロール
の血中濃度を下げたりする働きがあり、閉経前の女性に心疾患が少ないのは
そのためと考えられています。
また、男女ともに脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」という
ホルモンには、動脈硬化を抑える作用があり、長寿の女性ではこの数値が
高いことがわかっています。
体脂肪が増えすぎても減り過ぎても「アディポネクチン」の分泌が低下する
体脂肪が増えすぎても減り過ぎても「アディポネクチン」の分泌が低下する
ため、太り過ぎ、痩せ過ぎを解消することで、男性でも「アディポネクチ
ン」を増やすことができます。
➁ 基礎代謝が少ない
基礎代謝とは、生きていくために必要な最低限のエネルギーのこと。
女性の方が男性より基礎代謝が低く、女性の方が男性より少ない
エネルギーで生きていけるため、環境の変化に適応しやすいことも
長寿につながっているのではと言われています。(環境適応性)
また、基礎代謝量が少ないと、それだけ老化を促す活性酸素ができ
また、基礎代謝量が少ないと、それだけ老化を促す活性酸素ができ
にくくなることも長寿の点ではメリットです。
男性は活性酸素の発生を促進する激しい運動や喫煙、紫外線を
なるべく避けるようにすると良いでしょう。
③健康状態を気にする
男性より女性の方が医療機関を受診する頻度が高いという統計があります。
また、女性の方が食事で栄養バランスに注意したり、アルコールの摂取が
少なかったり、自分の生活習慣を見つめ健康に気を遣う傾向があります。
その傾向が、女性の寿命を延ばしている可能性があると考えられています。
女性の場合は鏡を見る回数も多く、月経のリズムもあることから、
女性の場合は鏡を見る回数も多く、月経のリズムもあることから、
男性よりも自分の健康状態を気にする習慣が身についていると言えそう
です。
男性も普段から健康状態に注意して、異常を感じたら早めに受診するよう
にしましょう。
※女性を敬うことが必要ですね。
元々身体の構造が違うのですから。