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日暮しトンボは日々MUSOUする

人間になったベラの悲しみ


「妖怪人間ベムのもうひとつの物語」
 
放浪の果てに、ついに人間になりたいという願いが叶ったベラとベロ。 だがベムは人間にはならなかった。 この世には人間では手に負えない事件や闇に潜む怪物どもがまだたくさんいる。 それを退治できるのは妖怪人間だけだ。 そう言ってベムは、再び悪者退治の旅をするためにベラとベロの前から姿を消した。 

ベラは路地にある小さなレストランのウエイトレスとして働いている。 念願だった人間社会の生活は思ったよりもルールが厳しく、妖怪人間だっ頃と比べて体は疲れやすくひ弱で、すぐに病気になる。 あたたかいベッドやキレイな部屋を手にいれたけど、それと引き換えに自由で気ままな旅の暮らしを失った。 

「あの頃は下水道や墓地などに寝泊りしたり、お腹が空いてひもじい思いもしたけれど、あたし ら3人はそれなりに楽しかったよね」 

最近、部屋に独りでいると窓から外を見つめ、懐かしいあの頃の思い出を巡らせるベラだった。 

今まで一緒にいて当たり前だと思っていた存在が、いなくなって初めて気が付く。 そして寂しさという人間の感情が生まれた。

心にポッカリと穴が空いたベラは、すっかり気弱になり、毎日ベムのことを想って涙を流す。
ベムへの想いは日に日に大きく膨れ上がり、心が張り裂けんばかりに感情がかき乱される。 この気持ちは何なのだろう。




「気がつけば一日中ベムのことを考えてる。
 
 アンタのことを想うと呼吸ができないほどに胸が苦しくなるよ。 
 まるで魂の抜け殻さ…

 一体あたしはどうしちゃったんだろう…

 こんなこと初めてだよ」



相手のことを想えば想うほど苦しくなる。
それが 愛という感情だよ。

ベラ、人間になって愛を知ったんだね。 


 
そしてベラはこう呟いた。

「愛がこんなに苦しいものなら、人間になんてならなきゃ良かったよ」









一方ベロはというと、人間の女に性別を変えて、「超力彩芽」と名乗り、JOJO TOWNの若社長を誑かして富裕層の優雅な暮らしを手に入れたらしい。

自分で描いておいて何だが、この顔なんかムカつくな 😾






今回の絵は最近描いたものです。 2週間くらい前にマウスで描いていたら、マウスの底が割れてオシャカになりました。 ペンタブが壊れてマウスを酷使していたら今度はマウスが死んだよ。 やっぱ新しいの買うしかないかな〜って思っていたら、前に友人から貰ったワイヤレスマウスがあったのを思い出した。 このマウスは反応が敏感すぎてイマイチ手に馴染まなかったので押し入れにしまいっぱなしだった。
久々に引っ張り出して試し描きしたのがこのイラストです。 う〜〜ん。。。やっぱり反応が時々途絶えるなぁ。  でもまぁ、なんとか使えそうです。
なんか色々と失敗してます 😅 
背景描くの無理そうだから、写真画像処理で誤魔化す。💦

 





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